4 / 6
プロローグ ユウの死
第4話「試験」
しおりを挟む
「良かろう。それでは、試験会場までお主らを転送する。心してかかるのじゃ!」
「次も人間で産まれたいものだな。そう思うだろ?マリコ。」
「ええ。また、2人で巡り会えたらそれはもう…」
すると、2人を囲むように円陣の火柱のようなエフェクトのようなものがたった。
そうして次の瞬間、その火柱が消えると2人は見たことも無い空間に飛ばされていた。
何やら大きな塔のような場所の中央付近にいた。
天井はなく、金色の空が見える。
100階ほどあるのかとにかくとてつもなく高く、中央に円形の床が細い道で両脇の上下に繋がる階段の入口に繋がっており、それが何層にも積まれており、足場は悪く非常に危険な場所であり、スグに場所を移す必要があった。
「敵にこれでは狙われ放題だな。とりあえず隠れよう。」
「そうね。あっちの入口にいこう!」
「そうだな。」
2人は左手の入口に向かっていった。
すると、目の前に
ジャキュィィィン
金色に光った弓矢がいきなり轟音と共に天から降ってきて2人の目の前の床に突き刺さった。
怪しげな光を帯びており、2人の姿が金属部分に映る。
「なんだこれは…。」
ユウは恐る恐る上を見上げると
「…。」
そこには物を言わず、巨大な金色の鎧を身にまとい、等身より大きな弓を携え、こちらを赤き瞳で睨みつける人のようなものがいた。
「まずい、上から来るぞ気をつけろ!」
「きゃぁぁぁぁ」
2人は一目散に入口に行き、壁の影に身を潜めた。
ぜぇぜぇはぁはぁと2人は生きた心地がしなかった。
「どうするのよ?こっちは武器もない、戦いの心得もない素人に対して向こうは見るからに手練で強そうで、硬そうで武器もあるし、位置取りも狙ったかのように完璧だけどどうやって倒すの?」
「考えさせてくれ…」
ユウは考えた。
ここは地上何メートルか分からないがとにかく高い場所。向こうはこちらより上を陣取っており、下手に出れば狙い撃ちされて終わる。こちらは武器もない。素手…何かヒントはないか?
ヴィシュヌは知恵と勇気と言ってたな…それに加えて死ぬことは無い…知恵…勇気…不死身…ただし痛みは伴う…相手は鎧を着ている…動きは遅い…発射までもタイムラグがある…しかし、それでもこちらは一直線に移動してただけで撃つことは容易だったはずだが相手は撃ち抜かなかった…やつの目的はこちらを倒すことではないとすれば…捕獲か?戦意喪失か?少なくとも死ぬことは無いから殺すことではない…
ユウは思考をめぐらせた結果マリコに言った。
「勇気を振り絞る必要があるがあいつとの戦いはゴリ押しでも勝てるし、頭を使えば痛みなしでも勝てるがどっちがいい?」
「後者」
マリコは即答した
「そりゃ死ぬような痛みは勘弁よ。」
「良かった。作戦を言う。まず、あいつはこちらを殺すことは絶対にしないし、こちらは絶対に死なない。こちらの勝利条件はやつを倒すこと。」
「つまり?」
「真正面から奴に向き合い、奴をこの高さから突き落とす。」
「それってゴリ押しじゃない?」
「ああ、1つしか考えてなかったよ。奴の矢がこちらに当たることは無いから痛みはない。ちゃんと考えれば楽勝な課題だ。」
「えっ大丈夫なの?単に外しただけで実は殺す気マンマンでその気で撃ってくるのでは?こちらは死なずとも致命傷を負う可能性があるけど。」
「何か代案があるならそれでいくがこの様子だと無さそうだな。」
「生憎ね。」
「まあいい。一か八かだ。いくぞ!」
2人は階段を駆け上がった。
「次も人間で産まれたいものだな。そう思うだろ?マリコ。」
「ええ。また、2人で巡り会えたらそれはもう…」
すると、2人を囲むように円陣の火柱のようなエフェクトのようなものがたった。
そうして次の瞬間、その火柱が消えると2人は見たことも無い空間に飛ばされていた。
何やら大きな塔のような場所の中央付近にいた。
天井はなく、金色の空が見える。
100階ほどあるのかとにかくとてつもなく高く、中央に円形の床が細い道で両脇の上下に繋がる階段の入口に繋がっており、それが何層にも積まれており、足場は悪く非常に危険な場所であり、スグに場所を移す必要があった。
「敵にこれでは狙われ放題だな。とりあえず隠れよう。」
「そうね。あっちの入口にいこう!」
「そうだな。」
2人は左手の入口に向かっていった。
すると、目の前に
ジャキュィィィン
金色に光った弓矢がいきなり轟音と共に天から降ってきて2人の目の前の床に突き刺さった。
怪しげな光を帯びており、2人の姿が金属部分に映る。
「なんだこれは…。」
ユウは恐る恐る上を見上げると
「…。」
そこには物を言わず、巨大な金色の鎧を身にまとい、等身より大きな弓を携え、こちらを赤き瞳で睨みつける人のようなものがいた。
「まずい、上から来るぞ気をつけろ!」
「きゃぁぁぁぁ」
2人は一目散に入口に行き、壁の影に身を潜めた。
ぜぇぜぇはぁはぁと2人は生きた心地がしなかった。
「どうするのよ?こっちは武器もない、戦いの心得もない素人に対して向こうは見るからに手練で強そうで、硬そうで武器もあるし、位置取りも狙ったかのように完璧だけどどうやって倒すの?」
「考えさせてくれ…」
ユウは考えた。
ここは地上何メートルか分からないがとにかく高い場所。向こうはこちらより上を陣取っており、下手に出れば狙い撃ちされて終わる。こちらは武器もない。素手…何かヒントはないか?
ヴィシュヌは知恵と勇気と言ってたな…それに加えて死ぬことは無い…知恵…勇気…不死身…ただし痛みは伴う…相手は鎧を着ている…動きは遅い…発射までもタイムラグがある…しかし、それでもこちらは一直線に移動してただけで撃つことは容易だったはずだが相手は撃ち抜かなかった…やつの目的はこちらを倒すことではないとすれば…捕獲か?戦意喪失か?少なくとも死ぬことは無いから殺すことではない…
ユウは思考をめぐらせた結果マリコに言った。
「勇気を振り絞る必要があるがあいつとの戦いはゴリ押しでも勝てるし、頭を使えば痛みなしでも勝てるがどっちがいい?」
「後者」
マリコは即答した
「そりゃ死ぬような痛みは勘弁よ。」
「良かった。作戦を言う。まず、あいつはこちらを殺すことは絶対にしないし、こちらは絶対に死なない。こちらの勝利条件はやつを倒すこと。」
「つまり?」
「真正面から奴に向き合い、奴をこの高さから突き落とす。」
「それってゴリ押しじゃない?」
「ああ、1つしか考えてなかったよ。奴の矢がこちらに当たることは無いから痛みはない。ちゃんと考えれば楽勝な課題だ。」
「えっ大丈夫なの?単に外しただけで実は殺す気マンマンでその気で撃ってくるのでは?こちらは死なずとも致命傷を負う可能性があるけど。」
「何か代案があるならそれでいくがこの様子だと無さそうだな。」
「生憎ね。」
「まあいい。一か八かだ。いくぞ!」
2人は階段を駆け上がった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる