20 / 46
シフィ姉ちゃんの深層思考の考察④
しおりを挟む
いやー、それにしても、ここのダンジョン、凄い変化したもんだね。
先程の戦闘を思い返すと、最初は、魔物そこそこの出現率だったけど、途中から、魔物が無限に湧いて出てくるように変化してたから、侵入した部屋事態に、無限湧きに罠が設置してあったのかもしれないね。
ラスレちゃんが、全ての壁面を損傷させて、魔物が湧いて出てきないように、機転を働かせなければ、まだまだ、戦闘が続いていたかも.........
あー、怖い、怖い!!ブルブルしちゃう。
こんな怖いダンジョンを、お金儲けの道具にしてる冒険者の皆さんは、やっぱ、頭膿んでるでしょ。
多分ここのダンジョンは、今までずっと休眠期だったけど、どうも、何かしらの影響を受けて活動期に入ったんじゃないかな?
もう、どうすればいいのかな?
聞いた話じゃあ、そうなると、かなり頻繁にダンジョン内の魔物を掃除しておかないと、魔物が劇的に湧いてくるようになって、終いには、ダンジョンから魔物が溢れ出てくるらしいよ。
学校の直ぐ近くにあるダンジョンが、活動期に入った凶悪なダンジョンに生まれ変わったとしたら、私の通う学校はどうするのかな?
そのまま、このダンジョンを使って実習訓練するとか、そんなアホみないな非常識な考えをいだかないようにしてほしいな。
あっ、そうだ!!
この際だから、前から考えていた案件として、これを処理できないかな?。
実は、前から1つ自分が管理出来る上級ダンジョンが欲しかったんだよね。
どうしようかなー?
欲しいなー素材も選り取りみどりの取り放題。
もしかしたら、ダンジョン内に別荘が作れてしまうかも?
魅力的だなー迷宮核の研究もしたいんだよなー
ここは1つ、アヴィちゃん特戦工房隊のみんなにお願いして、このダンジョンを秘密裏に私の管理化にしちゃう計画を発動するっていうのは、どうだろう?
お願いしたら駄目かな?
お願いしたらいけるんじゃない?
ばれない感じでお願いって頼み込んだら叶えてくれそう。
前から、素材を無料で簡単に沢山取れる場所が確保したかったしさー。
誰にもバレなければ、してもいいんじゃないかな?
おっと、失礼、説明しよう。
アヴィちゃん特戦工房隊っていうのはね、私の素晴らしいアイディアを一緒に手伝ってもらい形にする技術屋集団のみなさんを指した名称だよ
その名称は、私が彼らを、そう勝手に名前を名づけて、そう勝手に呼んでいただけなんだけど、幼い頃からずーと、その名称と使ってみんなにお願いしてる。
そしたらこの頃はもう、その名称で、みんなも諦めて納得してきたもんね。
だから、その名称が正式名称になったから、みんなも覚えておくように!!
ここ、試験にでるからね!!
その彼らは、超安上がりなコストで、私の難しいアイディアをなんでも叶えてくれる、頑張り屋さんの便利屋さん。
いつも色々とお世話になってるから、もう、頭を彼らの方向に向けて寝られない。
実際そういう風にしちゃったけどね。
だから、彼らの為に私も色々支援してるんだ。
みんな、いつもありがとSUN!!SUN!!
そんな、みんなに可愛い笑顔のプレゼント!!
