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8 暗闇に光る目
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それは明らかにヴァレンタイン教官からのメールだった。ど、どう言うこと?彼女はあの時、亡くなったはず。じゃあ誰かが、いたずらで……?何のために?
私は別に、もうこの帝国で、なんの権力も持っていない。じゃあLOZに恨みを持っている人物がそうしているのかも。例えば……センリ?
いや彼っぽくない。センリはクラースさんのお兄さんだが、クラースさん程に考えのしっかりしている大人の男ではない。シロープの収容所から脱走したとの話も聞かないし、彼がもし私を恨んでいたのなら、直接私をぶった斬りに来るだろう。
アドレスは教官のもので間違いない。電話帳に登録したままの、彼女のものだ。この帝国内では同じアドレスを発行する事は出来ない。偽造だって……ジェーンだったら出来るだろうけど、普通の人間には難しいはずだ。
何だか、気味が悪い。私は何かシステムのバグだと思うようにしてまた布団に潜った。
きっと気のせいだ。他言はするなって書かれていたから、他言はしないようにしよう。もしそれを破って、話した相手が危機に陥る事態は、避けたい。バグだろうけど。
あぁーあ、奇妙な一日だ。寝よう、寝たら全部解決する。私は布団を抱きしめて、目を閉じた。
すると、ガチャっとドアが開いてジェーンが入ってきた。彼はスタスタと回り込んでベッドに座ると、サイドテーブルに眼鏡を置いた。
私は寝返りを打つフリをして、彼に背を向けた。さっきはリンのこと、お疲れ様。でもね、二人でシステムのことを話し合ってさ、楽しそうだったよね。それが結構ね……妬けた。もう、この黒い布団を八つ裂きにしたいぐらいだ!しないけどね!
そろそろ、彼が背後から抱きついてくるだろう。
……。
……。
そろそろ……いいんですけどね。抱きついてくれても。
ええ……?もしかして、そのまま寝ちゃうの?
私は、振り返った。すると、布団に入ってるジェーンと目が合った。私はびくっとしてしまった。
「うああ!」
「……ふふ、やはり起きていましたね。私がハグすると予想しましたか?」
何それ。私は不貞腐れて彼に背中を向けた。
「おやすみ。」
「おやおや、」と、ジェーンが嬉しそうに言いながら、背後から抱きついてくれた。それでもドキドキして、辛かった。「本当は起きて待っていたのでしょう?私のこと。」
「待ってないよ……本当に。」
「そうでしたか。」
素直になれない。私は本当にひねくれている。身体の奥からジェーンへのスキスキが湧いて湧いて止まらなくて、非常に困っているのに、口から出るのは突き放すような言葉ばかりだ。
もう疲れてきた。明日は仕事だ。仕事が始まれば、ジェーンが他の女性と話す機会など、たくさんある。
絶対に、今の時点では、私の好きと言う気持ちの方が、ジェーンより上回っている。どうしたらいいんだろう……?私は目を閉じて、彼に聞いた。
「リンとのハッキング、楽しかった?」
「ええ、スローヴェンの保護システムは意外と複雑でしたが、彼女と乗り越えました。中々、いい暇つぶしにはなりました。となると、楽しかったと申すのが妥当ですね。」
「ああ、へえ。良かったね。」
明日、仕事終わったら、頑張ってR1セクターに行こう。教官に何されるか分かったもんじゃないが、この騒がしい頭を沈めるには、そう言うヒヤヒヤな経験があった方がいい。なんて、R1セクターは普通に行ける場所じゃないけど。
「おやすみジェーン。」
「……おやすみなさい、キルディア。」
変な寂しさで胸が苦しい。何コレ。我々は付き合って恋人なのに、どうしてこんな気持ちになるんだ。そうか、付き合うって、幸せなことばかりじゃないのか。そんなことも知らなかったよ。教官。
