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招き猫
2日目
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次の日、昨日と同じように大学からの帰り道で猫を発見した。
模様などを見るにおそらく昨日と同じ猫だ。
今日は5限まであったから遅い時間帯なのにまた会うとは珍しい。
「ニャ~。」
猫は俺に気づくとすぐにすり寄ってきた。
「あー、悪いけど猫缶は持ってないぞ。」
「ニ゛ャ!」
猫は話が違うとばかりにれに対して猫パンチを繰り出してくる。
「ちょ、悪かったって。まさか今日も会うとは思わなかったんだって。」
必死に言い訳をしてみるが猫に人間の言葉が通じるわけもない。
いや、通じていたからこそ今こんな状況になってるのか?
まあ、そんなことは今はどっちでもいい。
この状況をなんとかする方法を考えないと。
「あれだ!今からコンビニに行って買ってくるから!」
そういうと、猫は攻撃してくるのを辞めた。
「ニャ!」
もし喋れたなら「早く行ってこい」とでも言っただろうのか?
「なんで猫相手にこんなに振り回されてるんだろ...。」
コンビニで猫缶を選びながらちょっとむなしくなってきた。
それにしても、種類がいっぱいあるな。
猫なんか飼ったことがないからどれがいいのかまったくわからない。
一番安い奴でいいかな?
いや、それだとあの猫はすぐに気づいてまた襲い掛かってくる気がする。
「あの。」
やっぱり、ちょっと高めの奴を買うべきなのか。
「あの!」
「わっ!」
驚いて振り返ると、同い年くらいの女性の店員が少し困ったような表情でこっちを見ていた。
「すいません。全然気づいてなくて。何か用ですか?」
「用と言いますか、何か悩んでいるようだったので。」
「あー、ちょっと猫にあげる猫缶について悩んでまして。ってコンビニの方に聞いても仕方ないですよね。」
ペットショップならまだしもコンビニの店員が知っているわけもない。
あまり長居しても迷惑だしとりあえず中間くらいの値段の物を買うか。
「あ、それはやめたほうが良いですよ。」
俺が手に取ったものを見て店員が待ったをかけた。
「どれを買うか迷うってことはまだ飼い始めて間もない、幼い子ってことですよね?幼い子にはそれよりもこっちがお勧めです!」
店員は渾身のどや顔でお勧めらしい猫缶を差し出してくる。
店員の推測は完璧に間違えているのだが、せっかくの好意を無下にするのも気が引ける。
それに値段的にも問題ない範囲だし、こっちにするか。
「そうですか。じゃあそっちにします。」
持っていた猫缶を棚に戻して、店員からおすすめの猫缶を受け取った。
そしてレジで会計をするときに「よく此処来ますよね?また何かあれば相談してください!お力になれると思いますので!」といい笑顔を浮かべながら言われた。
確かに大学と家の途中にあるのでよく来るが、まさか覚えられていたとは。
次からちょっと行くのが気まずい。
近くに別のコンビニがあるし、今度からはそっちに行くことにしようかな。
「お前の所為だぞ?」
「ニャ~。」
猫缶を開けてやりながら猫に文句を言ってみるが、猫は俺が持っている猫缶に夢中で俺に見向きもしない。
ベンチの上においてやると猫は飛び乗って勢いよく食べ始めた。
俺もベンチに座って猫缶と一緒に買っていたおにぎりを食べる。
よく、ご飯は一人で食べるより大人数で食べるほうがおいしく感じると聞くが、実際はその逆だと思う。
大人数で食べたら、食べる速さを相手に合わせなければいけなくなるし、早く食べ終わった場合は待つ必要がある。
それに、何かを喋っていないとダメと言う雰囲気も苦手だ。
「うん。やっぱり一人のほうが楽だな。」
「ニャ?」
俺のつぶやきを聞いていたのか、猫が心配そうな表情でこちらを見上げてくる。
「もちろんお前は別だよ。」
優しく頭を撫でてやると、猫は安心したように食事を再開した。
動物はいいな。
本能で動いているからわかりやすいし、何もしゃべらなくても気まずい雰囲気になったりしない。
「あ!さっきのお客さんじゃないですか!」
ふと声が聞こえてきたので振り向くと、そこには先ほどコンビニでお世話になった店員がいた。
「やばっ...。」
「なんでそんなに嫌そうな顔するんですか?って言うか、こんなところで何してるんですか?早く帰って猫ちゃんにご飯を...。」