その超安上がりなコストなんだけと、それは、この世界で私だけが使える神水だよ。
神水は、様々な力を無限に込めることができる、神の力の伝導体なんだけど、不老不死とか死人を生き返らせるとか、難しい効果を入れようとすると、今の私じゃ直ぐに暴発しちゃう。
この前なんか、不老不死の願いを込めた神水を、ねずみに飲ませる実験をしようと試してみたらさ、何でか知んないけど、知能も凄く高くて魔法もバシバシ使える、マスターリッチにクラスチェンジしちゃうんだもん。
もう、びっくりモンキーだよ。
しかもそのマスターリッチねずみが大増殖しちゃって、もう屋敷中が大パニック。
でもさー、ややこしい工程を全て抜きにして、単純な御力のある神水を出すだけなら、かなりましになったから、もうそろそろ大丈夫じゃないかな。
長時間神水を垂れ流すことさえしなきゃね。
お風呂の水も毎回神水を出して沸かすようにしてるしさ。
そんな感じで、ましになってきたから、いま手元に神水が大分量があるんだよ。
お風呂の神水もそのまま捨てるのは、凄く勿体無い気がしてさ。
私がお風呂に入った貴重な神水も有り余るくらいあるしさ。
これは、絶対に高めに設定しなきゃ駄目なんだよ。
だから、お風呂の神水を出す訓練がてらに生成して余った神水を有効活用してるんだよ。
神水を有効活用する案を思いついたのは、私が5歳の頃で、ある小難しい本を顔をしかめて読んだいた時。
その小難しい本を読んだときに、天啓が舞い降りたように、キラリと閃いたんだ。
その難しい本の一文には、こう書かれていたよ。
『精霊や妖精が、大変好む神水・聖水・魔力酒などの力の篭った液体は、彼らの力の源の1つである』
その後の私は、その天啓に従うように行動した。
あの時は、精霊や妖精が私の用意した網や竿や罠にどんどん捕獲されていくから、凄く面白かったし、その頃の思い出を振り返ると、どうしてもニヤニヤしちゃう。
だってさー、彼らの方から、私の発する神水の臭いに釣られてどんどん集まってくるんだもん。
そして今では、私の神水を目当てに、大勢の妖精やら大妖精やら大精霊やら妖精王やら精霊王やらを、片手でお願いして自由自在にこき使うのは、私のご愛嬌だから、そんなに気にしないでね。
ちゃんと彼等が仕事がしやすいように、私の工房兼寝室の下の階をまるごと擬似ダンジョン化してもらい、そこにみんなが暮らせる大きな工房町を建設してもらったからね。
しかも、いつもみんなが普段過ごしている場所から、その場所に直接来れるように、転移門もしっかりそれぞれの場所に建設するようにお願いして、通勤にもまったく支障がないようにしたんだ。
そこで、みんなに毎日楽しそうに寝る間を惜しんで、私の仕事を喜んで手伝ってもらってるんだよ。
私が異空間の工房町に行くと、みんなは嬉し涙を垂れ流して、本当に嬉しそうに仕事を手伝ってくれるから、私はいつも大助かりなんだよ。
いまのシフィお姉ちゃんやラスレちゃんの使っている装備なんかも、私のアイディアを魔道設計図に起こして、細かい部品なんかは、鍛冶精霊や鍛冶妖精に丸なげして、難しそうな作業工程とかは、妖精女王のお姉ちゃんに丸なげして、私にはとても出来ない現象なんかは、精霊王のおじちゃんに丸なげしてるし、そうして完成された部品を私が組み立ててつくってるんだよ。
嫌......ちょっと違うかも......つい最近、工房町に専用工場が完成してさ、今はそこでベルトコンベアー方式で、沢山の働き者の妖精さん達に手伝ってもらい、商品組立も工場でしているから....実質、私って...もしかして......設計図を起こしているだけなんじゃ.........
いやいや、設計図を起こすの大事な仕事だよね?
あんな、イケてるネーミングセンスは、絶対に私の他には誰も思いも浮かばないんだから。
だから、今まで通り、作られた魔道製品は全て私の名義で大丈夫な筈...だよね?
そういう訳で、妖精さん達や、精霊さん達には、いつもご愛顧いただいてるんだよ。
ほんと、ありがとSUN!!SUN!!
因みに、妖精女王のお姉ちゃんの名前は、エメスタリアン=エルフィア=オリジア=エフィン。
とっても長い名前だから、私は縮めてエメちゃんて呼んでるんだけど、そんなエメちゃんは、10枚の透明な妖精の羽を綺麗に揺らめかせている私ぐらいの身長の妖精ちゃんで、緑色の髪の毛が床まで引きずるように伸びてて超ロングなのと、ぺったんこのお胸様を惜しげもなく見せびらかしている裸族が特徴なんだ。
ついでに精霊王のおじちゃんの紹介も簡単にしておこうか。
精霊王のおじちゃんの名前は、ライルフティラス=ティカルト=ピカト=ライティア。
この名前もかなり長くてとっても呼びにくいから、私はライルフおじちゃんって呼んでるよ。
ライルフおじちゃんは、光の属性の精霊王様で、いつもピカピカ眩しく光っているから正直ウザい。
どうやら精霊界でも、みんなにうざいと思われているようで、私が工房町にいくと、いつも真先に出迎えてくれるのが、このライルフおじちゃんなんだよ。
そんなライルフおじちゃんが、一番始めに私の工房町計画に賛同してくれたから、この工房町は実現出来たといっても過言じゃないかもしれない。
いまじゃぁ、そのライフルおじちゃんが、工房町の町長的な役割も果たしてくれるの。
だから、私も大助かりなんだ。
工房町の話題を考えてたら、なんだか無性に懐かしくなってきちゃった。
そうだ――今度、久しぶりに工房町に遊びにいってみようかな?
