裏庭が裏ダンジョンでした@完結

まっど↑きみはる

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とりあえず、海へ行こう!

とりあえず、海へ行こう! 8

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「でも向こう3人組よね、ルールとはちょっと違うけど3対3の勝負でどうかしら?」

「こっちはそれで構わないよ」

 優男がそう言ったのでルーはヨーリィに声をかける。

「ヨーリィちゃん、一緒にビーチバレーで遊ぼうか」

「よく分かりませんが」

「私がルールを教える」

 アシノが簡単に説明するとヨーリィは「わかった」と返事をした。

「それじゃ行くわよー?」

 アシノがサーブを打ち、相手チームがそれを難なく返す。ヨーリィも小さい体ではあるが、持ち前の機動力を生かして頑張っていた。

(流石は勇者アシノのパーティだ)

 ミシマがそんな事を思っていたら、アシノのスパイクが敵陣の地面に決まる。

 その瞬間。

 チュドーン!!!

 爆発音と共に吹き飛ぶミシマ達、それを唖然と見るアシノ達。

「は? 何が起こったんだ!?」

「あ、あのー、あのボールムツヤっちのカバンから取ってきた奴なんだよね……」

 ルーが言うと全員に沈黙が走った。

「ば、爆発オチなんてダメー!!」

 場をごまかすためにルーが叫ぶとアシノは頭を引っ叩いた。

「お前のせいだろ!!」

「うーん、ハッ……」

「気が付いたか。良かった」

 ミシマは頭に柔らかな感触を覚える。そして見上げるとアシノが微笑んでこちらを見ていた。

 男臭い人生で初めての膝枕をされている。

「俺は……」

「私の力が暴走したみたいでな、すまなかった」

 あの爆発ボールはアシノの力が暴発したという事に口裏を合わせた。

「まぁ、女の子達と遊べたし、こうして膝枕もしてもらえたし、試合に負けて勝負に勝ったって所かな?」

 優男はルーに膝枕を、弟分はヨーリィに膝枕をされている。

「自分、いままで乳はデカければ良いと思ってたっす。でも自分新たな扉が開きそうっす!!!」

 しばらくして男達が回復すると、互いの健闘を讃えて握手をした。

「私達、夜にバーベキューするけど、お詫びがてら一緒にどうかしら?」

「是非ご一緒させて頂きたいね」

「あ、あぁ、そうだな!!」

 優男が言うとミシマも乗っかってきた。

 約束をすると一旦解散となり、日が暮れるまでそれぞれ遊ぶ。

 大きな太陽が海に沈んでいく、その様を皆で浜辺に座って眺めていた。

「ムツヤ、お前がしたかった冒険はできているか?」

 アシノが聞くとムツヤは笑顔で答える。

「はい! ものすごく楽しいでず!!」

 そうかと言ってアシノは笑う。モモは何だかアシノがよく笑うようになったなと思っていた。

 辺りが暗くなると、約束通り皆で集まってバーベキューが始まる。

 見知らぬ土地で酒と肉と仲間、ムツヤは最高の冒険者生活をおくっていた。

 こんな生活がいつまでも続けばいいのにと。
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