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第十三章 よしの
第十三章 よしの(3)
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その朝、清太は奈良へ発つ亥介を見送ったあと、弥蔵を大原に残して洛中へと向かう。
平次郎が数日前に大原の嘉平屋敷を訪れ、自分の居場所とともに、
―当分の間、京に滞在するので、清太殿がここに立ち寄ることがあれば、訪ねて貰いたい。
という伝言を残していた。
清太は、平次郎が示した洛中の材木商を訪ねたものの、平次郎は生憎外出中で、いつ戻るかさえ分からないと言う。
清太は得るところなく大原へ戻らざるを得なかった。しかし、
―折角の洛中だ。見聞を広げておこう。
と気を取り直し、道行く人々に場所を尋ねながら、祇園社や知恩院、南禅寺、慈照寺など著名な寺社仏閣を巡り、大原に戻った。
その日の夕餉は、嘉平夫妻・治平夫妻ともに近隣の寄合があり、よしのが給仕役して清太と弥蔵の三人で取ることになった。少人数ということもあり、昨日とは打って変わって清太もよしのも明るく会話を弾ませる。
二人は、今朝の出来事を弥蔵に気付かれぬよう、昨日までと変わらぬ態度を装っている。
清太は、よしのが片付けを始めたところを見計らい、よしのに声を掛けて、懐から小さな包みを取り出す。
「洛中のお土産です。匂袋は於彩さん、於妙さん、そして、よしのさんに、そして、この櫛はよしのさんが使って下さい。」
よしのが頬を僅かに染めて小さな笑顔を浮かべ、清太から櫛と三つの匂袋を白い両手で大事そうに受け取る。
その夜、布団に入った清太に隣室で寝ている弥蔵が、
「若様、よしのさんと何かございましたか。」
と、単刀直入に尋ねる。
清太は、一瞬、身体を固くしたが、すぐに平静を取り戻し、灯火の消えた暗い天上を見つめながら、抑揚を付けずに弥蔵に答える。
「特段何もない。どうかしたのか。」
弥蔵が小さな咳払いを入れる。
「朝餉の折に若様とよしのさんの様子を見た於妙さんが「二人の様子が昨日までと少し違うように感じます。」と言っていました。女衆のこういう勘はなかなか侮れませぬ。先刻の夕食の様子を見ていると、わたくしも二人の雰囲気が昨日とは違うような気がしたもので…。」
―於妙さんの入れ知恵か。
清太は女性特有と言っていい鋭い感性に内心驚きつつ、井戸端での出来事を見られていた訳ではないことを知って安堵する。
「於妙さんの思い違いだろう。弥蔵は心配性ゆえ、於妙さんの話を聞いてわたしとよしのさんの会話を勘繰ったのではないのか。」
「ならば宜しいのです。若様は甲丞の嫡流です。拐かされ、記憶を失っているよしのさんに慈悲を掛けることは大切ですが、間違いがあっては丞様に申し訳ございませぬゆえ、念のためお尋ねしただけです。」
―間違いとはどういう意味だ。
清太は弥蔵の言葉の細部に若干の反感を抱きつつ、敢えて反論はせず、この話弊を速やかに仕舞おうと、沈黙する。
―明朝もよしのは井戸にいるかな…。
そう考えたとき、今朝方、よしのの髪から漂っていた芳香が、清太の鼻腔の奥で微かに甦り、清太の入眠を妨げた。
翌朝、清太は、昨日と同様、鍛錬を終えて、井戸へと向かう。井戸端には明るい表情のよしのが待っている。
「よしのさん、今日も早起きですね。」
今朝は清太が先に声を掛ける。
「おはようございます。」
よしのが洗濯をしている手許から視線を上げて、清太に挨拶を返す。
「いただいた匂い袋を、昨夜、於妙さんと於彩さんにお渡しました。お二人とも大層喜んでおられました。」
清太はにこやかな表情で会話を続けながら、井戸の脇に置いてある桶に手を伸ばす。
「気付きませぬことで。」
よしのが洗濯する手を止めて、桶を取ろうとすると、その手を清太が取って、引き寄せる。
「誰かに見られては困ります。」
よしのが含羞の色を浮かべつつ、小声で清太を諌める。清太はよしのの言葉と早朝の冷気で感情を抑制し、よしのから身体を離す。よしのは何事も無かったように釣瓶の先に結び付けた桶を井戸に投じて水を汲み上げる。清太はその水で顔を洗い、手拭いで上半身を拭う。再び屈んで洗濯を始めたよしのを清太が見下ろすと、よしのの髪に昨夜贈った櫛が置かれている。黒漆の地に小さな薄紅色の花弁模様が散りばめられた櫛が、彼女の純白のふっくらした顔を華やかに引き立てる。
