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第二十三話
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リオル率いる生徒会が席に着くと、先ほどまで煮え切らない教師達の態度に苛立っていた様子のリリィは水を得た魚のように活き活きしだした。
「殿下、本当なんですっ・・・・・・私、サミール先輩に呼び出されて、図書室に行ったらいきなり押し倒されてぇ」
ヒロインの、聖歌姫候補の自分を、王子達は助けてくれるに違いない。
そんなリリィの期待を裏切るように、リオルは神妙な顔つきで考え込む。
「・・・・・・で、殿下っ? 信じてくださらないんですか?」
若干の焦りを感じつつ、あからさまに悲しげなしょんぼりした声音で被害者ぶってみせるリリィ。
しかし、リオルの表情筋はピクリともせず、真剣な表情を保ったままで。
「・・・・・・彼が襲われた時には、倉庫が荒れていて、手首に拘束された痕が残っていた。制服のボタンも取れ、壊された髪飾りも発見された。未遂の事件だったが、確実な証拠が残っていたんだ」
ーーしかし、今回にはそういった証拠が一切ない。
サミールがリリィを襲ったことを確実に証明する事は出来ない。
サミールの性格から、か弱い女性を襲うような人間だとは考えられない、この事件には疑問を感じる。
そう語るリオルに、リリィは思い通りに事が進まない苛立ちのためにかあっと顔を赤らめた。
「証拠証拠って・・・・・・先輩が私を襲ってないっていう証拠もないじゃないですか!!」
ヒステリックに声を上げるリリィ。だんだんとその本性が明るみになってきた、その時だった。
「ーー証拠なら、ある」
リオルが入ってきてからずっと黙り込んでいたギルバートが、そう言い放ったのは。
「えっ・・・・・・?」
当事者であるサミールですら、証拠になるようなものなんて何もないと思っていたのでつい困惑してしまう。
ギルバートは己の制服のポケットに手を入れると、ややためらいがちに・・・・・・”あるもの”を取り出した。
ーーそれは、手のひらに収まるくらいの小さな魔法石。
「ギルバート公子、それは・・・・・・?」
「・・・・・・これは、周囲の人間の音や動きを察知すると、それを記録して俺に共有してくれる術式を組んだ魔法石です」
(ーーッ!!)
・・・・・・サミールは、それまですっかり忘れていた。
あの古代魔術資料室にギルバートがしかけた、その魔法石のことを。
二人でイチャイチャしてる時に人が来たら、すぐに止められるようにとわざわざ彼が用意した魔法石がまさかこんな場面で出てくると思わなかったサミールは、思わず頬を赤らめてしまう。
ギルバートが魔法石を握りしめ、呪文を唱えると、石が青く発光しだしーー空気中に、サミールの姿が3Dホログラムのように映し出された。
教師達がそのギルバートの魔法技術の高さに感嘆する一方で、リリィがさぁっ・・・・・・と青ざめていく。
静かに本を読むサミールの幻影。そこに、リリィがやってきて。
『ねぇ、サミール先輩・・・・・・』
ーーそれからの会議室内には、センシティブな映像がテレビに流れてしまった時のお茶の間のごとく、地獄のような空気が漂った。
自ら着衣を乱してサミールに迫るリリィ。
『やめなさい、リリィ嬢!! 何をしているんです!!』
『先輩・・・・・・私、先輩とイイコト、したいな』
頭を抱える教師達、白い目で幻影とリリィを交互に見やる生徒会メンバー、顔を赤くしたり青くしたりと忙しそうなリリィ。
『誰か助けて!! 襲われてるの!!』
リリィの幻影が叫んだところで、ギルバートは魔法を止める。
「ーーこれが証拠です」
終わりを告げるその短い科白が、どれほどその場の者達を脱力させたことか。
学園の女子生徒が男子を誘惑するシーンを見てしまった教師陣の表情に、疲労がありありと浮かんで見える。
唇を噛みしめ、怒り、焦燥、絶望、あらゆる感情がごちゃ混ぜになったひどい顔をしていたリリィは、魔法石を奪い取ろうとギルバートに掴みかかった。
「嘘だ・・・・・・嘘だ嘘だッ!! こんなの偽造したに違いない!!」
狂ったように涙を流しながら、叫び声を上げるリリィ。
「・・・・・・リオル、頼む」
その手を強く振り払うと、ギルバートはリオルの名を呼んで。
ーー手に持っていた魔法石を、リオルに投げ渡した。リオルはスマートにそれをキャッチすると、かすかに頷いてみせる。
「・・・・・・俺が使った魔法石は、王家が出している高級品だ。どこでも売っているような安い魔法石なら記録の改ざんもできるだろうが、王家の魔法石はそういう不正が出来ないようになっている。確実な証拠になるはずだ」
「そんな、嘘・・・・・・待ってよ・・・・・・」
「確認してくれ、リオル。王族なら、それがちゃんと王家が出している魔法石なのかどうか、確認できるはずだ」
そこで完全に、サミールはリオルがこの場に来た理由を察した。
ギルバートは証拠の記録された魔法石が正規品であることを皆の前で証明して貰うために、リオルにここに来るよう頼んだのだろう。
「やめて、やめてよっ・・・・・・!!」
床に崩れ落ち、泣きながら髪を掻きむしるリリィ。
リオルは、魔法石をじっくりと鑑定した後、確かに頷いた。
