「これを見ずして薬師マックは語れない」『【トレ】薬師マックスレ【名物】』

朝陽天満

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『きたああああああ! ゲリラ実演販売だああああああ!』



「おおおおおおいい!!朗報朗報!!!」

「なんだよ」

「朗報って」

「早く言え」

「内容はよ」

「もしかして新アイテム出たとか?」

「またしても薬師マックのアイテム特売してるとか?」

「うお、誰だ上のコメ。当たりだ。っていうか特売じゃねえけど、もっとすげえ」

「なんだよ詳細。トレに向かいながら訊こう」

「俺今森の中なんだよ! 待て超スピードで街に向かうから!」

「俺今ギルド内にいるから情報はよ」

「俺、まだトレの魔法陣登録してねえよおおおお!」

「誰だこのスレの住民なのにトレの街登録してないの」

「新人か?」

「新人ね」

「新人だな」

「それよかはよ情報!」

「おう。行くぞ、心して聞け」

「ゴクリ」

「ゴクリ」

「wktk」

「はよ!」

「勿体ぶるなよ!」

「【今日一日薬師マックの作りたてハイポーションがお値段通常の5倍でおひとり様10本購入可! 】」

「待て、5倍って……www英雄の息子……商売人や」

「でも俺5倍でも10本まとめて欲しい」

「あ、俺も。トレ行こ」

「私今すっごく急いでトレに向かってる」

「あ、待て。内容変わった。今薬師マックが第一回目のアイテム作り終わったんだけどなんだか揉めてる」

「どうしたんだ薬師マック。反乱か?」

「それっぽい。店主さんの暴挙に反論してる。5倍やめろって」

「いい子や……」

「ほんとに」

「あ、10倍になった!」

「ボッタくりだ!?Σ(゜Д゜)」

「いい子じゃなかったの!?Σ(゜Д゜)」

「ってか、違う。売り物が変わったっぽい。うおおおおおお!」

「どうした」

「どうした」

「どうした。俺が今トレに行くから落ち着け」

「俺も行ってやろう」

「【ギルドで特別報酬でもらえるすっごい薬一本3000ガルで一人10本”!!!!限定2時間!!!!うおおおおおお!】」

「Σ( ̄□ ̄|||)」

「Σ(゜Д゜)」

「うおおおおおおお!」

「うおおおおおおおおおお!」

「やべえもんきたああああ!!」

「待ってろよ薬師マック様!」

「マック様!」

「うおおおおおおおお俺は何でこんなところにいる!?」

「二時間はきっちり売ってくれるらしい!!」

「二時間な!根性で行ってやる!」

「馬の手配を!」

「誰か転移を使えるものはおらぬか!」

「諦めてギルドから跳べよ」

「(´;ω;`)ウゥゥそうする。でも二時間は多分無理……レベリングしてて街から遠く離れてる……俺最近門番さん見てねえからついてねえのかも……」

「俺は、間に合わせてやる!」

「のちの詳細よろ!」

「了解!」



「俺の戦いは終わ……った……」

「俺ダメだった……けど整理券貰った。薬師マック手ずから貰った!!次の機会は優先~♪」

「俺も買えなくて、整理券貰ってとぼとぼ帰ってきた人」

「なになに、お前らあの後すぐ解散したの?」

「まだなんかあったのか? 薬師マック、辺境のやつらと話し始めたから邪魔しちゃいけねえと思って去ったよ」

「あったんだよ」

「Σ(゜Д゜)」

「Σ( ̄□ ̄|||)」

「俺しっかり買えたぜ。ウハウハだ。しかも門番さんと薬師マックの姫抱っこを見たからこれから狩りに行けとの神のお告げか」

「なん、だと」

「そういうびっくりいらないから!!何で俺は店の前をすぐ離れた!!」

「買えたやつらが門番さんたちに『薬師マックの実演販売あった』っていう情報を渡したから迎えに来たとか言ってたな」

「OH……」

「俺それ見てからいつもの狩場にダッシュした。レアものレアもの(*´з`)」

「くっそお!何やってんだ俺!薬をゲットできたからって浮かれて馬鹿か俺!」

「ゲットできたならいいじゃねえか!(血涙)俺が情報ゲットした時にはすでに2時間経過してて、整理券すら貰えねえ状態だったんだぞ!!(血涙)」

「それは……ご愁傷様」

「ざ、残念だったな……」

「薬師マック達もすでにいなくなってるしよ……」

「頑張れ」

「なんか、姫抱っこ見れなかっただけで嘆いて悪かったな。元気出せ」

「……ううう、ありがとな。元気出す……わけねええええええ!俺もう今日はログアウトして落ち込むわ」

「元気になって帰って来いよ。ログアウトしたままだと情報もなかなか伝わらねえからな」

「……」

「なんか、整理券貰えてらっきー、って気がして来た」

「俺、アイテム買えてラッキー」

「俺も、薬師マック本人見れてラッキー」

「ほんとな。悔やんでも仕方ねえから、次のゲリラ実演に超期待」

「頑張れ店主さん」
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