「良くお似合いです。」
よしのの小さな唇から白い歯が零れる。
「わたしなどにはもったいない美しい櫛でございます。」
よしのは屈んだまま清太の方を振り返り、襷に挟んでいた手拭いで両手の水気を取り、髪に置いた櫛を整える仕草をする。
洗濯が終わるまでの短い時間ではあったが、清太とよしのは二人だけの会話を楽しんだ。
清太は峡を出立して以来、多忙に紛れて、祖父である甲丞に便りを出していないことに気付いた。
この日の朝食を終えた清太は、於彩に用意してもらった文机の前に座り、硯の墨を磨りながら、頭の中で書状の内容・構成を描く。
―書くべき事柄が多い。
清太は十分に内容を練り上げなければ、文章が稚拙になると感じて、思索を続ける。
硯に溜まった墨汁が十分に黒くなった頃、清太は、おもむろに細筆を取り上げ、墨汁をたっぷりと吸わせて、紙面に静かに、しかしながら、強い筆勢で走らせる。
一気に書状を書き終え、筆を硯箱に置いた時、表門から聞き覚えのある声が響いた。
―平次郎殿。
清太は、筆を取り直して、書状の最後に、
―須崎平次郎なる腕利きの兵法者に出会い候。剣術指南を受け申し候。
と、追伸したあと、框石の上にある草履を履き、早足で表門へ向かう。
「御足労いただき、ありがとうございます。」
清太は平次郎を離れ屋に招じ入れ、於彩の入れた焙茶を飲んで近況を語り合ったあと、早速、木太刀を取って屋敷の裏庭に向かう。
清太は中段、平次郎は上段に構えて向き合う。
一本目、平次郎が先(せん)を取って動き、清太との距離を詰める。
平次郎が木太刀の切っ先を清太の木太刀に軽く触れて清太を誘う。清太はそれに乗って右足を踏み込みながら、瞬速の太刀を平次郎の右手に撃ち込む。平次郎は僅かに右足を引き、浅く体を捻って清太の木太刀を紙一重で躱し、緩慢にも見える動作で振り切った清太の右手首に木太刀を軽く載せる。
「まだまだ仕掛けが早い。」
平次郎が先刻の立ち合いをゆるやかな動作で再現しながら、清太に間合いについて丁寧に説明する。二本目、三本目、二人は何度も木太刀を構え直し、撃ち合いを繰り返す。
清太には、
―木太刀が僅かずつではあるが平次郎殿の身体に近付いている。
という確かな感覚があった。
二人とも時間を忘れて立ち合いに没頭する。一刻以上が経過したが、二人は木太刀を置こうとしない。
正午を告げる梵鐘が大原の野面に響く。
於彩の声が聞こえる。
「お昼の支度ができました。井戸端に手拭いを用意しておきましたので、汗をお流しになって、お召し上がり下さい。」
清太は、昼食を遠慮して屋敷を辞そうとする平次郎を、強引に離れ屋に引き入れる。
二人は食事を取りながら、先ほどまでの立ち合いを振り返る。
話題が一区切りついた所で、平次郎が声を潜める。
「浦上宗景殿が京に上る途次、何者かに殺されたそうだ。」
清太が箸を止めて、平次郎を見つめ返す。
「あの老人を毛利や宇喜多が執拗に狙っていたことは、荒木家中も重々承知していたはずですが、…。」
織田氏にとって小さいとはいえ、まだ利用価値のある宗景を、荒木勢が見殺しにするとは考え難い。清太は訝しむような視線を平次郎に向ける。
「警護の荒木勢はもとより、宗影の側にいた浦上旧臣達も傷一つ負うことなく、しかも、襲撃されたことさえも覚えておらず、護衛達が我に返った時には首を失った宗景の身体だけが血溜まりの中に転がっていたそうだ。」
「妖怪、魑魅魍魎、あるいは、天狗の仕業でしょうか。しかし、その類いであれば、警護の者達も無傷では済みますまい。」
平次郎が清太の瞳の奥底を覗き込むようにしながら、
「妖術というものをご存じか。」
と、唐突に問い掛けた。平次郎は意表を突くことで、清太の表情や瞳孔の動きから精神の揺らぎを探る。清太は平次郎の視線を真っ直ぐに受け止め、大きく息を吐いたあと、
「存じています。少し前のことになりますが、妖薬を使う僧侶と刃を交えました。」
