ボクと俺のスクールライフ

チロル

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ボクと俺と尋問と

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「という感じです……」
『ふーん』
『ふーんて…』

聞いといてその反応はないと思います!

「それならそうと言ってくれたらよかったのに」
「恥ずかしいわ!そんな報告いちいちするか!」
「それはそうやな」
「他には?他に隠し事ない?」
「ま、真紀どうしたの?」
「まだ隠し事あるのかって聞いてるのよ。もう致したの!?」
「まだだよっ!今それ聞かなくていいじゃん!それより二人はどうなのさ!ボクらばかりじゃ不公平だよ」
「って言われてもな~」
「本当に何もないんだけど…」
「二人は互いのことどう思ってるの?」
『仲のいい友達』
「あ、あと先生」
「じゃあ私は生徒?」

うん。なんかわかった気だする。この二人はほんとに恋愛に興味ないんだろうな

「まぁ仕切り直してみんなとりあえずお疲れさん。今日は思い切り遊ぶで!」
『おー!』

「三島くん持ってきたかしら?」
「当然や!」
「10個以上クエストあるんだけど」
「おっしゃ!今日で全部終わらせるで!」
「じゃあ俺たちも何かしますか?」
「橘くんはこれ知ってる?」
「Dead Man Fieldじゃないですか!気になってたんですけどやったことないんですよ」
「リモコン2つあるからマルチプレイでやろうよ!」
「はい!」

とこんな感じで各々有意義な時間?を過ごして気づけばもう6時をまわっていた。ほんとただただゲームをしてただけだった。

「あ、千紗時間大丈夫?」
「あ、ほんとだ!7:00までに帰らないといけないんだった」
「あ、俺も帰ります。晩ご飯作れって言われてるので」
「そっか。おっけー!」
「和はどうする?」
「もうちょっとかかりそうやから桜井さん送って行ってあげて」
「了解」
『じゃあお邪魔しました~』
「はーい。またね~」
「あと何個やっけ?」
「あと1つね。これは明日やらない?」
「かまへんけどどうしたん?」
「いやね。私だけ別の学校に行くことになるからさみんなと遊ぶ時間を多く作りたいわけだよ」
「なるほどなぁ。俺は呼んでくれたらいつでもくるで」
「そっか。ならそれこそ明日またきてよ」
「了解や。何時にこればいい?」
「そうだね。長い時間したいから早めにお願い」
「おっしゃ。任せとき。んじゃ帰る用意するわ」
「うん」
「もう時期卒業式やな」
「うん」
「ほな帰るわ」
「うん」
「あ、あと卒業しても遊んでな~」
「!。もちろん!」
「ほなまた明日~」

なにかある はたから見たら そう見える
           橘照史&桜井千紗
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