取り敢えず、この超極秘案件は、工房町に遊びに行った時にでも相談してみよう。そうしよう。
そだ!そだ!そうだ――それと、もう1つお願いしたかったんだよ。
さっきの女子会で女神さまと約束した漆黒翼の女神様を祭る祭事。
それも、みんなに丸なげしようと思ってたんだった。
それで、メグフェリーゼ様が喜んでくれて、私の願いを叶えてくれるなら、超嬉しいし、それを考えただけでも、心臓がドキドキバクバクしちゃう。
みんなには、是非頑張ってもらおう。そうしよう。
よーし、かなり面白くなりそうな未来の予感がしてきたよ。
おっと、また、他所見して、自分の思考に流されてたよ。
悪い癖だね。御免、御免。
シフィ姉ちゃんの深層思考の考察中だったんだよね。
何処まで、進んでるのかな?
あー、なんだー、もー、まだぜんぜん大丈夫そうだよ!!
今は、みんな倒した魔物達の出現した素材や、魔石の回収に大忙しみたいだね。
そんなに時間がたってなさそうだけど、どうだろう?
凄い沢山素材落として消滅していったから、まだまだ時間が掛かりそうだよ。
一応みんなには、黒球の形態をした浮遊型魔道素材回収機を各1機渡してあるけど、今回は、倒した魔物の数が相当だから、5機じゃ、全然足りなかったね。
失敗、失敗、完全に読み違えたよ。
今も黒球の形態の魔道素材回収機《ソウジスルンガー》に、素材がどんどん吸い込まれているけど、圧倒的に吸い込む火力が足りてないね。
でも、その回収してる素材はもう穴だらけの傷だらけだから、かなり丁寧に下処理しないと、使い物にならないんだけどな。
ぶっちゃけ、そんな屑素材はほおっておいて、そのまま先に進めばいいじゃんを思うけど、私の声は届かないだよねー。
騎士団の人達にも手伝って貰ってるけど、結構大漁に殲滅させてたから、もう少し掛かりそうだね。
それにしても、この私が見てる映像は、かなり鮮明で、シフィ姉ちゃんの視野から外れてる視界もすっきり再生されてるんだけど、どうゆうことだろ??
シフィ姉ちゃんの視野から、何処まで離れたら、見えなくなるのかな??
色々実験したいけど、それは、今度見直した際に実験してみよう。そうしよう。
これも、多分神獣サラちゃん効果なんだろうね。
こんだけ詳細に映像再現させてるから、多分神獣サラちゃんは、かなりの部分を理解してそう。
あれ、みんなが必死に素材の回収作業に従事してるのに、空間の端の方で数人が集まって話し合いをしてるのを発見しちゃった。
んーと、集まっているメンバーは、コスタ叔父ちゃんと、その後ろに張り付くようにしてるカッコイイお兄ちゃんがいて、幻獣の守護者からは、セルディさんとラスレちゃん。
シフィ姉ちゃんは、魔物が消滅した時に、落としていったもふもふ素材を、誰にもやるものかと必死に駆けずり回って、背中に担いだ魔道リュックに放り込んでるよ。
シフィ姉ちゃんは、こちらの方も気になって、時々視線を向けてチラチラ様子を見てるけど、やっぱりもふもふのほうが上みたいで、もふもふ回収作業に精を出してるね。
なにやら、コスタ叔父ちゃんが真面目にラスレちゃんを口説かれてるようだけど。
なんだ、なんだ!!どういうこと??
もしかして、ラスレちゃん、新しいパパさんができたのかな??
2人は親子といってもいいぐらいに年が離れて見えるから、コスタ叔父ちゃんはロリコンさんかな?
ちょっとだけ、聞いてみよう。
ラスレちゃんにまた、貢ぐ君ができちゃったりして?
先程の戦闘を思い返すと、最初は、魔物そこそこの出現率だったけど、途中から、魔物が無限に湧いて出てくるように変化してたから、侵入した部屋事態に、無限湧きに罠が設置してあったのかもしれないね。
ラスレちゃんが、全ての壁面を損傷させて、魔物が湧いて出てきないように、機転を働かせなければ、まだまだ、戦闘が続いていたかも.........
あー、怖い、怖い!!ブルブルしちゃう。
こんな怖いダンジョンを、お金儲けの道具にしてる冒険者の皆さんは、やっぱ、頭膿んでるでしょ。
多分ここのダンジョンは、今までずっと休眠期だったけど、どうも、何かしらの影響を受けて活動期に入ったんじゃないかな?
もう、どうすればいいのかな?
聞いた話じゃあ、そうなると、かなり頻繁にダンジョン内の魔物を掃除しておかないと、魔物が劇的に湧いてくるようになって、終いには、ダンジョンから魔物が溢れ出てくるらしいよ。
学校の直ぐ近くにあるダンジョンが、活動期に入った凶悪なダンジョンに生まれ変わったとしたら、私の通う学校はどうするのかな?
そのまま、このダンジョンを使って実習訓練するとか、そんなアホみないな非常識な考えをいだかないようにしてほしいな。
あっ、そうだ!!
この際だから、前から考えていた案件として、これを処理できないかな?。
実は、前から1つ自分が管理出来る上級ダンジョンが欲しかったんだよね。
どうしようかなー?
欲しいなー素材も選り取りみどりの取り放題。
もしかしたら、ダンジョン内に別荘が作れてしまうかも?
魅力的だなー迷宮核の研究もしたいんだよなー
ここは1つ、アヴィちゃん特戦工房隊のみんなにお願いして、このダンジョンを秘密裏に私の管理化にしちゃう計画を発動するっていうのは、どうだろう?
お願いしたら駄目かな?
お願いしたらいけるんじゃない?
ばれない感じでお願いって頼み込んだら叶えてくれそう。
前から、素材を無料で簡単に沢山取れる場所が確保したかったしさー。
誰にもバレなければ、してもいいんじゃないかな?
おっと、失礼、説明しよう。
アヴィちゃん特戦工房隊っていうのはね、私の素晴らしいアイディアを一緒に手伝ってもらい形にする技術屋集団のみなさんを指した名称だよ
その名称は、私が彼らを、そう勝手に名前を名づけて、そう勝手に呼んでいただけなんだけど、幼い頃からずーと、その名称と使ってみんなにお願いしてる。
そしたらこの頃はもう、その名称で、みんなも諦めて納得してきたもんね。
だから、その名称が正式名称になったから、みんなも覚えておくように!!
ここ、試験にでるからね!!
その彼らは、超安上がりなコストで、私の難しいアイディアをなんでも叶えてくれる、頑張り屋さんの便利屋さん。
いつも色々とお世話になってるから、もう、頭を彼らの方向に向けて寝られない。
実際そういう風にしちゃったけどね。
だから、彼らの為に私も色々支援してるんだ。
みんな、いつもありがとSUN!!SUN!!
そんな、みんなに可愛い笑顔のプレゼント!!
その超安上がりなコストなんだけと、それは、この世界で私だけが使える神水だよ。
神水は、様々な力を無限に込めることができる、神の力の伝導体なんだけど、不老不死とか死人を生き返らせるとか、難しい効果を入れようとすると、今の私じゃ直ぐに暴発しちゃう。
この前なんか、不老不死の願いを込めた神水を、ねずみに飲ませる実験をしようと試してみたらさ、何でか知んないけど、知能も凄く高くて魔法もバシバシ使える、マスターリッチにクラスチェンジしちゃうんだもん。
もう、びっくりモンキーだよ。
しかもそのマスターリッチねずみが大増殖しちゃって、もう屋敷中が大パニック。
でもさー、ややこしい工程を全て抜きにして、単純な御力のある神水を出すだけなら、かなりましになったから、もうそろそろ大丈夫じゃないかな。
長時間神水を垂れ流すことさえしなきゃね。
お風呂の水も毎回神水を出して沸かすようにしてるしさ。
そんな感じで、ましになってきたから、いま手元に神水が大分量があるんだよ。
お風呂の神水もそのまま捨てるのは、凄く勿体無い気がしてさ。
私がお風呂に入った貴重な神水も有り余るくらいあるしさ。
これは、絶対に高めに設定しなきゃ駄目なんだよ。
だから、お風呂の神水を出す訓練がてらに生成して余った神水を有効活用してるんだよ。
神水を有効活用する案を思いついたのは、私が5歳の頃で、ある小難しい本を顔をしかめて読んだいた時。
その小難しい本を読んだときに、天啓が舞い降りたように、キラリと閃いたんだ。
その難しい本の一文には、こう書かれていたよ。
『精霊や妖精が、大変好む神水・聖水・魔力酒などの力の篭った液体は、彼らの力の源の1つである』
その後の私は、その天啓に従うように行動した。
あの時は、精霊や妖精が私の用意した網や竿や罠にどんどん捕獲されていくから、凄く面白かったし、その頃の思い出を振り返ると、どうしてもニヤニヤしちゃう。
だってさー、彼らの方から、私の発する神水の臭いに釣られてどんどん集まってくるんだもん。
そして今では、私の神水を目当てに、大勢の妖精やら大妖精やら大精霊やら妖精王やら精霊王やらを、片手でお願いして自由自在にこき使うのは、私のご愛嬌だから、そんなに気にしないでね。
ちゃんと彼等が仕事がしやすいように、私の工房兼寝室の下の階をまるごと擬似ダンジョン化してもらい、そこにみんなが暮らせる大きな工房町を建設してもらったからね。
しかも、いつもみんなが普段過ごしている場所から、その場所に直接来れるように、転移門もしっかりそれぞれの場所に建設するようにお願いして、通勤にもまったく支障がないようにしたんだ。
そこで、みんなに毎日楽しそうに寝る間を惜しんで、私の仕事を喜んで手伝ってもらってるんだよ。
私が異空間の工房町に行くと、みんなは嬉し涙を垂れ流して、本当に嬉しそうに仕事を手伝ってくれるから、私はいつも大助かりなんだよ。
いまのシフィお姉ちゃんやラスレちゃんの使っている装備なんかも、私のアイディアを魔道設計図に起こして、細かい部品なんかは、鍛冶精霊や鍛冶妖精に丸なげして、難しそうな作業工程とかは、妖精女王のお姉ちゃんに丸なげして、私にはとても出来ない現象なんかは、精霊王のおじちゃんに丸なげしてるし、そうして完成された部品を私が組み立ててつくってるんだよ。
嫌......ちょっと違うかも......つい最近、工房町に専用工場が完成してさ、今はそこでベルトコンベアー方式で、沢山の働き者の妖精さん達に手伝ってもらい、商品組立も工場でしているから....実質、私って...もしかして......設計図を起こしているだけなんじゃ.........
いやいや、設計図を起こすの大事な仕事だよね?
あんな、イケてるネーミングセンスは、絶対に私の他には誰も思いも浮かばないんだから。
だから、今まで通り、作られた魔道製品は全て私の名義で大丈夫な筈...だよね?
そういう訳で、妖精さん達や、精霊さん達には、いつもご愛顧いただいてるんだよ。
ほんと、ありがとSUN!!SUN!!
因みに、妖精女王のお姉ちゃんの名前は、エメスタリアン=エルフィア=オリジア=エフィン。
とっても長い名前だから、私は縮めてエメちゃんて呼んでるんだけど、そんなエメちゃんは、10枚の透明な妖精の羽を綺麗に揺らめかせている私ぐらいの身長の妖精ちゃんで、緑色の髪の毛が床まで引きずるように伸びてて超ロングなのと、ぺったんこのお胸様を惜しげもなく見せびらかしている裸族が特徴なんだ。
ついでに精霊王のおじちゃんの紹介も簡単にしておこうか。
精霊王のおじちゃんの名前は、ライルフティラス=ティカルト=ピカト=ライティア。
この名前もかなり長くてとっても呼びにくいから、私はライルフおじちゃんって呼んでるよ。
ライルフおじちゃんは、光の属性の精霊王様で、いつもピカピカ眩しく光っているから正直ウザい。
どうやら精霊界でも、みんなにうざいと思われているようで、私が工房町にいくと、いつも真先に出迎えてくれるのが、このライルフおじちゃんなんだよ。
そんなライルフおじちゃんが、一番始めに私の工房町計画に賛同してくれたから、この工房町は実現出来たといっても過言じゃないかもしれない。
いまじゃぁ、そのライフルおじちゃんが、工房町の町長的な役割も果たしてくれるの。
だから、私も大助かりなんだ。
工房町の話題を考えてたら、なんだか無性に懐かしくなってきちゃった。
そうだ――今度、久しぶりに工房町に遊びにいってみようかな?
