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第三章(下)
四天王戦を開始しよう!
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前回のあらすじ、アンに出会って、スズが倒れて、リリーがナイフを投げて、カズ王子が仮面をかぶって...
「大丈夫かあ、リリー?」
「こっちは良いです、アンの対処をお願いします。メイもタイランのサポートを」
タイランは振り返らず、アンの方向をじっと見ている。メイが後ろにつくと、二人はゆっくりと前進していった。
「カズ、あなたがアンに麻薬を作らせ、街の人間を使ってそれを流させた。そうですね?」
「うん、そうだよリリー。僕が彼女にこの話を持ちかけた。引き換えに、彼女はこの推理ゲームと、最終決戦を君たちに提供できる。よほど僕が上手すぎたのか、君たちは僕が共犯者であることを当てられなかったね」
カ、カズ王子がアンと組んでいた?なぜ?それにどうしてリリーは見破れなかったんだ?
「そうだね勇者君、君の感情はもっともなものだ。不可解な行動、自分の理解を超える現象を目の当たりした時、人は真っ先に理由や方法を問うものだ」
その言葉にリリーはくちびるを噛みしめる。
「とんでもない男です、やつは純粋な善意を持って行動している。自分は絶対に正しいと、これはお前らにとって必要な事だと、そう思っているんです。だから、緊張も、後ろめたさも、悪意も感じられない。上手い事に、私の前では一度も嘘をつきませんでしたね」
カズ王子は首を傾け、仮面の奥で笑っているような印象を俺たちに与える。
「その通りだよリリー。だがね勇者君、今気にするべきはそんなことではないよ。なにせ、ここにいる動ける能力者は二人で、君たちの敵も二人なんだから!」
片腕を思い切り広げながら、高らかに言いい放ったかと思えば、黒いローブを纏い、スズを抱えたまますぐさま森の茂みの中に入っていく。
リリーが数本ナイフを投げるも、身体を傾けたり、枝を盾にして避けてしまう。
「メイ、私はスズを連れてきます!アンを頼みましたよ!」
言うが早いか、リリーはカズ王子を追いかけて森の中に入っていく。
… お、俺はどうしたら良い?
**********
タイランとメイは、もう光が当たる場所までたどり着いたようだった。タイランは武器は抜いているものの、二人はいつものように、落ち着きはらった様子で歩いていた。
二人がアンまでもう数メートルといったところ、アンは先ほど口から出し、手に持った試験管のコルクを抜き、中身の白い粉を全て手に出す。
「それも麻薬か?アン。そんなものに手を染めるだなんて、悪い子だぜ」
「違うよタイランお姉ちゃん。これはね... 」
アンは粉を持った手を頭上に勢いよく掲げ、その粉を空中にばらまく。風はあまり吹いていないはずなのにその粉はどんどんと周りに広がっていって... 自由落下を始める。
まるで粉雪のように降るそれは、一粒一粒が太陽の光を反射していて、少し綺麗だとも思ってしまう。
「メイ、へっぽこ!口を塞げ!呼吸もするな!」
な、なんだ!?
タイランはいきなり手を頭上に掲げる。すると、タイランの髪が... いや、周りの空気が乱暴にタイランの方に引き寄せられる。それは光を反射している粉も同じで、どんどんとタイランの手の方に引き寄せられていた。
辺りの葉っぱなども引き寄せられているようで... その葉っぱがタイランの手に触れると、触れた先からまるで燃えカスが崩れるように姿を消す。
アンが投げた粉を... 空気ごと消している?
ものの数秒でその粉は消え去り、空気の乱れもやむ。それと同時にメイが勢いよく剣を抜き、自身やタイランの足元めがけて振り回す。
見ると、タイランとメイの足元にツタが絡みついていたようで、それを切ったようだった。
「タイランお姉ちゃんすごい!今の粉はね... あんまり吸い過ぎると死んじゃうから、タイランお姉ちゃんの行動は正しいよ!メイお姉ちゃんも、ツタが本命だってよく分かったね!」
「ありがとうございます」
「随分と大胆な挨拶じゃないか。スズは今ここにいないんだから、こんな事をしてたら俺たちが死んじまうよ」
「死んじゃ... う?」
するとアンは杖を持って立ち上がり、先ほどまでよりも大きな笑顔を浮かべ、杖を一振りする。
「ふふふ、それも良いかもしれないね!皆の未練が強ければ皆死霊になれるし、そうしたら皆でもっと遊べるよ!」
や、やべえ結論を出しやがった... 俺は殺されても最悪なんとかなるんだが... 一度死んだことで死に対するハードルが低くなっているのか?
「殺し合いは勘弁だぜ、アン。無力化して連れて帰ってやる」
「じゃあゲーム再開だね、お姉ちゃん達!」
**********
ちんちくりんな少女は森の中、ローブの男を追いかけていた。
相手は杖持ちの少女を抱えている上、視界も悪いはずなのに、器用に枝やしげみの隙間を通って進んでいく。
「チッ... こんな中ナイフを投げても、かわされるのがオチですか」
小声で悪態をつきながらも後をつける。
そんな中、急にローブの男は立ち止まり...
