人魚転生 〜気がついたら海の中にいました〜

わかば

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迎えられたのは

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皇帝陛下に仕えるとは、具体的にどのようなことをすればいいのだろうか。私はそこまで何かに特化しているわけではないのだけれど。悩んでいると、皇帝陛下の側近だと名乗るおじいさんの人魚が声をかけて来た。
「ルミ様でお間違えないですね?」
「はい。…えと、あなたは…?」
「ジェミエールと申します。以後お見知り置きを。」
ジェミエールが深く頭を下げたので、私もぺこりと頭を下げた。
「早速仕事場へご案内します。」
私、本当に一体何の仕事をするんだろう?

「こちらです。」
案内されたのは皇帝陛下のお部屋だった。え、なんで?戸惑いながらも、ジェミエールが開けてくれた扉をくぐると、何人かが談笑する声が聞こえてきた。
「おお、きたか。」
出迎えてくれたのは皇帝陛下ご本人だった。
「およびでしょうか、皇帝陛下。」
先ほどジェミエールがしたように深く頭を下げてお辞儀をすると、向こうから何人かがひょこりと顔を出した。
「あ、その子が噂の新人ちゃん?ちっちゃいねー。いくつ?」
生後5カ月ほどかと…。若すぎる。
「若っ!え、大丈夫なの?マジでいくつ?」
私も不安です…。
「大丈夫だ。この子は頭がいい。それに何より、信用できる。」
陛下が何をもって私を信用してくれたのかはわからないが、信用しているとすごく偉い人に言われるのは、悪い気がしなかった。
「それで、その、皆様は…?」
問いかけると、皇帝陛下が返事をしてくれた。
「ああ、彼から私の側近だ。君にも加わってもらおうかと思っている。」
側近はさっきのジェミエールを含めて四人。
「俺はガス。槍と剣が使える。よろしくな。」
「私はキャンベラと申します。陛下の秘書…文官でございます。宜しくお願いいたします。」
「僕はマスト!5属性魔法全部に適性があるんだ。一応…。よろしくねっ!」
ジェミエールは執事らしいが、なんとも優秀な人材が集まっていること。うちに比べれば大違い、だな。みんな…。ダメだ。前を見て進まなきゃ。
「改めまして、ルミと申します。お会いできて光栄です。これからお世話になります。」
「ルミお嬢様側近の、アーシャともうします。回復魔法が使えます。あと、最近練習して神聖魔法の攻撃も使えるようになってきました。どうぞよろしくお願いします。」
その場にいたものがおお、と声をあげる。
神聖魔法とは、神に認められたもののみが使える魔法で、回復魔法と攻撃魔法があるらしい。けれど、その中で両方使えるものは本当にまれなのだ。
あんなことがあって以来、アーシャは毎日特訓をしていた。みんなの思いを引き継いで、私が姫様をお守りしますと、張り切っていた。目に涙を浮かべながら。

「よろしくお願いします。」
私たちの戦争は、始まったばかりだ。
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