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第壱章 邂逅の巫女
夜のお台場
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東京のお台場を繋ぐ橋の上で火花が散っていた。
それは、大の大人のひと回り以上の大きさをした虎のような怪物だ。
怪物は盾を武装した機動隊員たちに向かって飛びついた。
機動隊員たちは身構えて、目をつむった。
––––ガキィンッ!!
何か鈍い音がした。
機動隊員たちは恐る恐る目を開けた。
全員が目を見開いた。
虎は口を開けたまま止まっていた。まるで足止めされているように。
足止めをしていたのは少女。短い銀髪をした制服姿の少女が虎を剣で足止めしていた。
「周囲に散開!」
少女たちの声が響いた。
制服姿の少女たちが虎の周りに展開。
「抜刀!」
腰に付けていた銀色の一本の棒――刀を構えた。
刀は日本刀の形をしている。刃の反射に虎が映り、牙もギラリと光った。
少女たちは一斉に虎に斬りかかった。
虎は咆哮をした。
次の瞬間、虎の体から雷が放電した。
「ぐっ!」
機動隊員たちは辺り一帯へ吹き飛ばされた。少女たちも同じように――一人除いて。
「……」
銀髪の少女の周りに見えない障壁が覆っていた。雷は壁を反射して虎にかすり傷を与えた。
虎は傷を負いながらも威嚇をした。
銀髪の少女の背後に薄い人影が現れた。
紫色の髪に二つの角が光り、赤い目が虎を睨んだ。
「……グルルルルっ!」
虎は怖気づいた。
「……鬼籍王、力を貸して……!」
銀髪の少女は叫ぶと刀が光った。少女は構えて、地面を足で蹴った。そして一振りの太刀を放った。
「ギャァァァァっス……」
虎は断末魔の叫びをし、体が真っ二つになった。
みるみるうちに体は溶岩のように溶け、虎の原型が無くなった。
「……あの子が鬼巫女。さらに鬼憑き鬼巫女……」
一人の機動隊員が驚き呟いた。
刀は異様な光をまた放っていた。
それは、大の大人のひと回り以上の大きさをした虎のような怪物だ。
怪物は盾を武装した機動隊員たちに向かって飛びついた。
機動隊員たちは身構えて、目をつむった。
––––ガキィンッ!!
何か鈍い音がした。
機動隊員たちは恐る恐る目を開けた。
全員が目を見開いた。
虎は口を開けたまま止まっていた。まるで足止めされているように。
足止めをしていたのは少女。短い銀髪をした制服姿の少女が虎を剣で足止めしていた。
「周囲に散開!」
少女たちの声が響いた。
制服姿の少女たちが虎の周りに展開。
「抜刀!」
腰に付けていた銀色の一本の棒――刀を構えた。
刀は日本刀の形をしている。刃の反射に虎が映り、牙もギラリと光った。
少女たちは一斉に虎に斬りかかった。
虎は咆哮をした。
次の瞬間、虎の体から雷が放電した。
「ぐっ!」
機動隊員たちは辺り一帯へ吹き飛ばされた。少女たちも同じように――一人除いて。
「……」
銀髪の少女の周りに見えない障壁が覆っていた。雷は壁を反射して虎にかすり傷を与えた。
虎は傷を負いながらも威嚇をした。
銀髪の少女の背後に薄い人影が現れた。
紫色の髪に二つの角が光り、赤い目が虎を睨んだ。
「……グルルルルっ!」
虎は怖気づいた。
「……鬼籍王、力を貸して……!」
銀髪の少女は叫ぶと刀が光った。少女は構えて、地面を足で蹴った。そして一振りの太刀を放った。
「ギャァァァァっス……」
虎は断末魔の叫びをし、体が真っ二つになった。
みるみるうちに体は溶岩のように溶け、虎の原型が無くなった。
「……あの子が鬼巫女。さらに鬼憑き鬼巫女……」
一人の機動隊員が驚き呟いた。
刀は異様な光をまた放っていた。
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