「リリー、君と僕はとても似ている。人の内面を読み取ることに長けているし、周囲よりは強い。それになにより、スズのことが大好きだ」
ローブの男が振り向き、口を開いた瞬間、ちんちくりんな少女は立ち止まる。
「だから君は、僕のやっていることに協力しなくっちゃあならない。僕がこの国の王になることを、応援するんだ」
「なにを突拍子もないことを言っているんですか。それとこれとは関係ないですし、あなたは権力に固執するような人間ではないでしょう」
ローブの男は杖持ちの少女をそっと地面に寝かせ、両腕を開く。
「権力はどうでもいい、それはそうだ。だがあの父上は、スズを王女にしようとしている。これがどういう事か分かるかい」
ちんちくりんな少女は黙ったまま動かない。
「スズが王の地位についたならば、王である責を負わねばならない。ならばこの僕が、王という責を負い、スズに物語を追う自由を与えてやりたい。それが、兄である私の願いなのだよ」
「で、それとこれとどういう関係が?」
「この麻薬を王都にも流し、もっと大きな問題に発展させる。それを僕が表立って解決させ、見せてやるんだ!この僕の方が、王に相応しいと!」
ちんちくりんな少女はため息をつき、頭痛でも起こしたように頭に手を当て、顔を伏せる。
「それで、アンとの共謀に至ったわけですか... 馬鹿ですね、スズが目を覚ませばあなたはボコボコにされますよ」
「だからこんなに長い話を君にしているんだよ。君が、タイランを説得するんだ。君とタイランの意見が合えばメイも口を出してこないだろうし、勇者君はあのざまだ。アンにやられたふりをし、アンの魂は発散したとスズに伝え、四人目の四天王と魔王を倒しに行け。その間に僕はやるべきことを全てやり... その後で、今度はスズ抜きで君たちがアンを倒すんだ」
ちんちくりんな少女は顔を上げる。
「... あなたの言っていること... は、正しいです。スズが遠くへ行ってしまうのは悲しいですから」
「そうかい、じゃあ今すぐ一緒に戻って... 」
そのまま真剣な面持ちでナイフを抜き、ローブの男のすぐ横の木にそれを投げる。
「ですが、スズが今求めているのは、本物の魔王討伐物語です。私がそれを、偽りのものに捻じ曲げることは出来ません」
「... 初めから交渉する余地なんて無かったようだね」
「大丈夫かあ、リリー?」
「こっちは良いです、アンの対処をお願いします。メイもタイランのサポートを」
タイランは振り返らず、アンの方向をじっと見ている。メイが後ろにつくと、二人はゆっくりと前進していった。
「カズ、あなたがアンに麻薬を作らせ、街の人間を使ってそれを流させた。そうですね?」
「うん、そうだよリリー。僕が彼女にこの話を持ちかけた。引き換えに、彼女はこの推理ゲームと、最終決戦を君たちに提供できる。よほど僕が上手すぎたのか、君たちは僕が共犯者であることを当てられなかったね」
カ、カズ王子がアンと組んでいた?なぜ?それにどうしてリリーは見破れなかったんだ?
「そうだね勇者君、君の感情はもっともなものだ。不可解な行動、自分の理解を超える現象を目の当たりした時、人は真っ先に理由や方法を問うものだ」
その言葉にリリーはくちびるを噛みしめる。
「とんでもない男です、やつは純粋な善意を持って行動している。自分は絶対に正しいと、これはお前らにとって必要な事だと、そう思っているんです。だから、緊張も、後ろめたさも、悪意も感じられない。上手い事に、私の前では一度も嘘をつきませんでしたね」
カズ王子は首を傾け、仮面の奥で笑っているような印象を俺たちに与える。
「その通りだよリリー。だがね勇者君、今気にするべきはそんなことではないよ。なにせ、ここにいる動ける能力者は二人で、君たちの敵も二人なんだから!」
片腕を思い切り広げながら、高らかに言いい放ったかと思えば、黒いローブを纏い、スズを抱えたまますぐさま森の茂みの中に入っていく。
リリーが数本ナイフを投げるも、身体を傾けたり、枝を盾にして避けてしまう。
「メイ、私はスズを連れてきます!アンを頼みましたよ!」
言うが早いか、リリーはカズ王子を追いかけて森の中に入っていく。
… お、俺はどうしたら良い?