それでも、ジェーンはハグをやめなかった。後ろから抱きつかれたまま、温かさを感じたまま、私は不安になっていた。暫く無言の状態が続くと、彼の寝息が聞こえた。あら本当に、寝ちゃった……。
もう、おかしい。私はおかしい人間になったんだ。本当はもっと、寝ずにキスしたかったなんて、おかしいよね。私は仰向けに姿勢を変えた。暗い室内でほんのり浮かぶ天井を見つめていると、涙目になった。
寂しいのう。そう言えば、我々って共通点あったかな。無いよね。共通点なくして、カップルになれるのかな。
ジェーンは何がなんでも私がいいって言ってくれたけど、そりゃシステムとか、魔工学とか、私が話せたら、もっと喜んでくれたはずだ……。
やっぱり週末大学に行こう。彼との共通点が欲しい。誰の助けも借りずに、自分の力で勉強して、少しだけでも彼と会話出来るようになれたら嬉しい。システムと魔工学の授業を受けて、彼と少しでも会話出来るようになりたい。
と、私はジェーンの寝顔を見ようと、彼の方を向いた。すると彼は目を開けていた。私は驚いて、「オアアア!?」と、叫んでしまった。彼はニヤリと笑った。
「ふふ、寝息を聞いて、私が寝たと思いましたね。あなたも詰めが甘い。」
「寝たと思ったよ……何でこんなタイミングで、寝たフリなんかしてるの?全くよく分からない。」
「あなたが寝ているはずはありません。寝たフリをすれば、こちらを向いてくれると考えました。だって……今日は二人の日でしょう?リンはもう、ソファで寝ているか、いつものくだらない日誌を書いていることでしょう。彼女に内緒で、熱いことをする予定でしたのに、あなたは素っ気なく就眠しようとしました。それは何故ですか?」
「正直に言おうか?」
「お願いします。」
私は迷った。でも何かあったら遠慮なく話してくれとも言っていたし、彼に甘えてみようかな。私は胸に左手の拳を当てて、考えながら言った。
「……何か、分からない。本当に、ジェーンが好きだ。」
「キルディア……!」
「うん……」ジェーンが、私の右手を握ったのか、右手が揺れた。「リンと二人で楽しげに、システムの会話してた。私はとてもヤキモチ焼いた。二人にしか分からない会話があった。私はついていけない。」
ちょっと片言になってるけどいいや、正直に話した。
「対して私は、ジェーンと共通点が無い。週末大学に行きたいと思った。話題が、増えるから。あとは……ジェーンとリンの様子が気になって、リビングを覗いた。」
「左様ですか?」
「うん、覗いた。ラブ博士を覗く、ジェーン達を覗いた。寝室の窓からこっそり出て、リビングの窓の隙間からカメラで……潜入捜査の時みたいに、ツールを駆使して、覗いた。」
「ふふ、そんなことをせずとも、直接おいでくだされば宜しかったのに。」
「だって寝るって言っても素っ気なかったし、二人で盛り上がってたから、入れなかったよ。でも、いいんだ。私は私として、生きていくしかない。大学に行って、ジェーンと話せることを増やそうとは思うけど、ジェーンは話したい人と話したいことを話していいと思う。ほらね、段々と、私が変わっていってる。だから戸惑う。もうこれ以上、暴走したく無いよ。」
「キルディア……」と、ジェーンが私を抱きしめてくれて、こめかみにキスをしてくれた。「お気持ちを話してくれて、ありがとうございます。あなたに寂しい思いを与えたのは、私です。今日は二人の日なのに、ついシステムに夢中になってしまったこと、反省しております。それにいつだって私に対して暴走しても構いません。」
「だって!」私はジェーンの方を見た。「だって、ジェーンはいつもと変わらないのに、私だけ暴走したら、迷惑かけるよ……!」