と、答える。平次郎の表情に軽い驚きが浮かぶ。清太が、脇に置いていた杖を握り、
「外でご説明しましょう。」
と、平次郎を誘った。
平次郎が数日前に大原の嘉平屋敷を訪れ、自分の居場所とともに、
―当分の間、京に滞在するので、清太殿がここに立ち寄ることがあれば、訪ねて貰いたい。
という伝言を残していた。
清太は、平次郎が示した洛中の材木商を訪ねたものの、平次郎は生憎外出中で、いつ戻るかさえ分からないと言う。
清太は得るところなく大原へ戻らざるを得なかった。しかし、
―折角の洛中だ。見聞を広げておこう。
と気を取り直し、道行く人々に場所を尋ねながら、祇園社や知恩院、南禅寺、慈照寺など著名な寺社仏閣を巡り、大原に戻った。
その日の夕餉は、嘉平夫妻・治平夫妻ともに近隣の寄合があり、よしのが給仕役して清太と弥蔵の三人で取ることになった。少人数ということもあり、昨日とは打って変わって清太もよしのも明るく会話を弾ませる。
二人は、今朝の出来事を弥蔵に気付かれぬよう、昨日までと変わらぬ態度を装っている。
清太は、よしのが片付けを始めたところを見計らい、よしのに声を掛けて、懐から小さな包みを取り出す。
「洛中のお土産です。匂袋は於彩さん、於妙さん、そして、よしのさんに、そして、この櫛はよしのさんが使って下さい。」
よしのが頬を僅かに染めて小さな笑顔を浮かべ、清太から櫛と三つの匂袋を白い両手で大事そうに受け取る。
その夜、布団に入った清太に隣室で寝ている弥蔵が、
「若様、よしのさんと何かございましたか。」
と、単刀直入に尋ねる。
清太は、一瞬、身体を固くしたが、すぐに平静を取り戻し、灯火の消えた暗い天上を見つめながら、抑揚を付けずに弥蔵に答える。
「特段何もない。どうかしたのか。」
弥蔵が小さな咳払いを入れる。
「朝餉の折に若様とよしのさんの様子を見た於妙さんが「二人の様子が昨日までと少し違うように感じます。」と言っていました。女衆のこういう勘はなかなか侮れませぬ。先刻の夕食の様子を見ていると、わたくしも二人の雰囲気が昨日とは違うような気がしたもので…。」
―於妙さんの入れ知恵か。
清太は女性特有と言っていい鋭い感性に内心驚きつつ、井戸端での出来事を見られていた訳ではないことを知って安堵する。
「於妙さんの思い違いだろう。弥蔵は心配性ゆえ、於妙さんの話を聞いてわたしとよしのさんの会話を勘繰ったのではないのか。」
「ならば宜しいのです。若様は甲丞の嫡流です。拐かされ、記憶を失っているよしのさんに慈悲を掛けることは大切ですが、間違いがあっては丞様に申し訳ございませぬゆえ、念のためお尋ねしただけです。」
―間違いとはどういう意味だ。
清太は弥蔵の言葉の細部に若干の反感を抱きつつ、敢えて反論はせず、この話弊を速やかに仕舞おうと、沈黙する。
―明朝もよしのは井戸にいるかな…。
そう考えたとき、今朝方、よしのの髪から漂っていた芳香が、清太の鼻腔の奥で微かに甦り、清太の入眠を妨げた。
翌朝、清太は、昨日と同様、鍛錬を終えて、井戸へと向かう。井戸端には明るい表情のよしのが待っている。
「よしのさん、今日も早起きですね。」
今朝は清太が先に声を掛ける。
「おはようございます。」
よしのが洗濯をしている手許から視線を上げて、清太に挨拶を返す。
「いただいた匂い袋を、昨夜、於妙さんと於彩さんにお渡しました。お二人とも大層喜んでおられました。」
清太はにこやかな表情で会話を続けながら、井戸の脇に置いてある桶に手を伸ばす。
「気付きませぬことで。」
よしのが洗濯する手を止めて、桶を取ろうとすると、その手を清太が取って、引き寄せる。
「誰かに見られては困ります。」
よしのが含羞の色を浮かべつつ、小声で清太を諌める。清太はよしのの言葉と早朝の冷気で感情を抑制し、よしのから身体を離す。よしのは何事も無かったように釣瓶の先に結び付けた桶を井戸に投じて水を汲み上げる。清太はその水で顔を洗い、手拭いで上半身を拭う。再び屈んで洗濯を始めたよしのを清太が見下ろすと、よしのの髪に昨夜贈った櫛が置かれている。黒漆の地に小さな薄紅色の花弁模様が散りばめられた櫛が、彼女の純白のふっくらした顔を華やかに引き立てる。
