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ムゲンジゴクVSムゲンジゴク
ムゲンジゴクVSムゲンジゴク 4
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ムツヤは言葉に詰まってしまった。アシノの言う通りだ。
ムツヤは先程、敵を仕留めるチャンスがあった。それにも関わらず、すんでの所で躊躇してしまい、結果重傷を負った。
敵は待つこと無く一歩一歩コチラへと歩いてくる。
ユモトとルー、ヨーリィは魔法と木の杭を男に打ち続けながら距離を取っていた。
男は遠距離攻撃を仕掛けてくる3人を無視してモモの元へ走り出す。
キエーウの一員だから亜人を狙っているのかもしれない。
ハッとしてムツヤは走り出すが、男の人の力を超えた速さが勝る。振りかざされた魔剣を防ぐためにモモは盾を構えた。
無力化の盾のおかげで炎も出ず、モモは無傷だったが、すかさず男は魔剣でモモを横薙ぎに斬りつける。
そんなモモの前にムツヤが立ちはだかり、斬りつけてきた魔剣を同じ魔剣で受け止めた。
また業火が吹き出し、ムツヤは吹き飛ばされなかったものの、モモはもろにその業火を浴びてしまう。
「ああああああ、ぐっ……」
「モモさん!!」
ムツヤが振り返ると酷い火傷を負ったモモが崩れるように倒れる。
「くっそぉ!!」
ムツヤは怒りに身を任せて全力で男の顔を殴った。
男は遠くに吹き飛んで倒れる。振り返ってモモを抱きかかえた。息が荒い、急いで取り出した薬を飲ませた。
「パ、ポロロッカ!!!」
モモが奇声を上げると全身の傷が綺麗に消え去り、ムツヤは一安心する。
「ムツヤ殿…… 足を引っ張ってしまい申し訳ありません」
薄目を開けてモモは言った。違うとムツヤは首を振る。
「俺のせいです、俺がモモさんを危ない目に合わせたんです!」
「ムツヤ、戦いに集中しろ!」
アシノはムツヤに怒号を飛ばす。モモが立ち上がるとムツヤも吹き飛ばした男の方を向いた。
だが、どうも様子がおかしかった、男は全身炎に包まれて苦しんでいるようだった。
「がああああああごおおおおおおお」
男は叫び声を上げて両手で頭を抱えていたのだ。
ムツヤ達は呆然とそれを見ている。
「あああああああああ」
ひときわ大きい叫び声が男の断末魔だった。
男は人型の黒い塊になり、崩れ去ってしまう。
ムツヤは先程、敵を仕留めるチャンスがあった。それにも関わらず、すんでの所で躊躇してしまい、結果重傷を負った。
敵は待つこと無く一歩一歩コチラへと歩いてくる。
ユモトとルー、ヨーリィは魔法と木の杭を男に打ち続けながら距離を取っていた。
男は遠距離攻撃を仕掛けてくる3人を無視してモモの元へ走り出す。
キエーウの一員だから亜人を狙っているのかもしれない。
ハッとしてムツヤは走り出すが、男の人の力を超えた速さが勝る。振りかざされた魔剣を防ぐためにモモは盾を構えた。
無力化の盾のおかげで炎も出ず、モモは無傷だったが、すかさず男は魔剣でモモを横薙ぎに斬りつける。
そんなモモの前にムツヤが立ちはだかり、斬りつけてきた魔剣を同じ魔剣で受け止めた。
また業火が吹き出し、ムツヤは吹き飛ばされなかったものの、モモはもろにその業火を浴びてしまう。
「ああああああ、ぐっ……」
「モモさん!!」
ムツヤが振り返ると酷い火傷を負ったモモが崩れるように倒れる。
「くっそぉ!!」
ムツヤは怒りに身を任せて全力で男の顔を殴った。
男は遠くに吹き飛んで倒れる。振り返ってモモを抱きかかえた。息が荒い、急いで取り出した薬を飲ませた。
「パ、ポロロッカ!!!」
モモが奇声を上げると全身の傷が綺麗に消え去り、ムツヤは一安心する。
「ムツヤ殿…… 足を引っ張ってしまい申し訳ありません」
薄目を開けてモモは言った。違うとムツヤは首を振る。
「俺のせいです、俺がモモさんを危ない目に合わせたんです!」
「ムツヤ、戦いに集中しろ!」
アシノはムツヤに怒号を飛ばす。モモが立ち上がるとムツヤも吹き飛ばした男の方を向いた。
だが、どうも様子がおかしかった、男は全身炎に包まれて苦しんでいるようだった。
「がああああああごおおおおおおお」
男は叫び声を上げて両手で頭を抱えていたのだ。
ムツヤ達は呆然とそれを見ている。
「あああああああああ」
ひときわ大きい叫び声が男の断末魔だった。
男は人型の黒い塊になり、崩れ去ってしまう。
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