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ユーザー名:Silolo/ID:pierot_lover466
白石 やなこは嫌な子4
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結局、顔色が悪いということで帰宅させられた私は暇をもて余していた。
店舗からバスで20分。
閑静な住宅街から少し外れた丘の上。
近所付き合いが面倒で選んだアパートは、私と同じく人嫌いな住人ばかりで、住みやすい物件だった。
ポストを覗くと、いつもと同じ厚い茶封筒。
差出人は見ないでもわかる。
部屋に入ると、まず封筒の封を切り、20枚の諭吉を取り出す。内包されていた紙切れは封筒ごとゴミ箱行きだ。
これが私の毎月の習慣。
薄暗く、必要最低限の家具しか置かれていないワンルームに一人。
別に働かなくても暮らしていけた。
もっと贅沢な家にも住めた。
だけど、普通はこの年でニートなんておかしいでしょう。
だから、鬱病が治ったときに私は家を出た。
ネットだけではなく、現実でも普通に暮らすために。
でも、この部屋に帰ると気分が沈む。
また鬱になんてなりたくないから、私は今日もネット世界に入り込む。
店舗からバスで20分。
閑静な住宅街から少し外れた丘の上。
近所付き合いが面倒で選んだアパートは、私と同じく人嫌いな住人ばかりで、住みやすい物件だった。
ポストを覗くと、いつもと同じ厚い茶封筒。
差出人は見ないでもわかる。
部屋に入ると、まず封筒の封を切り、20枚の諭吉を取り出す。内包されていた紙切れは封筒ごとゴミ箱行きだ。
これが私の毎月の習慣。
薄暗く、必要最低限の家具しか置かれていないワンルームに一人。
別に働かなくても暮らしていけた。
もっと贅沢な家にも住めた。
だけど、普通はこの年でニートなんておかしいでしょう。
だから、鬱病が治ったときに私は家を出た。
ネットだけではなく、現実でも普通に暮らすために。
でも、この部屋に帰ると気分が沈む。
また鬱になんてなりたくないから、私は今日もネット世界に入り込む。
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