「迷惑ではございません。現に、私も暴走している。今思えば、あなたに嫉妬されたいが為に、リンとわざと仲良くした。常に、あなたのことを考えてしまう。あなたに片想いを抱いていた時よりも激しく、今はあなたのことが大好きです。明日から同じ職場で勤務があると思うと、あなたは別の男性と接点が発生する。それを間近で見ると思うと、耐えられない。どうか、あなたがクラースでもロケインでも、特に下心のあるタージュには、可愛らしい笑顔を向けないように、私は心の中で願うしかない。こんな私よりも、あなたが暴走している?ふふ、それは誤回答ですよ、キルディア。私の方が、常に暴走しております。それは、あなたも知っているはずだ。」
私はジェーンに身体を向けて、ジェーンに抱きついた。これが私にしては意外な行動だったのか、彼は「んん!」と驚いて、ぎこちなく身体を硬らせた。
「……ジェーン、そう言ってくれてありがとう。あなたは優しい。私はその優しさに、甘えてしまいそうだ。私だって、ジェーンが他の人に優しくするのは耐えられない。どう言う訳か、この声だって、この温もりだって、全部私のだと思ってしまう。」
「ああ、キルディア!あなたのものですよ。私はあなたの所有物です。本当の意味で、私はあなたにしか、優しさを持てない。」
「そんなに独り占め出来てるの?ちょっと嬉しいけど……でもさっき、リンが頬にキスしてたね。」
「……。」
ジェーンがギクッとした顔をした。この野郎め。
「ちょっと今、スルーしようとしたでしょ?あれも見てたんですけどね。」
「あれは……咄嗟の出来事でした。更に申せば、あれは愛情表現ではありません。彼女にはスローヴェンがいますよ、キルディア。」
「ああああ!」私は両手で顔を覆った。「ほらね、私はいつの間にかジェラシーモンスターになってる!こんなにもジェーンのことを独占したいなんて……!大した共通点も無いのに、ごめんね。」
ジェーンが私のことを抱きしめてくれた。私は気持ちよさに目を閉じた。
「キルディア、私はとても嬉しい。カクテルの酔いの勢いもあり、今夜はつい、ふざけてしまいました。それに共通点なら、たくさんあります。」
「え?あるの?」
私は別に、もうこの帝国で、なんの権力も持っていない。じゃあLOZに恨みを持っている人物がそうしているのかも。例えば……センリ?
いや彼っぽくない。センリはクラースさんのお兄さんだが、クラースさん程に考えのしっかりしている大人の男ではない。シロープの収容所から脱走したとの話も聞かないし、彼がもし私を恨んでいたのなら、直接私をぶった斬りに来るだろう。
アドレスは教官のもので間違いない。電話帳に登録したままの、彼女のものだ。この帝国内では同じアドレスを発行する事は出来ない。偽造だって……ジェーンだったら出来るだろうけど、普通の人間には難しいはずだ。
何だか、気味が悪い。私は何かシステムのバグだと思うようにしてまた布団に潜った。
きっと気のせいだ。他言はするなって書かれていたから、他言はしないようにしよう。もしそれを破って、話した相手が危機に陥る事態は、避けたい。バグだろうけど。
あぁーあ、奇妙な一日だ。寝よう、寝たら全部解決する。私は布団を抱きしめて、目を閉じた。
すると、ガチャっとドアが開いてジェーンが入ってきた。彼はスタスタと回り込んでベッドに座ると、サイドテーブルに眼鏡を置いた。
私は寝返りを打つフリをして、彼に背を向けた。さっきはリンのこと、お疲れ様。でもね、二人でシステムのことを話し合ってさ、楽しそうだったよね。それが結構ね……妬けた。もう、この黒い布団を八つ裂きにしたいぐらいだ!しないけどね!
そろそろ、彼が背後から抱きついてくるだろう。
……。
……。
そろそろ……いいんですけどね。抱きついてくれても。
ええ……?もしかして、そのまま寝ちゃうの?
