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28.墓前の誓い
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マズフレイの背に乗ってリカステまで戻った俺たちは、ゼハインに別れを告げて宿を取ることにした。
少し休んで体を回復させてから、旅を再開させるつもりだ。
「あ、そうだ。また別の部屋にするからね」
宿屋の前でエトナが俺をにらむ。
警戒されまくっている様子だ。
「なんでだよ。寂しいよ。一緒の部屋でいいじゃん」
「今のあんたに襲われたら抵抗できないでしょ。同じ部屋だったのがおかしいぐらいなんだから」
今までは体がバラバラだったから一緒にいれたわけだが、全身がそろったらそうはいかない。
まあ、そりゃそうか。
「ところであんた、全身がそろってからまだ鑑定してないんじゃないの?」
あ、そうだ。
戦闘中に体が戻ってきたのは初めてだから、鑑定するのを忘れていた。
-----------------------
レン
レベル:110
体力:2300
魔力:10000
攻撃:2500
防御:2000
敏捷:2200
魔法:鑑定・攻撃強化Lv.10・防御強化Lv.10・爆閃Lv.10・暴風Lv.6・魔法盾Lv.8・凍結Lv.5・回復Lv.3・制御・爆炎Lv.1・鋼雷弾Lv.1・聖極爆Lv.1
-----------------------
「……どこから突っ込んだらいいのか迷うわね。とにかく魔力の数値がおかしい。あんたって本当に人間なの?」
「いやいや、人間ですよ。急にひかないでよ。今までの方が人間離れしてたでしょ?」
「まあ、言われてみればそうね。あ、魔法もずいぶん増えてるわ」
「明日、いろいろと試してみるよ。生身の体も久しぶりだし、慣らしておきたい」
俺たちは宿に着くと、エトナの宣言通り別々の部屋を借りた。
マズフレイは宿の主人に頼み込み、宿屋裏の広場で休ませてもらうことになった。
特に紐でつないだりしなくても、勝手に逃げ出したりはしないようだ。
この子、賢いなぁ。
イニティではずっとエトナと同じ部屋にいただけに、ひとりは寂しい。
ただ、全身がそろった俺は宿に用意された大浴場に入ることができた。
湯に浸かるなんてこっちの世界に来てから初めてだ。
今までは体を拭くぐらいしかできなかったしな。
傷を治せる回復魔法は便利だけど、入浴は精神的に癒やされるからね。
熱い湯に浸かると、全身の疲れが一気に回復した気がした。
翌朝、俺は早起きするとゼハインと戦った高原へと向かった。
マズフレイを乗りこなせるか不安はあったが、新しく覚えた魔法【制御】のおかげで迷わず飛行できた。
竜に乗って空を飛ぶなんて最初は夢みたいな出来事だったが、人間はすぐに刺激に慣れるものだ。
今ではタクシー感覚で乗れる。
遮るものが何も無いここなら、存分に魔法を試せる。
まずは【爆炎】だ。
かざした手のひらの前が、いきなり炎の海になった。
文字通りの効果だな。
【爆閃】に比べると火力は落ちるが、その分射程範囲が広い。
20メートル以上離れた場所にも炎は届いていた。
広範囲に攻撃ができるから、複数の相手と戦うのにも良さそうだ。
『魔王軍』と呼ぶぐらいだから、魔王の拠点には不死者たちが群れをなしているに違いない。
次は【鋼雷弾】を使う。
弾丸のような形をした光が現れ、俺が念じた方向に向かって飛んでいく。
魔法で作り出したミサイルのようなものか。
飛んでいくスピードも凄まじい。
これならよほど素早い敵でもない限り避けられることはないな。
当たった場所が派手に爆発しているところを見ると、威力も高いようだ。
砲弾を持ち歩かなくても遠距離攻撃ができるようになったのは嬉しい。
そして最後に【聖極爆】を試す。
字面からして神聖な魔法のようだが、不死者たちに有効なんだろうか。
発動させた瞬間、俺の全身が光に包まれた。
そしてその光が爆発するように周囲へと広がっていった。
範囲は半径30メートルほどはあるようだ。
物理的なダメージを発生させる魔法ではないらしく、範囲内に生えている草や土には影響がない。
広範囲の不死者にダメージがある魔法なら、魔王軍との戦いでも活かせそうだな。
近距離は【爆閃】、中距離は【爆炎】、遠距離は【鋼雷弾】、と使い分けができるようになった。
