転生者は創造神~レクリエイター~

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5 アルラウネの力(だいこん)

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 私はアルラウネを召喚? した。

 森の中で迷子になった母の為、自分の為、植物の魔物アルラウネを産みだしました。

 アルラウネ達は、ちょっと大きな大根程度で、手と足が生えてます。はい。見た目、完全にだいこんです。魔物って言う感じがしません。

 うーむ。私の能力がまだ低いせいだ。本当ならアルラウネって言ったら、人型でとってもかわいい女の子の姿をしているはずなんだ。人間を騙して精気を奪い取る魔物なんだけど、まぁいいか。こんな子たちでも、戦力になるはず。

 私は心の中で念じる。アルラウネ達よ。近くの村まで案内しなさい。

 すると、大根たちはヨチヨチ歩き、円陣を組んで何やら話し込む。作戦会議をしているらしい。

 しばらく見ていると、ビシッと敬礼した一匹が私に念話で伝えてきた。

『村ガ何処ニアルノカ、ワカラナイ!』 

 大根はふんぞり返ってそう言いました。

「……………」

 絶句しました。そうです。ここに生えていた大木なんだから、外の世界のことなんて知っているはずがない。失敗しましたよ。えぇ。それはもう、大失敗ですよ。

 私の魔力も残り少ない。これ以上使うと、死の危険がある。

 どうしたらいいか悩んでいると、彼らは言った。

『ダケド、ココ二住ンデイル、魔女ナラ、ドウニカシテクレル』

 え? 魔女?

『ハイ。タマニ、森ノ木々ヲ見回ッテイル魔女ガイマス』

 森の木々を見回る? どういうことだ? 

『ハグレエルフ、言ッテイタ!』

 ほう。どうやらこの森の奥で、エルフが生活しているらしい。エルフは奴隷なのに、人間に捕まっていないのがいたのか? しかも森と言っても、ここは採掘場から近い森だ。人間の手もいくらか入っているはず。人間と接触する危険があるのに、こんな浅い森に一人で住んでいるのだろうか?

 もしかして、私たちと同じ逃亡奴隷か? はぐれエルフというくらいだから、そうかもしれない。

 よし、大根たちよ。私たちをそのエルフのところに連れて行きなさい。行先は分かってるんでしょ?

『ワカル! エルフ、イツモ僕達二魔力ヲクレタ! ダカラ、エルフノ居場所、ワカル!』

 この森を管理しているのだろうか? まぁいい。迷子になって魔物に殺されるよりいい。

 私は大根たちに命じて、そのはぐれエルフの元に案内させた。

 母親であるエレノアも、私の異常さにようやく気付いたのか大人しくしていた。大根たちに、無言で着いて来てくれた。私をぎゅっと抱きしめてね。
 


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