私は、振り返った。すると、布団に入ってるジェーンと目が合った。私はびくっとしてしまった。
「うああ!」
「……ふふ、やはり起きていましたね。私がハグすると予想しましたか?」
何それ。私は不貞腐れて彼に背中を向けた。
「おやすみ。」
「おやおや、」と、ジェーンが嬉しそうに言いながら、背後から抱きついてくれた。それでもドキドキして、辛かった。「本当は起きて待っていたのでしょう?私のこと。」
「待ってないよ……本当に。」
「そうでしたか。」
素直になれない。私は本当にひねくれている。身体の奥からジェーンへのスキスキが湧いて湧いて止まらなくて、非常に困っているのに、口から出るのは突き放すような言葉ばかりだ。
もう疲れてきた。明日は仕事だ。仕事が始まれば、ジェーンが他の女性と話す機会など、たくさんある。
絶対に、今の時点では、私の好きと言う気持ちの方が、ジェーンより上回っている。どうしたらいいんだろう……?私は目を閉じて、彼に聞いた。
「リンとのハッキング、楽しかった?」
「ええ、スローヴェンの保護システムは意外と複雑でしたが、彼女と乗り越えました。中々、いい暇つぶしにはなりました。となると、楽しかったと申すのが妥当ですね。」
「ああ、へえ。良かったね。」
明日、仕事終わったら、頑張ってR1セクターに行こう。教官に何されるか分かったもんじゃないが、この騒がしい頭を沈めるには、そう言うヒヤヒヤな経験があった方がいい。なんて、R1セクターは普通に行ける場所じゃないけど。
「おやすみジェーン。」
「……おやすみなさい、キルディア。」
変な寂しさで胸が苦しい。何コレ。我々は付き合って恋人なのに、どうしてこんな気持ちになるんだ。そうか、付き合うって、幸せなことばかりじゃないのか。そんなことも知らなかったよ。教官。
それでも、ジェーンはハグをやめなかった。後ろから抱きつかれたまま、温かさを感じたまま、私は不安になっていた。暫く無言の状態が続くと、彼の寝息が聞こえた。あら本当に、寝ちゃった……。
もう、おかしい。私はおかしい人間になったんだ。本当はもっと、寝ずにキスしたかったなんて、おかしいよね。私は仰向けに姿勢を変えた。暗い室内でほんのり浮かぶ天井を見つめていると、涙目になった。
寂しいのう。そう言えば、我々って共通点あったかな。無いよね。共通点なくして、カップルになれるのかな。
ジェーンは何がなんでも私がいいって言ってくれたけど、そりゃシステムとか、魔工学とか、私が話せたら、もっと喜んでくれたはずだ……。
やっぱり週末大学に行こう。彼との共通点が欲しい。誰の助けも借りずに、自分の力で勉強して、少しだけでも彼と会話出来るようになれたら嬉しい。システムと魔工学の授業を受けて、彼と少しでも会話出来るようになりたい。
と、私はジェーンの寝顔を見ようと、彼の方を向いた。すると彼は目を開けていた。私は驚いて、「オアアア!?」と、叫んでしまった。彼はニヤリと笑った。
「ふふ、寝息を聞いて、私が寝たと思いましたね。あなたも詰めが甘い。」
「寝たと思ったよ……何でこんなタイミングで、寝たフリなんかしてるの?全くよく分からない。」
「あなたが寝ているはずはありません。寝たフリをすれば、こちらを向いてくれると考えました。だって……今日は二人の日でしょう?リンはもう、ソファで寝ているか、いつものくだらない日誌を書いていることでしょう。彼女に内緒で、熱いことをする予定でしたのに、あなたは素っ気なく就眠しようとしました。それは何故ですか?」
「正直に言おうか?」
「お願いします。」
私は迷った。でも何かあったら遠慮なく話してくれとも言っていたし、彼に甘えてみようかな。私は胸に左手の拳を当てて、考えながら言った。
「……何か、分からない。本当に、ジェーンが好きだ。」
「キルディア……!」