不死者たちには【聖極爆】を試してみよう。
【暴風】や【凍結】も使えば、さらに戦い方に幅が出る。
全身を取り戻してからというものの、体の調子もいい。
常に力がみなぎってくる感覚がある。
俺は森の中で戦った魔王の幻体を思い返していた。
今の力なら一瞬で倒せるに違いない。
俺はリカステに戻るとエトナと一緒にマズフレイの背に乗り、ルピナスへと向かった。
魔王との戦いの前にどうしてもルピナスに立ち寄りたい、というエトナの意向を汲んだ形だ。
太陽が頭上に登って、風もやわらかくなっている。
季節は元いた世界で言うところの秋ぐらいだろうか。
相変わらず過ごしやすい気温だ。
しかし、ここちよい気候とは裏腹にエトナの表情は硬い。
なんでも故郷に戻るのは数年ぶりらしい。
俺はかける言葉が見つからず、ただエトナの横顔を眺めていることしかできなかった。
マズフレイがゆっくりと高度を下げる。
翼を羽ばたかせて静かに着地したその先には、焼け焦げた街の跡が広がっていた。
天気は良いのに、ルピナスは不気味な薄い霧に覆われている。
いずれの建物も大きく崩れ、原型を留めていない家もあった。
街を取り囲む城壁は破壊され、瓦礫となって転がっている。
「エトナ。無理しなくてもいいんじゃないか」
「うん。でも、どうしても寄っておきたいの」
黒と灰色しか見当たらない、街の残骸の中を歩く。
進むにしたがって霧も濃くなっているような気がした。
かつて立派な屋敷だったことがうかがえる建物の前で、エトナは足を止めた。
「私はライムたちとこの街で育ったの。楽な生活じゃなかったわ。ただ、身寄りのないコソ泥の私たちにやさしくしてくれた人がいたの」
エトナが屋敷の跡を見上げる。
屋根は崩れ落ち、黒焦げの柱がむき出しになっている。
炭化した木材の上に、白い鳥がとまっていた。
「この屋敷で働いていたメイドのひとりが、お腹をすかせた私たちを見かねて食べ物を分けてくれた。ライムが高熱を出した時には、医者の元に連れて行ってくれたの。本当にやさしい人だった。母親の顔は知らないけど、きっとこんな感じなんだろうなって」
エトナがいつもメイドの格好をしているのも、母さんを想ってのことなんだろう。
やさしく見守ってくれていた人に、少しでも近づけるように。
「ライムも言ってたな。母さんの仇って」
「そう。私たちは『母さん』って呼んでいたわ。貧民街の子どもの世話をするなんて、主である貴族からは良く思われていなかったはずよ。でも、いつも私たちのことを気づかってくれた」
エトナは腰から短剣を抜き放つと、その刃に自分の顔を映す。
「あの日――魔王軍が攻めてきた時も、まだ子どもだった私たちを馬車に乗せて逃がしてくれたの。別れ際に渡されたのがこの短剣。『あなたは女の子だから護身用に』ってね。私は泣くことしかできなかった。魔王たちが街を焼き尽くすのを見ながら、ね」
その後、ライムとエトナは盗賊として生きてきたんだな。
『母さん』の仇を討ちたいと願いながら。
魔王を討つための力を得るためなら、方法は選ばない。
そんな時に膨大な魔力を持つ俺が現れたのか。
俺は正直、体をバラバラに分けて吸収されたことを根に持っていたが、ライムを責める気持ちにはなれなかった。
同じ境遇だったら、俺も力を手にしたいと思っていたはずだ。
急にエトナが立ち上がり、辺りを見回した。
薄い霧に包まれた道の向こうに、ぼんやりと人影が見える。
その動きはゆっくりとしていて、足を引きずるように歩いていた。
「まさか、そんな――」
エトナがか細くつぶやく。
人影はひとつ、ふたつと増えていき、俺たちを取り囲むように増えていった。
歩いてくるのは人ではない。
生前、身にまとっていた服を着たままの不死者たちだ。
亡くなったルピナスの人々を魔王が下僕にしたのだろう。
エトナは影を見て涙ぐむ。
近づいてくる影の中にはメイド服を着ている者もいた。
「エトナ! もう見るな」
俺は短く叫び、【聖極爆】を発動させる。
強い光が俺を包み、四散していった。
あたりの霧が晴れていく。
光に飲まれた影は、蒸発するように消えていった。
俺は立ちすくんだままのエトナを抱き寄せる。
エトナは肩を震わせて、静かに泣いていた。
よくもこんな、悪趣味なことを――
エトナの華奢な体を抱きしめながら、俺は決意をあらたにしていた。
