4 / 10
息子への手紙 ー1ー
ー3ー
しおりを挟む
「息子への手紙」ー3ー
1996年3月7日
翔の誕生日を明日に控えたあの日の出来事を話すのは、とても辛いよ
思い出すことさえ耐えられない
でも、その日の出来事を話さないと翔にはパパがどうして一人ぼっちになってしまったのかそしてママがどうなってしまったか、わからないよね。。。
でも、その前に少しだけ楽しかった時のことを話してもいいかな
翔が年頃の男の子になったら話そうと思ってたパパとママの恋物語を
あれは
パパがライブハウスで演奏してた時だった。ママが、その店に遊びに来ててね、ステージでドラムを叩いてるパパを見て一目惚れって訳さ
あとで、その話をしてもママは「一目惚れしたのはパパのほうよ!」って譲らなかったけどね
その日のステージを終えて帰ろうとした時だった。
マネージャーが「電話です」ってパパに、その店の入り口に2台並べて置いてあった電話BOXの左側の方を指差すんだよ。
それで、電話に出てみると
それがママからの電話だったんだ
そして、いきなり「私、近くにいるんだけど、どこからかけてるかわかる?」って言うんだ
それで思わず周りを見渡すと、翔、ママは、隣りの電話BOXからがかけてたんだ
それは、まるで、いつか観た映画のワンシーンのようだったよ。 そして、パパとママは会った途端に恋に落ちたんだ
1996年3月7日
翔の誕生日を明日に控えたあの日の出来事を話すのは、とても辛いよ
思い出すことさえ耐えられない
でも、その日の出来事を話さないと翔にはパパがどうして一人ぼっちになってしまったのかそしてママがどうなってしまったか、わからないよね。。。
でも、その前に少しだけ楽しかった時のことを話してもいいかな
翔が年頃の男の子になったら話そうと思ってたパパとママの恋物語を
あれは
パパがライブハウスで演奏してた時だった。ママが、その店に遊びに来ててね、ステージでドラムを叩いてるパパを見て一目惚れって訳さ
あとで、その話をしてもママは「一目惚れしたのはパパのほうよ!」って譲らなかったけどね
その日のステージを終えて帰ろうとした時だった。
マネージャーが「電話です」ってパパに、その店の入り口に2台並べて置いてあった電話BOXの左側の方を指差すんだよ。
それで、電話に出てみると
それがママからの電話だったんだ
そして、いきなり「私、近くにいるんだけど、どこからかけてるかわかる?」って言うんだ
それで思わず周りを見渡すと、翔、ママは、隣りの電話BOXからがかけてたんだ
それは、まるで、いつか観た映画のワンシーンのようだったよ。 そして、パパとママは会った途端に恋に落ちたんだ
0
あなたにおすすめの小説
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
幼馴染の婚約者ともう1人の幼馴染
仏白目
恋愛
3人の子供達がいた、男の子リアムと2人の女の子アメリアとミア 家も近く家格も同じいつも一緒に遊び、仲良しだった、リアムとアメリアの両親は仲の良い友達どうし、自分達の子供を結婚させたいね、と意気投合し赤ちゃんの時に婚約者になった、それを知ったミア
なんだかずるい!私だけ仲間外れだわと思っていた、私だって彼と婚約したかったと、親にごねてもそれは無理な話だよと言い聞かされた
それじゃあ、結婚するまでは、リアムはミアのものね?そう、勝手に思い込んだミアは段々アメリアを邪魔者扱いをするようになって・・・
*作者ご都合主義の世界観のフィクションです
心が折れた日に神の声を聞く
木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。
どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。
何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。
絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。
没ネタ供養、第二弾の短編です。
私の夫は妹の元婚約者
彼方
恋愛
私の夫ミラーは、かつて妹マリッサの婚約者だった。
そんなミラーとの日々は穏やかで、幸せなもののはずだった。
けれどマリッサは、どこか意味ありげな態度で私に言葉を投げかけてくる。
「ミラーさんには、もっと活発な女性の方が合うんじゃない?」
挑発ともとれるその言動に、心がざわつく。けれど私も負けていられない。
最近、彼女が婚約者以外の男性と一緒にいたことをそっと伝えると、マリッサは少しだけ表情を揺らした。
それでもお互い、最後には笑顔を見せ合った。
まるで何もなかったかのように。
夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども
神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」
と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。
大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。
文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!
【完結】聖女の手を取り婚約者が消えて二年。私は別の人の妻になっていた。
文月ゆうり
恋愛
レティシアナは姫だ。
父王に一番愛される姫。
ゆえに妬まれることが多く、それを憂いた父王により早くに婚約を結ぶことになった。
優しく、頼れる婚約者はレティシアナの英雄だ。
しかし、彼は居なくなった。
聖女と呼ばれる少女と一緒に、行方を眩ませたのだ。
そして、二年後。
レティシアナは、大国の王の妻となっていた。
※主人公は、戦えるような存在ではありません。戦えて、強い主人公が好きな方には合わない可能性があります。
小説家になろうにも投稿しています。
エールありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる