「これを見ずして薬師マックは語れない」『【トレ】薬師マックスレ【名物】』

朝陽天満

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『長光鎧神々しい件について』『薬師マックいた?』

「朗報!!! 俺、長光鎧予約してもらえた!!! 今から貯めないと!」

「マジか! 待て、経緯を教えてくれ。俺も予約してえ」

「お前らスレ違いだ。そういうのは長光スレに行け。でも長光はばったり会って運が良くないと予約受付すらしてくれないからね。まああの人気なら仕方ないけど。片っ端から受けてたらヤバそうだし」

「いや、それがこのスレでいいんだよ。実は俺も予約は諦めて店に通い詰めてたんだけど、今日、ふと目の前に薬師マックと門番さんと門番さん似のプレイヤーと英雄の息子が現れたんだよ。長光の店に。そん時に薬師マックが門番さんに抱き着いて、英雄の息子が長光を呼んで。まさか出てこねえよな、なんて思ってたら長光が出てきて、なんか薬師マックとやけに仲良くて、でもってついでにその場にいた俺も予約出来たんだ。なんか、門番ラッキーの威力パねえ……」

「文字なげえよ。でもってその運分けてくれ。はっ……ってことは今辺境か。馬借りれば何とか……」

「俺も見たわ西門で『高橋と愉快な仲間たち』と『マッドライド』と合流する薬師マック。ほんと仲いいのなあいつら」

「俺も混ぜて欲しい」

「俺も」

「私も」

「長光も一緒に行動してたけど、その後英雄の息子につれられてどっかに消えてったぞ。その後の消息よろ」

「見かけたらここに書き込んでくれ」

「見かけたい」

「見かけたい」

「見かけたい」

「うるせえぞお前ら」



「見かけた! 門番さんと一緒に目の前に出てきた!」

「どこだよ」

「トレのギルド」

「出て来たってどういうことだよ」

「そのまんま、パッと目の前に現れた」

「一緒に店主さんいなかったか?」

「それが二人だけで出てきたんだよ」

「おかしいだろ。転移みたいな魔法使えるのってダンジョンサーチャーと店主さんだけだろ?」

「あ、もしかして門番さんが使えるとか」

「門番さんパねえ……」

「門番さんハイスペック……」

「それで、どうなったんだよ。タックルかましたか?」

「姫抱っこ?」

「いやいやいや、そんなんじゃなくて、抱き寄せて頭のてっぺんにチュウしてた」

「チュウ」

「中」

「宙」

「虫」

「(^ε^)-☆Chu!!」

「それだ」

「で、何かドロップ出たか」

「その後魔物討伐のクエスト受けたら、森で違う門番さん集団と会って、一緒にユニークボス撃退した。門番さんたち強すぎだろ」

「なんだそのレアクエスト……俺も共闘してみてえ」

「私も共闘してみたい」

「したい」

「っつうか本人たちはどうなったんだよ」

「英雄と消えてった」

「ギルドの偉い人の部屋に消えてった」

「二人で、あの美人の英雄の部屋に消えてった」

「消えてった」

「話す間もなかった」

「でもご利益あった」

「いったい何人が見かけたんだよ……!」

「ギルドにいたやつら全員、かな」

「どうして俺はセッテのギルドにいるんだよ!」

「俺なんか辺境だぜ! 昨日辺境でトップパーティー共と戯れてたから辺境にいると踏んでノヴェから急いで移動したってのに!」

「残念だったな」

「やっぱり門番さん転移魔法が使える説濃厚か……門番パねえ」

「ってことは今あの二人はトレのギルドにいるってことか……よし、移動開始」

「移動開始」

「そうでなくてもぎゅうぎゅう詰め状態だから来るなよ」







「門番さんが!!すげえ綺麗な鎧着て長光と歩いてた!」

「いつ!」

「どこで!」

「なんで!」

「街間転移できるようになった日、トレの街で」

「俺にはわかる…あれは長光の新作だ…」

「うわ見てえ…」

「っつうかなんで長光がトレにいるんだよ」

「実は薬師さんじゃなくて門番さんと仲が良かったとか」

「門番さんがわざわざ辺境まで長光を迎えに行ったのか? 浮気か!?」

「いや、大丈夫、だと思う。薬師マックも後ろにいたような気がする」

「なんだよその曖昧な言葉」

「多分いた!」

「多分つけるなよ」 

「だってあの二人が輝きすぎてて他が目に入らなかったんだよ。大丈夫、いた、はず」

「おいい、しっかりしろよー!」

「二人、ラブラブだよ、な…?」

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