オカンな幼馴染と内気な僕

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第二章 後輩少女が出来ました

第38話 誕生日の後日談

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 誕生日の後の朝。

「先輩、昨夜どうでしたか?♪」

 奈月ちゃんが、通学路で僕らをまっていた。

「昨夜って……」
 
 真澄との一夜を思い出すけど、言えるわけがない。

「先輩たち、恋人同士の夜を過ごしたんですよね?何かなかったんですか?」
「色々あったけど…」
「……」

 真澄は奈月ちゃんをどうしばこうかという目で見ている。

「自分が何をしたかわかっとらんようやな……」

 ゴゴゴと擬音がしそうな表情だ。

「え、真澄先輩、どういうことですか?」
「自分の心に聞いてみい」

 そう言って、真澄は奈月ちゃんの頭をぐりぐりする。

「いひゃい、いひゃいです……」
「……ま、ナツのプレゼントのおかげで色々わかったこともあるし、ありがとうな」

 奈月ちゃんをしばいたら真澄は満足したようで。
 こうして、奈月ちゃんと知り合うことから始まった一連の出来ごとは
 終わったのだった。

※本話でこの章は終わりです。次から新しい章です。
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