1 / 5
よるのために。
しおりを挟む「いいお天気ー」
ヒナは、むね いっぱいに いきをすいこむ。
空は、くも一つなく、ニコニコがおのお日さまが、ポカリとうかんでいた。
冬だというのに、おふとんがなくても だいじょうぶそうな ようきである。
いつもなら そんな日に『おひるね なんて、もったいない!』と さけんでいるところだが、
『ソレもコレも みんなサンタさんのせい!!』
この日、ヒナには
『今年こそ ぜったい サンタさんとあそぶんだ!』
大きなユメがあった。
そのために 今から じゅんびする。
ひさしぶりに 【おひるねタイム】の かいさいである。
おふとんに入り、目をつぶる。
ところが…
ちっとも ねむれない。
ソレはそうだろう。
いつもなら 元気にとびまわっている じかんなのだ。
体が、ねむくならないのも とうぜんである。
人の体は、そんなに つごうよく できてはいないのだから。
しかし、そんなことを ちっとも かんがえないヒナは、
『あれ?おかしいな?』
ふとんの中で、しきりに首をかしげていた。
そうすること すう十分。
ようやく まぶたが下がりはじめ、ヒナはゆめのせかいへと たびだった。
++++++++++++++
ひるまに、フントウ⁉した おかげで ねむくないハズなのだが…
シュウカンというやつは 少しやっかいで、ごはんをたべて おふろに入ったら…
あれれ?…ねむくなっちゃった!!
まぶたを こすりながら
「ねむくないもん!」
ケンメイに イジをはるけれど…
体は すなお。
気づくと、まぶたが とじている。
そんなふうに ベッドの上で カクトウしていると。
「早く、ねなさーい!」
リビングから お母さんがさけぶコエ。
そのムジョウさに やるせなくなる。
『ハァー…
まったく、人のクロウもしらないで…ホント カッテだよね…』
こまった子をながめる大人のように… トオイ目をうかべて ため息をつく。
だが、ダレも【サンタとあそべ】などと、たのんでない。
むしろ、カッテをしてるのは ヒナのほうなのであるが、そういうセイロンは、ハシっこに よせておいて…。
『ガンバって おきてないと!!
【おひるね】まで、したんだから…』
きあいを入れなおし、ショウリを ちかう。
++++++++++++++
どれくらいたったのだろうか?
「ちゃんと おふとんでねないと、カゼひくよ」
こえをかけられ、パチリと 目をさます。
『わたし…もしかして ねむってた⁉』
体をおこすと、わずかに口もとが ぬれている。
『コレって ヨダレ…?だよね』
ガックリと かたをおとすが…
ふとんに入らずに、イジをつらぬきとおしたことが、サ千をよんだのか?
今げんざい…サンタクロースが 目の前にいる。
ユメのスタートちてんに立てたことを確認する。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる