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マック
ADO始めました【マックの場合・5】
農園の薬草を使って作業すること一週間。とうとう俺はハイポーションランクBを作ることに成功した。
多分秘訣は、農園の高ランクの素材と、調薬レベル、薬師レベル上昇。
嬉しくなって沢山ランクBを作った俺は、ウキウキしながらいくらで買い取ってもらえるのかな、と冒険者ギルドの入り口を潜った。
「ごめんなさい。うちではランクCまでしか買取でないんです」
困ったような顔とともに発せられたギルド職員さんの言葉に、俺は今までにないほど打ちのめされた。魔物に死に戻りされたより地味にダメージがでかい。
何でだ。何でもっといいランクの物が買い取ってもらえないんだ……くそう、くそう!
必死でレベル上げて、売って、高い薬草買って、そして作ったのに!
項垂れながら受付から離れようとしたら、そんな俺の姿が哀れだったのか、ギルド職員さんが俺の哀愁漂う背中に声を掛けた。
「うちでは買い取れないけれど、ここだけの話、この街の雑貨屋さんになら、もしかしたら買い取ってもらえる、かもしれないですから、そんな気を落とさず……力になれずごめんなさいね……」
「いえ……情報ありがとうございます」
「本当だったらそんなに状態のいいハイポーションは私個人でも買い取りたんだけど……個人に肩入れするのはよくないのよ。でも、応援してるから、これに懲りずに頑張ってね」
買い取り不可と言った本人が、本当にすまなそうにそんなことを言うので、ちょっとだけ復活した俺は、早速調薬キットを買った雑貨屋に行ってみることにした。
カランとドアを開けると、店番をしていたイケメンエルフの店員さんが笑顔で「いらっしゃい」と迎えてくれた。
「この間調薬キットを買ってくれた子だね。どう、いいの作れた?」
気さくに声を掛けてくれたので、小走りでカウンターに行って、借金二千ガルを渡した。
二千ガルを受け取った店員さんは、驚いたように目を見開いた後、フワリと笑った
「調薬キットの残りのお金、支払います。ありがとうございます」
「律儀だね。いつでもよかったのに。いいよ。ありがとう。ところで、何か作ってみた?」
「これを」
ワクワクした顔で俺を見ていた店員さんに、俺はギルドで買い取って貰えなかったハイポーションランクBを見せた。
途端に、店員さんの顔が驚愕に染まる。
手に取って、じっくりと瓶を見ている店員さんは、鑑定でもしているようだった。
「うわ、こんなに早くランクBを見ることが出来るなんて……俺の目も節穴じゃなかったな。それにしても、こんな小さな子が、こんなすごいのを作るなんて……」
ちらり、と横目で見られて、俺は思わず声を荒げていた。
「小さい子じゃなくて、もう十五です!」
その俺の心の叫びを聞いた店員さんは、ランクBハイポーションを見た時以上に驚いていた。何で驚くんだよ。
「……マジ? 俺と同じ歳? うっそでしょ。俺も十五だよ。え、待って、絶対に十一、 十二歳くらいだと思ってた。ほんとに?」
「なんでそんな年齢に見えるのか、不思議でならない。俺、アバターは地顔より大人ぽく作ったはずなのに……」
「雰囲気がそう見えるんだよ。ほら、なんか君の顔ってすごく凹凸が少ないじゃん。でも同じ歳なら敬語とかいらないから。それに、このハイポーション、うちで買い取らせてくれるんだよね。将来有望じゃん。頑張って」
大人っぽく作ったという俺の呟きは、ついぞ店員さんに反応してもらえなかった。売るよ。買って欲しかったよ。薬草を買いたいからお金はいくらあってもいいんだよ。絶対に採取するより農園だもん。