店員は俺の横で先程今コンビニで俺が買っていった猫缶を食べる猫に気づいたようで、気まづそうな表情を浮かべた。
「私余計なことしました?」
「えっと、そんなことないですよ?」
「「..........。」」
二人の間に気まずい空気が流れる。
口ではそう言ったけど、隣で事らの様子を気にせずに猫缶を頬張るこいつの姿を見ると気を使っているのはバレバレだし。
どうしたものか。
「あ、あれでしたらさっき私が勧めた猫缶の分を弁償します!」
悩んでいる俺の姿をどうとらえたのか、店員はそう言って鞄から財布を取り出そうとする。
「そ、そこまでしなくても良いです!こいつも喜んで食べてますし。な?」
猫は俺の問いに対して「ニャ~ン」と一鳴きしてすぐに猫缶を食べる作業に戻った。
その姿はまさに食べるのに夢中と言った感じだ。
店員もその姿を見て納得したのか、出しかけていた財布を鞄に戻した。
こいつが空気の読める猫で良かった。
「本当にすいませんでした。」
店員はもう一度俺に謝ると、ついでとばかりに猫を撫でる。
「君もごめんね。私のせいで仔猫用のやつ食べることになっちゃって。」
謝る女性に対して猫は「気にするな」とでも言うように一鳴きする。
その様子に心を打たれたようで、店員は猫をさらに撫で始めた。
店員は猫に気を取られている。
逃げるなら今だな。
「どこに行くつもりですか?」
できるだけ気配を消して動こうとしたにも関わらず店員は俺の動きを察知して声をかけてきた。
「そろそろいい時間なんで家に帰ろうかと。」
「この子が食べ終わった後のごみはどうするおつもりですか?」
「うっ...。そこはほら店員さんが処分しておいてくださいよ。」
「年頃の女子である私にこの子が食べ終わるまで夜の公園で一人で待てと?」
「分かりましたよ!一緒に待てばいいんでしょ!」
俺は店員の隣に乱暴にベンチに腰を下ろした。
その時の衝撃で猫缶がこぼれそうになって、猫が文句を言いたげな視線を向けてくる、
知ったことか。
元はと言えばお前の所為でこうなったんだぞ。
わかってるのか?
猫を睨みつける俺を見て店員が苦笑いを浮かべる。
「私と一緒にいるの嫌ですか?」
「店員さんとじゃなくて、人と一緒にいること自体が嫌なんです。」
「なんでですか?」
「言わなきゃダメですか。」
「ダメです。」
明らかに嫌がっているにも拘わらず店員は一切気にした様子はない。
案外図々しい性格してるなこの人。
まあ、これ以降この人と関わることはないだろうし別に良いか。
「人といることで自分の行動が制限されるのが嫌なんです。例えば、人とご飯を食べていて自分のほうが先に食べ終わったとします。そう言った場合、自分がやりたいことがあっても相手が食べ終わるまで待つ必要が必要性がでてきますよね?」
「そんなことないですよ?」
「店員さんはそう思うかもしれませんけど、そうじゃない人もいるんです。例えば自分がやりたいことを優先して置いて行こうとすると『待つのが常識だろう』とキレてくるような人が。」
「それは...。でも、きっとそんな人は少数ですよ。」
「確かに、そこまで言ってくる人は少数かもしれない。でも、置いて行かれて何も言わない人も少数なんですよ。実際、店員さんもさっき俺の事を引き留めましたよね?」
店員さんは反論しようと開きかけていた口を閉じる。
「他の事もそうです。何をするにしても相手の事を待たなければ何かしら文句を言われる。」
別に文句を言うことが悪いことだと断じるつもりはないし、『待つのが常識だろう』発言も理解はできる。
でも、理解できるからといって文句を言われて嫌な気持ちになるのは変わらない。
待つ側の人間と待たされる側の人間、そのどちらかが絶対に嫌な思いをする。
それなら最初から一人でいればいい。
そうすれば誰も嫌な思いをしなくて済む。
「ニャ~。」
話している間に猫缶を食べ終わったようで、猫が俺の方を見上げてくる。
「食べ終わったみたいなんで帰りますね。店員さんも早めに帰った方が良いですよ。」
中身がなくなった猫缶を手に持って立ち上がろうとすると、猫が俺の膝の上に飛び乗っ立ち上がるの邪魔してきた。
「ニャ!」
猫は一度俺の方を見てから視線を店員さんの方に向ける。
釣られて俺もそっちの方に視線を向けた。
「どうしたんですか?」
「いや、別に..。」
「そうですか。」
俺たちのやり取りを見て満足したのか猫は俺の膝から降りて早く帰れとでも言いたげ一鳴きしてからプイと俺から視線を逸らして店員にすり寄っていった。
何がしたかったんだ?