取り敢えず、この超極秘案件は、工房町に遊びに行った時にでも相談してみよう。そうしよう。
そだ!そだ!そうだ――それと、もう1つお願いしたかったんだよ。
さっきの女子会で女神さまと約束した漆黒翼の女神様を祭る祭事。
それも、みんなに丸なげしようと思ってたんだった。
それで、メグフェリーゼ様が喜んでくれて、私の願いを叶えてくれるなら、超嬉しいし、それを考えただけでも、心臓がドキドキバクバクしちゃう。
みんなには、是非頑張ってもらおう。そうしよう。
よーし、かなり面白くなりそうな未来の予感がしてきたよ。
おっと、また、他所見して、自分の思考に流されてたよ。
悪い癖だね。御免、御免。
シフィ姉ちゃんの深層思考の考察中だったんだよね。
何処まで、進んでるのかな?
あー、なんだー、もー、まだぜんぜん大丈夫そうだよ!!
今は、みんな倒した魔物達の出現した素材や、魔石の回収に大忙しみたいだね。
そんなに時間がたってなさそうだけど、どうだろう?
凄い沢山素材落として消滅していったから、まだまだ時間が掛かりそうだよ。
一応みんなには、黒球の形態をした浮遊型魔道素材回収機を各1機渡してあるけど、今回は、倒した魔物の数が相当だから、5機じゃ、全然足りなかったね。
失敗、失敗、完全に読み違えたよ。
今も黒球の形態の魔道素材回収機《ソウジスルンガー》に、素材がどんどん吸い込まれているけど、圧倒的に吸い込む火力が足りてないね。
でも、その回収してる素材はもう穴だらけの傷だらけだから、かなり丁寧に下処理しないと、使い物にならないんだけどな。
ぶっちゃけ、そんな屑素材はほおっておいて、そのまま先に進めばいいじゃんを思うけど、私の声は届かないだよねー。
騎士団の人達にも手伝って貰ってるけど、結構大漁に殲滅させてたから、もう少し掛かりそうだね。
それにしても、この私が見てる映像は、かなり鮮明で、シフィ姉ちゃんの視野から外れてる視界もすっきり再生されてるんだけど、どうゆうことだろ??
シフィ姉ちゃんの視野から、何処まで離れたら、見えなくなるのかな??
色々実験したいけど、それは、今度見直した際に実験してみよう。そうしよう。
これも、多分神獣サラちゃん効果なんだろうね。
こんだけ詳細に映像再現させてるから、多分神獣サラちゃんは、かなりの部分を理解してそう。
あれ、みんなが必死に素材の回収作業に従事してるのに、空間の端の方で数人が集まって話し合いをしてるのを発見しちゃった。
んーと、集まっているメンバーは、コスタ叔父ちゃんと、その後ろに張り付くようにしてるカッコイイお兄ちゃんがいて、幻獣の守護者からは、セルディさんとラスレちゃん。
シフィ姉ちゃんは、魔物が消滅した時に、落としていったもふもふ素材を、誰にもやるものかと必死に駆けずり回って、背中に担いだ魔道リュックに放り込んでるよ。
シフィ姉ちゃんは、こちらの方も気になって、時々視線を向けてチラチラ様子を見てるけど、やっぱりもふもふのほうが上みたいで、もふもふ回収作業に精を出してるね。
なにやら、コスタ叔父ちゃんが真面目にラスレちゃんを口説かれてるようだけど。
なんだ、なんだ!!どういうこと??
もしかして、ラスレちゃん、新しいパパさんができたのかな??
2人は親子といってもいいぐらいに年が離れて見えるから、コスタ叔父ちゃんはロリコンさんかな?
ちょっとだけ、聞いてみよう。
ラスレちゃんにまた、貢ぐ君ができちゃったりして?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる