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1 心臓の音だけが
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誰もいない放課後の教室で、ある人をずっと待つ。あと少ししたら来るはず…。
「山本さん?帰らないんですか?」
ほら来た。担任の桜木要(さくらぎ かなめ)先生。。今日こそ、言ってやる…。
「山本さん?」
先生が私の顔を覗き込む。
「先生、私……。」
手に力がはいる。
「私…先生のことが好き…。」
「………。」
長い沈黙の中、私の心臓の音が大きく聞こえる。
先生の顔が、きょとんとした表情から少し悲しそうな表情に変わった。
「ありがとうございます。先生も好きですよ。」
「え…。」
「でも、先生はこの学校の生徒、全員が好きなんです。」
そして先生は優しい笑顔で
「先生、欲張りでしょう。」
と言った。
私の視界がぼやけてくる。右目から一粒の涙がこぼれた。先生はそれを左手で優しく拭き取り、優しく抱きしめてくれた。
「先生……。」
「どうしたんですか?」
「先生に私のこと恋愛関係で好きって思ってもらいますから…。」
震えながら言った言葉に自分でも驚いた。
「はい。期待しておきますね。」
先生にも私にも自然と笑いが込み上げてきた。
「さぁ、早く家に帰らないと暗くなってしまいますよ。」
「わかった。じゃあね先生!」
「さようなら」
よしっ!絶対惚れさせてやるんだから!!!
そして、あんなことやこんなこと………あれ…今の私、相当変態なんじゃ…。
まぁ、先生は受けっぽいから私が攻めていかなくちゃねっ!
明日から頑張ろう!!
「山本さん?帰らないんですか?」
ほら来た。担任の桜木要(さくらぎ かなめ)先生。。今日こそ、言ってやる…。
「山本さん?」
先生が私の顔を覗き込む。
「先生、私……。」
手に力がはいる。
「私…先生のことが好き…。」
「………。」
長い沈黙の中、私の心臓の音が大きく聞こえる。
先生の顔が、きょとんとした表情から少し悲しそうな表情に変わった。
「ありがとうございます。先生も好きですよ。」
「え…。」
「でも、先生はこの学校の生徒、全員が好きなんです。」
そして先生は優しい笑顔で
「先生、欲張りでしょう。」
と言った。
私の視界がぼやけてくる。右目から一粒の涙がこぼれた。先生はそれを左手で優しく拭き取り、優しく抱きしめてくれた。
「先生……。」
「どうしたんですか?」
「先生に私のこと恋愛関係で好きって思ってもらいますから…。」
震えながら言った言葉に自分でも驚いた。
「はい。期待しておきますね。」
先生にも私にも自然と笑いが込み上げてきた。
「さぁ、早く家に帰らないと暗くなってしまいますよ。」
「わかった。じゃあね先生!」
「さようなら」
よしっ!絶対惚れさせてやるんだから!!!
そして、あんなことやこんなこと………あれ…今の私、相当変態なんじゃ…。
まぁ、先生は受けっぽいから私が攻めていかなくちゃねっ!
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