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三章
3-59 俺達は一試合目だから
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「と、いう感じだったんです」
オレは今朝あったことを所長に報告すると、直ぐにベルに向き直って「大丈夫なの?」と問いかける。
「いや、でも、何なら帰ってもいいんだよ?」
「嫌だ。出る」
「本当に大丈夫なの?」
「大丈夫」
心底心配そうに、所長はベルを見た。けれどもベルの意思は固い。
「じゃ、所長。俺達は一試合目だから」
「う、うん。気を付けてね」
試合の相手が死を刻む悪魔ってわけじゃないんだし、大丈夫だとは思うんだけどなぁ。夜に出たらしいから、夜は怖いけど。
「気が変わったらすぐ言うんだよ」
「気は変わらない。行ってきます」
ベルは小さく頷くと、スティアとテロペアと共に選手控室に向かった。
「……本当に大丈夫なのかなぁ」
所長の心配は尽きないようだが、とりあえずオレ達もスーさんの席へと向かうことにした。今日もお邪魔することにしているのだ。
***
オレは今朝あったことを所長に報告すると、直ぐにベルに向き直って「大丈夫なの?」と問いかける。
「いや、でも、何なら帰ってもいいんだよ?」
「嫌だ。出る」
「本当に大丈夫なの?」
「大丈夫」
心底心配そうに、所長はベルを見た。けれどもベルの意思は固い。
「じゃ、所長。俺達は一試合目だから」
「う、うん。気を付けてね」
試合の相手が死を刻む悪魔ってわけじゃないんだし、大丈夫だとは思うんだけどなぁ。夜に出たらしいから、夜は怖いけど。
「気が変わったらすぐ言うんだよ」
「気は変わらない。行ってきます」
ベルは小さく頷くと、スティアとテロペアと共に選手控室に向かった。
「……本当に大丈夫なのかなぁ」
所長の心配は尽きないようだが、とりあえずオレ達もスーさんの席へと向かうことにした。今日もお邪魔することにしているのだ。
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