ラブレター

shoichi

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ミッシングユー

メール

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そのバスの中で話しをした日、さっきまであいの隣りにいた子にメールをした。

『こんばんわ。あの、あいさんのアドレス教えて。』

普通に、これだよ。みたいな返事が来て、お礼の文を送った後、直ぐに、あいへメールをしていた。

『アドレス聞いてメールした。登録して。』

あいからは、はいはい。と、二言返事があり、バスの中で話したことを、またメールの中でやりとりした。

『本当に、車乗せてくれるの?』

女々しいと分かりつつも、約束を取り付けたい自分が、そこにいた。

『うん。いいよ。』
 
と、顔文字なんか付いて、返ってきたりした。

嬉しくて、返事をすぐ返して、その返事に返事が来なくても、いつまでも待っていられた。

翌日、学校に行くと、男友達に、自慢したりなんかする。

「また、女かよ。」

また。と言う言葉に、ムッ。としたが、何も言葉を返せず、また、女だよ。と言った。

あいと映画に行くなんて、思ってもいなかったから、変なテンションの日々が続いていた。

それから、あいとは、あまり連絡も取らず、普通の毎日を過ごしていた。

高校三年、梅雨の終わり時。
 
いつものように、バス停へ向かう途中、僕がいつも乗っているバスが、横を通りすぎた。

慌てる様子も無く、次のバスでいいかな。くらいの気持ちでいると、次のバスが、今日は無いことに気付く。

祝日は働かない。と横目で通り過ぎた、さっきの最終バス。

そういう時は、いつも地元の友達に、迎えに来て。と言い、バイクで来てもらっていたのだが、そいつは今日は仕事らしく、迎えに来れない。

親を呼べばいいのだろうが、この時は、あまり関わりたくない存在。だったため、車か、バイク持ちの人に、連絡を入れる。

『今どこ?』

何人もの人から、メールが来る。
 
それに遅れて、あいからも、同じ様な内容のメールが届いた。

それを見て、他の人には、親が迎えに来る。と言い、ありがとね。を付け足した。

あいは、来るよ。と言ってはいないが、ただ、メールが来た嬉しさもあり、強引にお願いをした。

久々のメールを送ったのに、迎えに来て。とは、我が儘にも程がある。と、一人で携帯に、文句を言っていた。

だけど、遅い時間だったのに、初心者マークをつけて、バス停まで迎えに来てくれた。

「ごめんね。ありがとう。」

ううん。いいよ。と笑ってくれたあいが、本当に嬉しかった。 
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