まあ、猫の気まぐれに意味を求めるものでもないか。
今度こそ立ち上がって俺は公園を後にした。
模様などを見るにおそらく昨日と同じ猫だ。
今日は5限まであったから遅い時間帯なのにまた会うとは珍しい。
「ニャ~。」
猫は俺に気づくとすぐにすり寄ってきた。
「あー、悪いけど猫缶は持ってないぞ。」
「ニ゛ャ!」
猫は話が違うとばかりにれに対して猫パンチを繰り出してくる。
「ちょ、悪かったって。まさか今日も会うとは思わなかったんだって。」
必死に言い訳をしてみるが猫に人間の言葉が通じるわけもない。
いや、通じていたからこそ今こんな状況になってるのか?
まあ、そんなことは今はどっちでもいい。
この状況をなんとかする方法を考えないと。
「あれだ!今からコンビニに行って買ってくるから!」
そういうと、猫は攻撃してくるのを辞めた。
「ニャ!」
もし喋れたなら「早く行ってこい」とでも言っただろうのか?
「なんで猫相手にこんなに振り回されてるんだろ...。」
コンビニで猫缶を選びながらちょっとむなしくなってきた。
それにしても、種類がいっぱいあるな。
猫なんか飼ったことがないからどれがいいのかまったくわからない。
一番安い奴でいいかな?
いや、それだとあの猫はすぐに気づいてまた襲い掛かってくる気がする。
「あの。」
やっぱり、ちょっと高めの奴を買うべきなのか。
「あの!」
「わっ!」
驚いて振り返ると、同い年くらいの女性の店員が少し困ったような表情でこっちを見ていた。
「すいません。全然気づいてなくて。何か用ですか?」
「用と言いますか、何か悩んでいるようだったので。」
「あー、ちょっと猫にあげる猫缶について悩んでまして。ってコンビニの方に聞いても仕方ないですよね。」
ペットショップならまだしもコンビニの店員が知っているわけもない。
あまり長居しても迷惑だしとりあえず中間くらいの値段の物を買うか。
「あ、それはやめたほうが良いですよ。」
俺が手に取ったものを見て店員が待ったをかけた。
「どれを買うか迷うってことはまだ飼い始めて間もない、幼い子ってことですよね?幼い子にはそれよりもこっちがお勧めです!」
店員は渾身のどや顔でお勧めらしい猫缶を差し出してくる。
店員の推測は完璧に間違えているのだが、せっかくの好意を無下にするのも気が引ける。
それに値段的にも問題ない範囲だし、こっちにするか。
「そうですか。じゃあそっちにします。」
持っていた猫缶を棚に戻して、店員からおすすめの猫缶を受け取った。
そしてレジで会計をするときに「よく此処来ますよね?また何かあれば相談してください!お力になれると思いますので!」といい笑顔を浮かべながら言われた。
確かに大学と家の途中にあるのでよく来るが、まさか覚えられていたとは。
次からちょっと行くのが気まずい。
近くに別のコンビニがあるし、今度からはそっちに行くことにしようかな。
「お前の所為だぞ?」
「ニャ~。」
猫缶を開けてやりながら猫に文句を言ってみるが、猫は俺が持っている猫缶に夢中で俺に見向きもしない。
ベンチの上においてやると猫は飛び乗って勢いよく食べ始めた。
俺もベンチに座って猫缶と一緒に買っていたおにぎりを食べる。
よく、ご飯は一人で食べるより大人数で食べるほうがおいしく感じると聞くが、実際はその逆だと思う。
大人数で食べたら、食べる速さを相手に合わせなければいけなくなるし、早く食べ終わった場合は待つ必要がある。
それに、何かを喋っていないとダメと言う雰囲気も苦手だ。
「うん。やっぱり一人のほうが楽だな。」
「ニャ?」
俺のつぶやきを聞いていたのか、猫が心配そうな表情でこちらを見上げてくる。
「もちろんお前は別だよ。」
優しく頭を撫でてやると、猫は安心したように食事を再開した。
動物はいいな。
本能で動いているからわかりやすいし、何もしゃべらなくても気まずい雰囲気になったりしない。
「あ!さっきのお客さんじゃないですか!」
ふと声が聞こえてきたので振り向くと、そこには先ほどコンビニでお世話になった店員がいた。
「やばっ...。」
「なんでそんなに嫌そうな顔するんですか?って言うか、こんなところで何してるんですか?早く帰って猫ちゃんにご飯を...。」
店員は俺の横で先程今コンビニで俺が買っていった猫缶を食べる猫に気づいたようで、気まづそうな表情を浮かべた。
「私余計なことしました?」
「えっと、そんなことないですよ?」
「「..........。」」
二人の間に気まずい空気が流れる。