「ーー間違いなくこれは、王家で出している魔法石だ。サミール公子の無実が証明された。リリィ嬢・・・・・・君には失望したよ」
「殿下、本当なんですっ・・・・・・私、サミール先輩に呼び出されて、図書室に行ったらいきなり押し倒されてぇ」
ヒロインの、聖歌姫候補の自分を、王子達は助けてくれるに違いない。
そんなリリィの期待を裏切るように、リオルは神妙な顔つきで考え込む。
「・・・・・・で、殿下っ? 信じてくださらないんですか?」
若干の焦りを感じつつ、あからさまに悲しげなしょんぼりした声音で被害者ぶってみせるリリィ。
しかし、リオルの表情筋はピクリともせず、真剣な表情を保ったままで。
「・・・・・・彼が襲われた時には、倉庫が荒れていて、手首に拘束された痕が残っていた。制服のボタンも取れ、壊された髪飾りも発見された。未遂の事件だったが、確実な証拠が残っていたんだ」
ーーしかし、今回にはそういった証拠が一切ない。
サミールがリリィを襲ったことを確実に証明する事は出来ない。
サミールの性格から、か弱い女性を襲うような人間だとは考えられない、この事件には疑問を感じる。
そう語るリオルに、リリィは思い通りに事が進まない苛立ちのためにかあっと顔を赤らめた。
「証拠証拠って・・・・・・先輩が私を襲ってないっていう証拠もないじゃないですか!!」
ヒステリックに声を上げるリリィ。だんだんとその本性が明るみになってきた、その時だった。
「ーー証拠なら、ある」
リオルが入ってきてからずっと黙り込んでいたギルバートが、そう言い放ったのは。
「えっ・・・・・・?」
当事者であるサミールですら、証拠になるようなものなんて何もないと思っていたのでつい困惑してしまう。
ギルバートは己の制服のポケットに手を入れると、ややためらいがちに・・・・・・”あるもの”を取り出した。
ーーそれは、手のひらに収まるくらいの小さな魔法石。
「ギルバート公子、それは・・・・・・?」
「・・・・・・これは、周囲の人間の音や動きを察知すると、それを記録して俺に共有してくれる術式を組んだ魔法石です」
(ーーッ!!)
・・・・・・サミールは、それまですっかり忘れていた。
あの古代魔術資料室にギルバートがしかけた、その魔法石のことを。
二人でイチャイチャしてる時に人が来たら、すぐに止められるようにとわざわざ彼が用意した魔法石がまさかこんな場面で出てくると思わなかったサミールは、思わず頬を赤らめてしまう。
ギルバートが魔法石を握りしめ、呪文を唱えると、石が青く発光しだしーー空気中に、サミールの姿が3Dホログラムのように映し出された。
教師達がそのギルバートの魔法技術の高さに感嘆する一方で、リリィがさぁっ・・・・・・と青ざめていく。
静かに本を読むサミールの幻影。そこに、リリィがやってきて。
『ねぇ、サミール先輩・・・・・・』
ーーそれからの会議室内には、センシティブな映像がテレビに流れてしまった時のお茶の間のごとく、地獄のような空気が漂った。
自ら着衣を乱してサミールに迫るリリィ。
『やめなさい、リリィ嬢!! 何をしているんです!!』
『先輩・・・・・・私、先輩とイイコト、したいな』
頭を抱える教師達、白い目で幻影とリリィを交互に見やる生徒会メンバー、顔を赤くしたり青くしたりと忙しそうなリリィ。
『誰か助けて!! 襲われてるの!!』
リリィの幻影が叫んだところで、ギルバートは魔法を止める。
「ーーこれが証拠です」
終わりを告げるその短い科白が、どれほどその場の者達を脱力させたことか。
学園の女子生徒が男子を誘惑するシーンを見てしまった教師陣の表情に、疲労がありありと浮かんで見える。
唇を噛みしめ、怒り、焦燥、絶望、あらゆる感情がごちゃ混ぜになったひどい顔をしていたリリィは、魔法石を奪い取ろうとギルバートに掴みかかった。
「嘘だ・・・・・・嘘だ嘘だッ!! こんなの偽造したに違いない!!」
狂ったように涙を流しながら、叫び声を上げるリリィ。
「・・・・・・リオル、頼む」
その手を強く振り払うと、ギルバートはリオルの名を呼んで。
ーー手に持っていた魔法石を、リオルに投げ渡した。リオルはスマートにそれをキャッチすると、かすかに頷いてみせる。
「・・・・・・俺が使った魔法石は、王家が出している高級品だ。どこでも売っているような安い魔法石なら記録の改ざんもできるだろうが、王家の魔法石はそういう不正が出来ないようになっている。確実な証拠になるはずだ」
「そんな、嘘・・・・・・待ってよ・・・・・・」
「確認してくれ、リオル。王族なら、それがちゃんと王家が出している魔法石なのかどうか、確認できるはずだ」
そこで完全に、サミールはリオルがこの場に来た理由を察した。
ギルバートは証拠の記録された魔法石が正規品であることを皆の前で証明して貰うために、リオルにここに来るよう頼んだのだろう。
「やめて、やめてよっ・・・・・・!!」
床に崩れ落ち、泣きながら髪を掻きむしるリリィ。
リオルは、魔法石をじっくりと鑑定した後、確かに頷いた。
「ーー間違いなくこれは、王家で出している魔法石だ。サミール公子の無実が証明された。リリィ嬢・・・・・・君には失望したよ」
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