がっくりしながらも、出来上がったランクBハイポーションをカウンターに並べると、店員さんは全て買い取ってくれた。しかもギルドで買い取って貰えるランクCの物より数段高く。
「何、そんなに年下に見られてたの気にしてたんだ。ごめんごめん。お客様を不快にさせちゃ店主失格だよねえ。俺もまだまだだな」
ごめんね、と肩を竦める店員さんの言葉に、今度は俺が驚いた。
「店主……?」
「ああ、うん。最近うちのおじいちゃんたちが隠居して村の方に引っ越しちゃったんだ。馴染みがそっちにいるから楽しくやるって。だから、今は俺がこの店を切り盛りしてるの。ねえ、よかったらうちの店を繁盛させる手伝いしてくれない?」
カウンターに身を乗り出して笑顔を見せた店員さん、もとい店長さんは、目の前に置かれているランクBのハイポーションを手に取った。
「出来たらうち専属で売って欲しいなあ。ランクBだけは。もちろん色は付けるよ。損はさせない。どう、俺を手伝ってくれない?」
「買い取って貰えるのは、俺としても嬉しいですけど……」
「ほら、敬語。同じ歳で堅苦しくしないで。専属になってくれたら、特別に秘蔵のレシピあげちゃう。ね、どう?」
すごく綺麗な顔でどう? と言われた瞬間、ピロン、とクエスト欄に通知が来た。え、待って、ギルドで依頼書受付に出してないのにクエスト来たよ。どうしてだろ。
俺は慌ててその場でクエスト欄を開いてみた。
『【NEW】雑貨屋繁盛を手伝おう
雑貨屋がハイポーションランクBをメインに売り出そうとしている。
ハイポーションランクB百本を納品して、雑貨屋の売り上げに貢献しよう。
タイムリミット:七日
クリア報酬:雑貨屋買取価格10%アップ 雑貨屋商品10%オフ
雑貨屋店主好感度上昇 雑貨屋知名度上昇
クエスト失敗:時間内に納品できなかった 雑貨屋好感度下降
納品時売上%上昇ならず』
これ、凄い。こんな個人的なクエストとかあるんだ。
ちょっと感動しながら店主さんに了承の意を伝えると、店主さんはすごくいい笑顔で「じゃあこれ」と薬草を取り出した。
「これ、農園から定期的に買い取ってる薬草。またここに売ってくれるなら初回だけサービスであげる。これを使って。出来る限りたくさんほしいからさ。よろしくね」
「あ、はい」
「ほら、敬語」
「う、うん」
山ほどの薬草を貰って、俺はドキドキしながら雑貨屋をあとにした。
宿屋への道を歩いていると、今度こそじわじわと嬉しさがわき上がってきた。
次の日、学校で雄太に突撃した。
「なあなあ雄太! 俺、個人的にクエスト貰った!」
「マジか。俺もだいぶ個人的にクエスト貰う様になってきた。最初はいいのかなって思ったけど、ギルドを通したクエストよりもなんかいい感じだから一応全部クリアしてる」
「俺も受ける。でも一週間で百本納品とか、ちょっと大変なんだけど」
「あ、本気で薬師やってるんだ。戦闘はいいぞ。鎧と大剣がもう最高」
「え……やだよ。鎧は重そうだし大剣は重そうだし。普通の剣だっていまいち使えないのに」
「あの魔物を一撃で倒せる爽快感、最高だって。健吾も味わってんだろ」
「……俺、一撃で魔物を倒したことないんだけど… …」
そっと雄太に伝えると、雄太は目を剥いて絶句した。
そんな驚くことかな。皆、一撃で魔物を倒せるのかよ。そんなわけないじゃん。
雄太の顔が気に食わなくて額チョップを浴びせると、雄太はハッと我に返った。でも、今度は呆然と呟かれてしまった。
「……マジ? ADO本気で楽しんでるのか……?」
「本気で楽しんでるよ。調薬超楽しい。ずっと調薬してていいよ俺。ジョブレベルとスキルレベルさえ上がればあとはどうでもいいよ」
フンスと鼻を鳴らして高らかと宣言すると、雄太に憐みの視線を向けられてしまった。何でだ。楽しんでるよ!