**********
タイランとメイは、もう光が当たる場所までたどり着いたようだった。タイランは武器は抜いているものの、二人はいつものように、落ち着きはらった様子で歩いていた。
二人がアンまでもう数メートルといったところ、アンは先ほど口から出し、手に持った試験管のコルクを抜き、中身の白い粉を全て手に出す。
「それも麻薬か?アン。そんなものに手を染めるだなんて、悪い子だぜ」
「違うよタイランお姉ちゃん。これはね... 」
アンは粉を持った手を頭上に勢いよく掲げ、その粉を空中にばらまく。風はあまり吹いていないはずなのにその粉はどんどんと周りに広がっていって... 自由落下を始める。
まるで粉雪のように降るそれは、一粒一粒が太陽の光を反射していて、少し綺麗だとも思ってしまう。
「メイ、へっぽこ!口を塞げ!呼吸もするな!」
な、なんだ!?
タイランはいきなり手を頭上に掲げる。すると、タイランの髪が... いや、周りの空気が乱暴にタイランの方に引き寄せられる。それは光を反射している粉も同じで、どんどんとタイランの手の方に引き寄せられていた。
辺りの葉っぱなども引き寄せられているようで... その葉っぱがタイランの手に触れると、触れた先からまるで燃えカスが崩れるように姿を消す。
アンが投げた粉を... 空気ごと消している?
ものの数秒でその粉は消え去り、空気の乱れもやむ。それと同時にメイが勢いよく剣を抜き、自身やタイランの足元めがけて振り回す。
見ると、タイランとメイの足元にツタが絡みついていたようで、それを切ったようだった。
「タイランお姉ちゃんすごい!今の粉はね... あんまり吸い過ぎると死んじゃうから、タイランお姉ちゃんの行動は正しいよ!メイお姉ちゃんも、ツタが本命だってよく分かったね!」
「ありがとうございます」
「随分と大胆な挨拶じゃないか。スズは今ここにいないんだから、こんな事をしてたら俺たちが死んじまうよ」
「死んじゃ... う?」
するとアンは杖を持って立ち上がり、先ほどまでよりも大きな笑顔を浮かべ、杖を一振りする。
「ふふふ、それも良いかもしれないね!皆の未練が強ければ皆死霊になれるし、そうしたら皆でもっと遊べるよ!」
や、やべえ結論を出しやがった... 俺は殺されても最悪なんとかなるんだが... 一度死んだことで死に対するハードルが低くなっているのか?
「殺し合いは勘弁だぜ、アン。無力化して連れて帰ってやる」
「じゃあゲーム再開だね、お姉ちゃん達!」
**********
ちんちくりんな少女は森の中、ローブの男を追いかけていた。
相手は杖持ちの少女を抱えている上、視界も悪いはずなのに、器用に枝やしげみの隙間を通って進んでいく。
「チッ... こんな中ナイフを投げても、かわされるのがオチですか」
小声で悪態をつきながらも後をつける。
そんな中、急にローブの男は立ち止まり...
「リリー、君と僕はとても似ている。人の内面を読み取ることに長けているし、周囲よりは強い。それになにより、スズのことが大好きだ」
ローブの男が振り向き、口を開いた瞬間、ちんちくりんな少女は立ち止まる。
「だから君は、僕のやっていることに協力しなくっちゃあならない。僕がこの国の王になることを、応援するんだ」
「なにを突拍子もないことを言っているんですか。それとこれとは関係ないですし、あなたは権力に固執するような人間ではないでしょう」
ローブの男は杖持ちの少女をそっと地面に寝かせ、両腕を開く。
「権力はどうでもいい、それはそうだ。だがあの父上は、スズを王女にしようとしている。これがどういう事か分かるかい」
ちんちくりんな少女は黙ったまま動かない。
「スズが王の地位についたならば、王である責を負わねばならない。ならばこの僕が、王という責を負い、スズに物語を追う自由を与えてやりたい。それが、兄である私の願いなのだよ」
「で、それとこれとどういう関係が?」
「この麻薬を王都にも流し、もっと大きな問題に発展させる。それを僕が表立って解決させ、見せてやるんだ!この僕の方が、王に相応しいと!」
ちんちくりんな少女はため息をつき、頭痛でも起こしたように頭に手を当て、顔を伏せる。
「それで、アンとの共謀に至ったわけですか... 馬鹿ですね、スズが目を覚ませばあなたはボコボコにされますよ」
「だからこんなに長い話を君にしているんだよ。君が、タイランを説得するんだ。君とタイランの意見が合えばメイも口を出してこないだろうし、勇者君はあのざまだ。アンにやられたふりをし、アンの魂は発散したとスズに伝え、四人目の四天王と魔王を倒しに行け。その間に僕はやるべきことを全てやり... その後で、今度はスズ抜きで君たちがアンを倒すんだ」
ちんちくりんな少女は顔を上げる。
「... あなたの言っていること... は、正しいです。スズが遠くへ行ってしまうのは悲しいですから」
「そうかい、じゃあ今すぐ一緒に戻って... 」
そのまま真剣な面持ちでナイフを抜き、ローブの男のすぐ横の木にそれを投げる。
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