悲しみの元凶を断つ。
今度こそ決着を付けてやる。
少し休んで体を回復させてから、旅を再開させるつもりだ。
「あ、そうだ。また別の部屋にするからね」
宿屋の前でエトナが俺をにらむ。
警戒されまくっている様子だ。
「なんでだよ。寂しいよ。一緒の部屋でいいじゃん」
「今のあんたに襲われたら抵抗できないでしょ。同じ部屋だったのがおかしいぐらいなんだから」
今までは体がバラバラだったから一緒にいれたわけだが、全身がそろったらそうはいかない。
まあ、そりゃそうか。
「ところであんた、全身がそろってからまだ鑑定してないんじゃないの?」
あ、そうだ。
戦闘中に体が戻ってきたのは初めてだから、鑑定するのを忘れていた。
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レン
レベル:110
体力:2300
魔力:10000
攻撃:2500
防御:2000
敏捷:2200
魔法:鑑定・攻撃強化Lv.10・防御強化Lv.10・爆閃Lv.10・暴風Lv.6・魔法盾Lv.8・凍結Lv.5・回復Lv.3・制御・爆炎Lv.1・鋼雷弾Lv.1・聖極爆Lv.1
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「……どこから突っ込んだらいいのか迷うわね。とにかく魔力の数値がおかしい。あんたって本当に人間なの?」
「いやいや、人間ですよ。急にひかないでよ。今までの方が人間離れしてたでしょ?」
「まあ、言われてみればそうね。あ、魔法もずいぶん増えてるわ」
「明日、いろいろと試してみるよ。生身の体も久しぶりだし、慣らしておきたい」
俺たちは宿に着くと、エトナの宣言通り別々の部屋を借りた。
マズフレイは宿の主人に頼み込み、宿屋裏の広場で休ませてもらうことになった。
特に紐でつないだりしなくても、勝手に逃げ出したりはしないようだ。
この子、賢いなぁ。
イニティではずっとエトナと同じ部屋にいただけに、ひとりは寂しい。
ただ、全身がそろった俺は宿に用意された大浴場に入ることができた。
湯に浸かるなんてこっちの世界に来てから初めてだ。
今までは体を拭くぐらいしかできなかったしな。
傷を治せる回復魔法は便利だけど、入浴は精神的に癒やされるからね。
熱い湯に浸かると、全身の疲れが一気に回復した気がした。
翌朝、俺は早起きするとゼハインと戦った高原へと向かった。
マズフレイを乗りこなせるか不安はあったが、新しく覚えた魔法【制御】のおかげで迷わず飛行できた。
竜に乗って空を飛ぶなんて最初は夢みたいな出来事だったが、人間はすぐに刺激に慣れるものだ。
今ではタクシー感覚で乗れる。
遮るものが何も無いここなら、存分に魔法を試せる。
まずは【爆炎】だ。
かざした手のひらの前が、いきなり炎の海になった。
文字通りの効果だな。
【爆閃】に比べると火力は落ちるが、その分射程範囲が広い。
20メートル以上離れた場所にも炎は届いていた。
広範囲に攻撃ができるから、複数の相手と戦うのにも良さそうだ。
『魔王軍』と呼ぶぐらいだから、魔王の拠点には不死者たちが群れをなしているに違いない。
次は【鋼雷弾】を使う。
弾丸のような形をした光が現れ、俺が念じた方向に向かって飛んでいく。
魔法で作り出したミサイルのようなものか。
飛んでいくスピードも凄まじい。
これならよほど素早い敵でもない限り避けられることはないな。
当たった場所が派手に爆発しているところを見ると、威力も高いようだ。
砲弾を持ち歩かなくても遠距離攻撃ができるようになったのは嬉しい。
そして最後に【聖極爆】を試す。
字面からして神聖な魔法のようだが、不死者たちに有効なんだろうか。
発動させた瞬間、俺の全身が光に包まれた。
そしてその光が爆発するように周囲へと広がっていった。
範囲は半径30メートルほどはあるようだ。
物理的なダメージを発生させる魔法ではないらしく、範囲内に生えている草や土には影響がない。
広範囲の不死者にダメージがある魔法なら、魔王軍との戦いでも活かせそうだな。
近距離は【爆閃】、中距離は【爆炎】、遠距離は【鋼雷弾】、と使い分けができるようになった。
不死者たちには【聖極爆】を試してみよう。
【暴風】や【凍結】も使えば、さらに戦い方に幅が出る。
全身を取り戻してからというものの、体の調子もいい。