家に帰り着いて、早速ログインすると、初のギルドを通さないクエストをこなすべく、俺は貸工房を借りて必死で調薬した。
ジョブレベルが三、調薬レベルが四上がったところで、夜の九時にセットしていたタイマーがピピピとなった。
ハッと顔をあげる。
両親が揃うからログアウトしないと。
高校受験に差し障らないようにゲームをすること、と言明されていた俺は、慌てて貸工房をあとにして、宿屋に向かった。
ログアウトは、基本宿屋か共同のログアウト専用場所で行うことになっている。本当に火急の用でもない限り、道端でログアウトするプレイヤーはいない。道端でログアウトしたとしても、パーティーの人か衛兵が共同ログアウト場所に連れて行ってくれるらしい。
他のVRゲームではアバターはその都度消えて、ログインと共に現れるんだけど、ADOはログアウトした後も、眠ったような状態のアバターが残っちゃうんだよ。そこらへんも他のゲームにはない特徴だった。街を歩いていると、ごくたまに転がっているアバターを見かけたり、それを運んでいる人たちを見かけたりする。
共同のログアウト場所は料金の掛かる宿屋とは違って基本無料だけど、ずらっとならんだベッドに転がってるアバターを見ると、なんとなく小さいころに見て震え上がった遺体安置の写真を思い出してイマイチ行く気にならないんだ。宿屋に泊まれるくらいのお金はあるしね。
雑貨屋さんが買い取ってくれる用になったら少しだけ余裕も出て来たし。あの雑貨屋さん本当にありがたい。
今日出来上がったハイポーションランクBは七十九個。明日には納品できそうだなとホッとしながら宿屋に前金を払って部屋に向かう。
部屋の鍵をロックして、インベントリ内を整理してからログアウトした。
もう二人とも帰って来てるかな。
次の日、またも学校から帰って来てすぐにログインした。そして、農園経由で貸工房に向かう。ひたすらハイポーション作りを繰り返し、気付いたときにはランクBのハイポーションが百三十個くらい出来ていた。
夢中になりすぎてた。調薬面白過ぎる。
でも、期限内に雑貨屋に行かないと。
俺は調薬器具をしまって、雑貨屋に行った。
多分秘訣は、農園の高ランクの素材と、調薬レベル、薬師レベル上昇。
嬉しくなって沢山ランクBを作った俺は、ウキウキしながらいくらで買い取ってもらえるのかな、と冒険者ギルドの入り口を潜った。
「ごめんなさい。うちではランクCまでしか買取でないんです」
困ったような顔とともに発せられたギルド職員さんの言葉に、俺は今までにないほど打ちのめされた。魔物に死に戻りされたより地味にダメージがでかい。
何でだ。何でもっといいランクの物が買い取ってもらえないんだ……くそう、くそう!
必死でレベル上げて、売って、高い薬草買って、そして作ったのに!