「うん……」ジェーンが、私の右手を握ったのか、右手が揺れた。「リンと二人で楽しげに、システムの会話してた。私はとてもヤキモチ焼いた。二人にしか分からない会話があった。私はついていけない。」
ちょっと片言になってるけどいいや、正直に話した。
「対して私は、ジェーンと共通点が無い。週末大学に行きたいと思った。話題が、増えるから。あとは……ジェーンとリンの様子が気になって、リビングを覗いた。」
「左様ですか?」
「うん、覗いた。ラブ博士を覗く、ジェーン達を覗いた。寝室の窓からこっそり出て、リビングの窓の隙間からカメラで……潜入捜査の時みたいに、ツールを駆使して、覗いた。」
「ふふ、そんなことをせずとも、直接おいでくだされば宜しかったのに。」
「だって寝るって言っても素っ気なかったし、二人で盛り上がってたから、入れなかったよ。でも、いいんだ。私は私として、生きていくしかない。大学に行って、ジェーンと話せることを増やそうとは思うけど、ジェーンは話したい人と話したいことを話していいと思う。ほらね、段々と、私が変わっていってる。だから戸惑う。もうこれ以上、暴走したく無いよ。」
「キルディア……」と、ジェーンが私を抱きしめてくれて、こめかみにキスをしてくれた。「お気持ちを話してくれて、ありがとうございます。あなたに寂しい思いを与えたのは、私です。今日は二人の日なのに、ついシステムに夢中になってしまったこと、反省しております。それにいつだって私に対して暴走しても構いません。」
「だって!」私はジェーンの方を見た。「だって、ジェーンはいつもと変わらないのに、私だけ暴走したら、迷惑かけるよ……!」
「迷惑ではございません。現に、私も暴走している。今思えば、あなたに嫉妬されたいが為に、リンとわざと仲良くした。常に、あなたのことを考えてしまう。あなたに片想いを抱いていた時よりも激しく、今はあなたのことが大好きです。明日から同じ職場で勤務があると思うと、あなたは別の男性と接点が発生する。それを間近で見ると思うと、耐えられない。どうか、あなたがクラースでもロケインでも、特に下心のあるタージュには、可愛らしい笑顔を向けないように、私は心の中で願うしかない。こんな私よりも、あなたが暴走している?ふふ、それは誤回答ですよ、キルディア。私の方が、常に暴走しております。それは、あなたも知っているはずだ。」
私はジェーンに身体を向けて、ジェーンに抱きついた。これが私にしては意外な行動だったのか、彼は「んん!」と驚いて、ぎこちなく身体を硬らせた。
「……ジェーン、そう言ってくれてありがとう。あなたは優しい。私はその優しさに、甘えてしまいそうだ。私だって、ジェーンが他の人に優しくするのは耐えられない。どう言う訳か、この声だって、この温もりだって、全部私のだと思ってしまう。」
「ああ、キルディア!あなたのものですよ。私はあなたの所有物です。本当の意味で、私はあなたにしか、優しさを持てない。」
「そんなに独り占め出来てるの?ちょっと嬉しいけど……でもさっき、リンが頬にキスしてたね。」
「……。」
ジェーンがギクッとした顔をした。この野郎め。
「ちょっと今、スルーしようとしたでしょ?あれも見てたんですけどね。」
「あれは……咄嗟の出来事でした。更に申せば、あれは愛情表現ではありません。彼女にはスローヴェンがいますよ、キルディア。」
「ああああ!」私は両手で顔を覆った。「ほらね、私はいつの間にかジェラシーモンスターになってる!こんなにもジェーンのことを独占したいなんて……!大した共通点も無いのに、ごめんね。」
ジェーンが私のことを抱きしめてくれた。私は気持ちよさに目を閉じた。
「キルディア、私はとても嬉しい。カクテルの酔いの勢いもあり、今夜はつい、ふざけてしまいました。それに共通点なら、たくさんあります。」
「え?あるの?」
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