貴方はどうして生きていますか?

サクラ

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「生きている理由なんて探すの大変ですよね。本能じゃなくて、本当に自分自身が生きたいと思っているかもしれない。本音をさらけ出したいけど、弱い自分には出来なくて、心の中で葛藤するんです。『私は生きたい』と」

「大変だね。君たち人間は」

「そう、ですね。でも、もし、本心を誰かに伝えられる事が出来て弱くて汚い自分を認められたらそれはとっても幸せな事なんです。
否定されたとしても、もしかしたら誰か共感、理解してくれる人が世界にはいるかもしれない。だって、この世界には沢山の人がいて、同じ人は一人もいないから」

「珍しいね君がそんな事言うなんて」

  自分でも言っていて恥ずかくなる。


「でも、これだって本心なんです。私は誰かと関わる事で傷付くことがあるのも知っているしもの。それでも、誰かに認めて貰いたいと思う。その為には傷付く必要だってあるの」

   とても怖い。心の傷は治らないのを知っているから。
でも、このまま誰かに流されて生きていったら何時か限界を迎えてしまう。
   認められたいと思っているのもたしかに自分の本心だから。

「難儀だね本当に。そこまでして生きたいと願うなんて僕からしたら馬鹿にしか見えない」

「私だってそう思うわ。でも、ね、人は承認欲求が意外と強いのよ。誰かに本当の自分を曝け出すのを恐がるのに不思議のね。
本当の自分はドロドロしていて、汚くて弱いのに。皆の中心にいつも居る人だって、内心何を抱えてるかなんて分からない。
もしかしたら強がっているだけかもしれないんだから」


「本当に君たち人間は難儀で面白いね」




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