常に力がみなぎってくる感覚がある。
俺は森の中で戦った魔王の幻体を思い返していた。
今の力なら一瞬で倒せるに違いない。
俺はリカステに戻るとエトナと一緒にマズフレイの背に乗り、ルピナスへと向かった。
魔王との戦いの前にどうしてもルピナスに立ち寄りたい、というエトナの意向を汲んだ形だ。
太陽が頭上に登って、風もやわらかくなっている。
季節は元いた世界で言うところの秋ぐらいだろうか。
相変わらず過ごしやすい気温だ。
しかし、ここちよい気候とは裏腹にエトナの表情は硬い。
なんでも故郷に戻るのは数年ぶりらしい。
俺はかける言葉が見つからず、ただエトナの横顔を眺めていることしかできなかった。
マズフレイがゆっくりと高度を下げる。
翼を羽ばたかせて静かに着地したその先には、焼け焦げた街の跡が広がっていた。
天気は良いのに、ルピナスは不気味な薄い霧に覆われている。
いずれの建物も大きく崩れ、原型を留めていない家もあった。
街を取り囲む城壁は破壊され、瓦礫となって転がっている。
「エトナ。無理しなくてもいいんじゃないか」
「うん。でも、どうしても寄っておきたいの」
黒と灰色しか見当たらない、街の残骸の中を歩く。
進むにしたがって霧も濃くなっているような気がした。
かつて立派な屋敷だったことがうかがえる建物の前で、エトナは足を止めた。
「私はライムたちとこの街で育ったの。楽な生活じゃなかったわ。ただ、身寄りのないコソ泥の私たちにやさしくしてくれた人がいたの」
エトナが屋敷の跡を見上げる。
屋根は崩れ落ち、黒焦げの柱がむき出しになっている。
炭化した木材の上に、白い鳥がとまっていた。
「この屋敷で働いていたメイドのひとりが、お腹をすかせた私たちを見かねて食べ物を分けてくれた。ライムが高熱を出した時には、医者の元に連れて行ってくれたの。本当にやさしい人だった。母親の顔は知らないけど、きっとこんな感じなんだろうなって」
エトナがいつもメイドの格好をしているのも、母さんを想ってのことなんだろう。
やさしく見守ってくれていた人に、少しでも近づけるように。
「ライムも言ってたな。母さんの仇って」
「そう。私たちは『母さん』って呼んでいたわ。貧民街の子どもの世話をするなんて、主である貴族からは良く思われていなかったはずよ。でも、いつも私たちのことを気づかってくれた」
エトナは腰から短剣を抜き放つと、その刃に自分の顔を映す。
「あの日――魔王軍が攻めてきた時も、まだ子どもだった私たちを馬車に乗せて逃がしてくれたの。別れ際に渡されたのがこの短剣。『あなたは女の子だから護身用に』ってね。私は泣くことしかできなかった。魔王たちが街を焼き尽くすのを見ながら、ね」
その後、ライムとエトナは盗賊として生きてきたんだな。
『母さん』の仇を討ちたいと願いながら。
魔王を討つための力を得るためなら、方法は選ばない。
そんな時に膨大な魔力を持つ俺が現れたのか。
俺は正直、体をバラバラに分けて吸収されたことを根に持っていたが、ライムを責める気持ちにはなれなかった。
同じ境遇だったら、俺も力を手にしたいと思っていたはずだ。
急にエトナが立ち上がり、辺りを見回した。
薄い霧に包まれた道の向こうに、ぼんやりと人影が見える。
その動きはゆっくりとしていて、足を引きずるように歩いていた。
「まさか、そんな――」
エトナがか細くつぶやく。
人影はひとつ、ふたつと増えていき、俺たちを取り囲むように増えていった。
歩いてくるのは人ではない。
生前、身にまとっていた服を着たままの不死者たちだ。
亡くなったルピナスの人々を魔王が下僕にしたのだろう。
エトナは影を見て涙ぐむ。
近づいてくる影の中にはメイド服を着ている者もいた。
「エトナ! もう見るな」
俺は短く叫び、【聖極爆】を発動させる。
強い光が俺を包み、四散していった。
あたりの霧が晴れていく。
光に飲まれた影は、蒸発するように消えていった。
俺は立ちすくんだままのエトナを抱き寄せる。
エトナは肩を震わせて、静かに泣いていた。
よくもこんな、悪趣味なことを――
エトナの華奢な体を抱きしめながら、俺は決意をあらたにしていた。
悲しみの元凶を断つ。
今度こそ決着を付けてやる。
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