項垂れながら受付から離れようとしたら、そんな俺の姿が哀れだったのか、ギルド職員さんが俺の哀愁漂う背中に声を掛けた。
「うちでは買い取れないけれど、ここだけの話、この街の雑貨屋さんになら、もしかしたら買い取ってもらえる、かもしれないですから、そんな気を落とさず……力になれずごめんなさいね……」
「いえ……情報ありがとうございます」
「本当だったらそんなに状態のいいハイポーションは私個人でも買い取りたんだけど……個人に肩入れするのはよくないのよ。でも、応援してるから、これに懲りずに頑張ってね」
買い取り不可と言った本人が、本当にすまなそうにそんなことを言うので、ちょっとだけ復活した俺は、早速調薬キットを買った雑貨屋に行ってみることにした。
カランとドアを開けると、店番をしていたイケメンエルフの店員さんが笑顔で「いらっしゃい」と迎えてくれた。
「この間調薬キットを買ってくれた子だね。どう、いいの作れた?」
気さくに声を掛けてくれたので、小走りでカウンターに行って、借金二千ガルを渡した。
二千ガルを受け取った店員さんは、驚いたように目を見開いた後、フワリと笑った
「調薬キットの残りのお金、支払います。ありがとうございます」
「律儀だね。いつでもよかったのに。いいよ。ありがとう。ところで、何か作ってみた?」
「これを」
ワクワクした顔で俺を見ていた店員さんに、俺はギルドで買い取って貰えなかったハイポーションランクBを見せた。
途端に、店員さんの顔が驚愕に染まる。
手に取って、じっくりと瓶を見ている店員さんは、鑑定でもしているようだった。
「うわ、こんなに早くランクBを見ることが出来るなんて……俺の目も節穴じゃなかったな。それにしても、こんな小さな子が、こんなすごいのを作るなんて……」
ちらり、と横目で見られて、俺は思わず声を荒げていた。
「小さい子じゃなくて、もう十五です!」
その俺の心の叫びを聞いた店員さんは、ランクBハイポーションを見た時以上に驚いていた。何で驚くんだよ。
「……マジ? 俺と同じ歳? うっそでしょ。俺も十五だよ。え、待って、絶対に十一、 十二歳くらいだと思ってた。ほんとに?」
「なんでそんな年齢に見えるのか、不思議でならない。俺、アバターは地顔より大人ぽく作ったはずなのに……」
「雰囲気がそう見えるんだよ。ほら、なんか君の顔ってすごく凹凸が少ないじゃん。でも同じ歳なら敬語とかいらないから。それに、このハイポーション、うちで買い取らせてくれるんだよね。将来有望じゃん。頑張って」
大人っぽく作ったという俺の呟きは、ついぞ店員さんに反応してもらえなかった。売るよ。買って欲しかったよ。薬草を買いたいからお金はいくらあってもいいんだよ。絶対に採取するより農園だもん。
がっくりしながらも、出来上がったランクBハイポーションをカウンターに並べると、店員さんは全て買い取ってくれた。しかもギルドで買い取って貰えるランクCの物より数段高く。
「何、そんなに年下に見られてたの気にしてたんだ。ごめんごめん。お客様を不快にさせちゃ店主失格だよねえ。俺もまだまだだな」
ごめんね、と肩を竦める店員さんの言葉に、今度は俺が驚いた。
「店主……?」
「ああ、うん。最近うちのおじいちゃんたちが隠居して村の方に引っ越しちゃったんだ。馴染みがそっちにいるから楽しくやるって。だから、今は俺がこの店を切り盛りしてるの。ねえ、よかったらうちの店を繁盛させる手伝いしてくれない?」
カウンターに身を乗り出して笑顔を見せた店員さん、もとい店長さんは、目の前に置かれているランクBのハイポーションを手に取った。
「出来たらうち専属で売って欲しいなあ。ランクBだけは。もちろん色は付けるよ。損はさせない。どう、俺を手伝ってくれない?」
「買い取って貰えるのは、俺としても嬉しいですけど……」
「ほら、敬語。同じ歳で堅苦しくしないで。専属になってくれたら、特別に秘蔵のレシピあげちゃう。ね、どう?」
すごく綺麗な顔でどう? と言われた瞬間、ピロン、とクエスト欄に通知が来た。え、待って、ギルドで依頼書受付に出してないのにクエスト来たよ。どうしてだろ。
俺は慌ててその場でクエスト欄を開いてみた。
『【NEW】雑貨屋繁盛を手伝おう
雑貨屋がハイポーションランクBをメインに売り出そうとしている。