「良くお似合いです。」
よしのの小さな唇から白い歯が零れる。
「わたしなどにはもったいない美しい櫛でございます。」
よしのは屈んだまま清太の方を振り返り、襷に挟んでいた手拭いで両手の水気を取り、髪に置いた櫛を整える仕草をする。
洗濯が終わるまでの短い時間ではあったが、清太とよしのは二人だけの会話を楽しんだ。
清太は峡を出立して以来、多忙に紛れて、祖父である甲丞に便りを出していないことに気付いた。
この日の朝食を終えた清太は、於彩に用意してもらった文机の前に座り、硯の墨を磨りながら、頭の中で書状の内容・構成を描く。
―書くべき事柄が多い。
清太は十分に内容を練り上げなければ、文章が稚拙になると感じて、思索を続ける。
硯に溜まった墨汁が十分に黒くなった頃、清太は、おもむろに細筆を取り上げ、墨汁をたっぷりと吸わせて、紙面に静かに、しかしながら、強い筆勢で走らせる。
一気に書状を書き終え、筆を硯箱に置いた時、表門から聞き覚えのある声が響いた。
―平次郎殿。
清太は、筆を取り直して、書状の最後に、
―須崎平次郎なる腕利きの兵法者に出会い候。剣術指南を受け申し候。
と、追伸したあと、框石の上にある草履を履き、早足で表門へ向かう。
「御足労いただき、ありがとうございます。」
清太は平次郎を離れ屋に招じ入れ、於彩の入れた焙茶を飲んで近況を語り合ったあと、早速、木太刀を取って屋敷の裏庭に向かう。
清太は中段、平次郎は上段に構えて向き合う。
一本目、平次郎が先(せん)を取って動き、清太との距離を詰める。
平次郎が木太刀の切っ先を清太の木太刀に軽く触れて清太を誘う。清太はそれに乗って右足を踏み込みながら、瞬速の太刀を平次郎の右手に撃ち込む。平次郎は僅かに右足を引き、浅く体を捻って清太の木太刀を紙一重で躱し、緩慢にも見える動作で振り切った清太の右手首に木太刀を軽く載せる。
「まだまだ仕掛けが早い。」
平次郎が先刻の立ち合いをゆるやかな動作で再現しながら、清太に間合いについて丁寧に説明する。二本目、三本目、二人は何度も木太刀を構え直し、撃ち合いを繰り返す。
清太には、
―木太刀が僅かずつではあるが平次郎殿の身体に近付いている。
という確かな感覚があった。
二人とも時間を忘れて立ち合いに没頭する。一刻以上が経過したが、二人は木太刀を置こうとしない。
正午を告げる梵鐘が大原の野面に響く。
於彩の声が聞こえる。
「お昼の支度ができました。井戸端に手拭いを用意しておきましたので、汗をお流しになって、お召し上がり下さい。」
清太は、昼食を遠慮して屋敷を辞そうとする平次郎を、強引に離れ屋に引き入れる。
二人は食事を取りながら、先ほどまでの立ち合いを振り返る。
話題が一区切りついた所で、平次郎が声を潜める。
「浦上宗景殿が京に上る途次、何者かに殺されたそうだ。」
清太が箸を止めて、平次郎を見つめ返す。
「あの老人を毛利や宇喜多が執拗に狙っていたことは、荒木家中も重々承知していたはずですが、…。」
織田氏にとって小さいとはいえ、まだ利用価値のある宗景を、荒木勢が見殺しにするとは考え難い。清太は訝しむような視線を平次郎に向ける。
「警護の荒木勢はもとより、宗影の側にいた浦上旧臣達も傷一つ負うことなく、しかも、襲撃されたことさえも覚えておらず、護衛達が我に返った時には首を失った宗景の身体だけが血溜まりの中に転がっていたそうだ。」
「妖怪、魑魅魍魎、あるいは、天狗の仕業でしょうか。しかし、その類いであれば、警護の者達も無傷では済みますまい。」
平次郎が清太の瞳の奥底を覗き込むようにしながら、
「妖術というものをご存じか。」
と、唐突に問い掛けた。平次郎は意表を突くことで、清太の表情や瞳孔の動きから精神の揺らぎを探る。清太は平次郎の視線を真っ直ぐに受け止め、大きく息を吐いたあと、
「存じています。少し前のことになりますが、妖薬を使う僧侶と刃を交えました。」
と、答える。平次郎の表情に軽い驚きが浮かぶ。清太が、脇に置いていた杖を握り、
「外でご説明しましょう。」
と、平次郎を誘った。
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