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決着 ~つぐみside~

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次の日。
予想通り、登校してすぐに、呼び出された。
校長先生や生徒指導の先生、担任も前にみんな並ばされ、次々にお説教をうける。
ソレが終わり、みんなで教室に戻っている時、僕は宣言した。
【今後、一緒に居たとしても、もう万引きとかの悪事には 同行しない】と。
「たった一回 捕まっただけで、怖じ気づいたのかよ」
「やっぱ!弱虫じゃん」 など、
はやしたてる皆に…たんたんと述べる。
「親と約束したんだ。【自分自身を大切にする】って!」
瞬時 「ケッ‼やっぱ 親の言うなりかよ!」
面白くなさそうに吐き捨てるヤジと
「ボク。イイコちゃんでちゅね~』
バカにした笑い声が、飛びかうが、ソレだけだった。

その後、しだいに 彼らと共に居なくなり、代わりのように 他の人たちといる事が多くなった。
そして この春…
僕は、この小学校を卒業する。

          おしまい

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