ハイポーションランクB百本を納品して、雑貨屋の売り上げに貢献しよう。
タイムリミット:七日
クリア報酬:雑貨屋買取価格10%アップ 雑貨屋商品10%オフ
雑貨屋店主好感度上昇 雑貨屋知名度上昇
クエスト失敗:時間内に納品できなかった 雑貨屋好感度下降
納品時売上%上昇ならず』
これ、凄い。こんな個人的なクエストとかあるんだ。
ちょっと感動しながら店主さんに了承の意を伝えると、店主さんはすごくいい笑顔で「じゃあこれ」と薬草を取り出した。
「これ、農園から定期的に買い取ってる薬草。またここに売ってくれるなら初回だけサービスであげる。これを使って。出来る限りたくさんほしいからさ。よろしくね」
「あ、はい」
「ほら、敬語」
「う、うん」
山ほどの薬草を貰って、俺はドキドキしながら雑貨屋をあとにした。
宿屋への道を歩いていると、今度こそじわじわと嬉しさがわき上がってきた。
次の日、学校で雄太に突撃した。
「なあなあ雄太! 俺、個人的にクエスト貰った!」
「マジか。俺もだいぶ個人的にクエスト貰う様になってきた。最初はいいのかなって思ったけど、ギルドを通したクエストよりもなんかいい感じだから一応全部クリアしてる」
「俺も受ける。でも一週間で百本納品とか、ちょっと大変なんだけど」
「あ、本気で薬師やってるんだ。戦闘はいいぞ。鎧と大剣がもう最高」
「え……やだよ。鎧は重そうだし大剣は重そうだし。普通の剣だっていまいち使えないのに」
「あの魔物を一撃で倒せる爽快感、最高だって。健吾も味わってんだろ」
「……俺、一撃で魔物を倒したことないんだけど… …」
そっと雄太に伝えると、雄太は目を剥いて絶句した。
そんな驚くことかな。皆、一撃で魔物を倒せるのかよ。そんなわけないじゃん。
雄太の顔が気に食わなくて額チョップを浴びせると、雄太はハッと我に返った。でも、今度は呆然と呟かれてしまった。
「……マジ? ADO本気で楽しんでるのか……?」
「本気で楽しんでるよ。調薬超楽しい。ずっと調薬してていいよ俺。ジョブレベルとスキルレベルさえ上がればあとはどうでもいいよ」
フンスと鼻を鳴らして高らかと宣言すると、雄太に憐みの視線を向けられてしまった。何でだ。楽しんでるよ!
家に帰り着いて、早速ログインすると、初のギルドを通さないクエストをこなすべく、俺は貸工房を借りて必死で調薬した。
ジョブレベルが三、調薬レベルが四上がったところで、夜の九時にセットしていたタイマーがピピピとなった。
ハッと顔をあげる。
両親が揃うからログアウトしないと。
高校受験に差し障らないようにゲームをすること、と言明されていた俺は、慌てて貸工房をあとにして、宿屋に向かった。
ログアウトは、基本宿屋か共同のログアウト専用場所で行うことになっている。本当に火急の用でもない限り、道端でログアウトするプレイヤーはいない。道端でログアウトしたとしても、パーティーの人か衛兵が共同ログアウト場所に連れて行ってくれるらしい。
他のVRゲームではアバターはその都度消えて、ログインと共に現れるんだけど、ADOはログアウトした後も、眠ったような状態のアバターが残っちゃうんだよ。そこらへんも他のゲームにはない特徴だった。街を歩いていると、ごくたまに転がっているアバターを見かけたり、それを運んでいる人たちを見かけたりする。
共同のログアウト場所は料金の掛かる宿屋とは違って基本無料だけど、ずらっとならんだベッドに転がってるアバターを見ると、なんとなく小さいころに見て震え上がった遺体安置の写真を思い出してイマイチ行く気にならないんだ。宿屋に泊まれるくらいのお金はあるしね。
雑貨屋さんが買い取ってくれる用になったら少しだけ余裕も出て来たし。あの雑貨屋さん本当にありがたい。
今日出来上がったハイポーションランクBは七十九個。明日には納品できそうだなとホッとしながら宿屋に前金を払って部屋に向かう。
部屋の鍵をロックして、インベントリ内を整理してからログアウトした。
もう二人とも帰って来てるかな。
次の日、またも学校から帰って来てすぐにログインした。そして、農園経由で貸工房に向かう。ひたすらハイポーション作りを繰り返し、気付いたときにはランクBのハイポーションが百三十個くらい出来ていた。
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