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プロローグ ユウの死
第6話「マリコ」
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ユウを貫いた剣…。
血はついておらず、身体を貫いた感触だけがする…
その状態でマリコは剣を引き抜いた。
「切れ味は悪くなさそうね…」
「…。」
「切れたというか貫通してたんだが?」
ユウは確かに意識があり、はっきりとそう喋った。
「死なないからってわざわざ俺で試し斬りするのはやめてくれよ。」
「いいじゃない。それはともかくあいつは消えたわよ。」
マリコと同化してしまったが…これは一体どういうことなのだろうか?
目の前にいた敵が消えてしまいあたふたしていたユウ。
そして、急に目の前が光に包まれた…
しばらくすると目の前の光が取り除かれ、はっきりと視界を確保出来た。
「ここは…」
「おめでとう。合格じゃ。」
目の前にはヴィシュヌがいた。
「これにて試験合格じゃ。」
「敵がマリコと同化?しちゃったんですけど、いいんですか?あれで。」
「敵を倒すとは力によって打ちのめすだけでなく、敵の力を取り込むことも倒すうちに入る…ということを覚えていて欲しいのじゃ…」
「というか、こんな戦いだのなんだのが今後も発生しうる危険なところにいくことになるのか?」
「転生するのだから、安全な場所だけとは限らないぞ!どこにいくのか、何に転生するのかは試験結果次第で決まる。お主らは<条件のひとつ>を満たしたのじゃからな。」
「条件?なんの条件です?」
ユウはしきりにヴィシュヌに質問をぶつけた。
「あの戦闘からお主らは戦闘センスがあるということがわかった。それなりに大変な場所に派遣することになる。」
「いく先、時間、お主らの姿、全てを初期設定として設定することができるのが私の能力じゃ…。」
「分かった。結果を教えてくれるのはいつになる?」
「お前たちのいた世界で言う5月5日にしよう。その時に告げる。」
「了解した。」
ユウはヴィシュヌを後にしてマリコに話しかけた。
「マリコ。お前とここで会えたのも何かの運命だろう…マリコも死んでしまったのか?」
「えぇ。私もあのあと、自死してしまってあなたの後を追ってしまったの。そしたら色々あってここに来て…」
「きっと俺みたいな経緯なんだろうな。」
「あなたとまた会えて嬉しいわ。」
「俺も…けど、その鎧って大丈夫なのか?なんかマリコらしくないというか…荒々しくなったような」
「この鎧、私の感情を増幅する効果でもあるみたい…なんかとても昂るわ。」
「そうか…。」
ユウは口篭りつつこう言った。
「とりあえず、この場所をしばらく満喫しようか…」
血はついておらず、身体を貫いた感触だけがする…
その状態でマリコは剣を引き抜いた。
「切れ味は悪くなさそうね…」
「…。」
「切れたというか貫通してたんだが?」
ユウは確かに意識があり、はっきりとそう喋った。
「死なないからってわざわざ俺で試し斬りするのはやめてくれよ。」
「いいじゃない。それはともかくあいつは消えたわよ。」
マリコと同化してしまったが…これは一体どういうことなのだろうか?
目の前にいた敵が消えてしまいあたふたしていたユウ。
そして、急に目の前が光に包まれた…
しばらくすると目の前の光が取り除かれ、はっきりと視界を確保出来た。
「ここは…」
「おめでとう。合格じゃ。」
目の前にはヴィシュヌがいた。
「これにて試験合格じゃ。」
「敵がマリコと同化?しちゃったんですけど、いいんですか?あれで。」
「敵を倒すとは力によって打ちのめすだけでなく、敵の力を取り込むことも倒すうちに入る…ということを覚えていて欲しいのじゃ…」
「というか、こんな戦いだのなんだのが今後も発生しうる危険なところにいくことになるのか?」
「転生するのだから、安全な場所だけとは限らないぞ!どこにいくのか、何に転生するのかは試験結果次第で決まる。お主らは<条件のひとつ>を満たしたのじゃからな。」
「条件?なんの条件です?」
ユウはしきりにヴィシュヌに質問をぶつけた。
「あの戦闘からお主らは戦闘センスがあるということがわかった。それなりに大変な場所に派遣することになる。」
「いく先、時間、お主らの姿、全てを初期設定として設定することができるのが私の能力じゃ…。」
「分かった。結果を教えてくれるのはいつになる?」
「お前たちのいた世界で言う5月5日にしよう。その時に告げる。」
「了解した。」
ユウはヴィシュヌを後にしてマリコに話しかけた。
「マリコ。お前とここで会えたのも何かの運命だろう…マリコも死んでしまったのか?」
「えぇ。私もあのあと、自死してしまってあなたの後を追ってしまったの。そしたら色々あってここに来て…」
「きっと俺みたいな経緯なんだろうな。」
「あなたとまた会えて嬉しいわ。」
「俺も…けど、その鎧って大丈夫なのか?なんかマリコらしくないというか…荒々しくなったような」
「この鎧、私の感情を増幅する効果でもあるみたい…なんかとても昂るわ。」
「そうか…。」
ユウは口篭りつつこう言った。
「とりあえず、この場所をしばらく満喫しようか…」
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