口ではそう言ったけど、隣で事らの様子を気にせずに猫缶を頬張るこいつの姿を見ると気を使っているのはバレバレだし。
どうしたものか。
「あ、あれでしたらさっき私が勧めた猫缶の分を弁償します!」
悩んでいる俺の姿をどうとらえたのか、店員はそう言って鞄から財布を取り出そうとする。
「そ、そこまでしなくても良いです!こいつも喜んで食べてますし。な?」
猫は俺の問いに対して「ニャ~ン」と一鳴きしてすぐに猫缶を食べる作業に戻った。
その姿はまさに食べるのに夢中と言った感じだ。
店員もその姿を見て納得したのか、出しかけていた財布を鞄に戻した。
こいつが空気の読める猫で良かった。
「本当にすいませんでした。」
店員はもう一度俺に謝ると、ついでとばかりに猫を撫でる。
「君もごめんね。私のせいで仔猫用のやつ食べることになっちゃって。」
謝る女性に対して猫は「気にするな」とでも言うように一鳴きする。
その様子に心を打たれたようで、店員は猫をさらに撫で始めた。
店員は猫に気を取られている。
逃げるなら今だな。
「どこに行くつもりですか?」
できるだけ気配を消して動こうとしたにも関わらず店員は俺の動きを察知して声をかけてきた。
「そろそろいい時間なんで家に帰ろうかと。」
「この子が食べ終わった後のごみはどうするおつもりですか?」
「うっ...。そこはほら店員さんが処分しておいてくださいよ。」
「年頃の女子である私にこの子が食べ終わるまで夜の公園で一人で待てと?」
「分かりましたよ!一緒に待てばいいんでしょ!」
俺は店員の隣に乱暴にベンチに腰を下ろした。
その時の衝撃で猫缶がこぼれそうになって、猫が文句を言いたげな視線を向けてくる、
知ったことか。
元はと言えばお前の所為でこうなったんだぞ。
わかってるのか?
猫を睨みつける俺を見て店員が苦笑いを浮かべる。
「私と一緒にいるの嫌ですか?」
「店員さんとじゃなくて、人と一緒にいること自体が嫌なんです。」
「なんでですか?」
「言わなきゃダメですか。」
「ダメです。」
明らかに嫌がっているにも拘わらず店員は一切気にした様子はない。
案外図々しい性格してるなこの人。
まあ、これ以降この人と関わることはないだろうし別に良いか。
「人といることで自分の行動が制限されるのが嫌なんです。例えば、人とご飯を食べていて自分のほうが先に食べ終わったとします。そう言った場合、自分がやりたいことがあっても相手が食べ終わるまで待つ必要が必要性がでてきますよね?」
「そんなことないですよ?」
「店員さんはそう思うかもしれませんけど、そうじゃない人もいるんです。例えば自分がやりたいことを優先して置いて行こうとすると『待つのが常識だろう』とキレてくるような人が。」
「それは...。でも、きっとそんな人は少数ですよ。」
「確かに、そこまで言ってくる人は少数かもしれない。でも、置いて行かれて何も言わない人も少数なんですよ。実際、店員さんもさっき俺の事を引き留めましたよね?」
店員さんは反論しようと開きかけていた口を閉じる。
「他の事もそうです。何をするにしても相手の事を待たなければ何かしら文句を言われる。」
別に文句を言うことが悪いことだと断じるつもりはないし、『待つのが常識だろう』発言も理解はできる。
でも、理解できるからといって文句を言われて嫌な気持ちになるのは変わらない。
待つ側の人間と待たされる側の人間、そのどちらかが絶対に嫌な思いをする。
それなら最初から一人でいればいい。
そうすれば誰も嫌な思いをしなくて済む。
「ニャ~。」
話している間に猫缶を食べ終わったようで、猫が俺の方を見上げてくる。
「食べ終わったみたいなんで帰りますね。店員さんも早めに帰った方が良いですよ。」
中身がなくなった猫缶を手に持って立ち上がろうとすると、猫が俺の膝の上に飛び乗っ立ち上がるの邪魔してきた。
「ニャ!」
猫は一度俺の方を見てから視線を店員さんの方に向ける。
釣られて俺もそっちの方に視線を向けた。
「どうしたんですか?」
「いや、別に..。」
「そうですか。」
俺たちのやり取りを見て満足したのか猫は俺の膝から降りて早く帰れとでも言いたげ一鳴きしてからプイと俺から視線を逸らして店員にすり寄っていった。
何がしたかったんだ?
まあ、猫の気まぐれに意味を求めるものでもないか。
今度こそ立ち上がって俺は公園を後にした。
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