Violent Shark

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全てがはじまった日

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   あの暗い暗い空には何が見えるんだろう


昔ある人がよく言っていた
いつだったかは忘れたが言っていたのだ


                        ☆


「なぁ、ユウ。そろそろ準備できたか?」
ふっと昔のことを思い出していたオレに不意に話しかけてきた
「なぁ~、聞いてんのか!」
「…あぁ、悪い」
「はぁー、またぼーとしてたのか?人の話も聞けよ!」
「ははは、悪かったって」
「んで、準備はいいな?」
「あぁ、バッチリだ!」


俺の名前は蒼川 裕(そうかわ ゆう)、コードネームはユゥ、Violent Shark通称VSの一員だ
そして、俺の隣で話している奴は青葉 龍弥(あおば りゅうや)、コードネームはリュウだ
俺達、VSは日本マフィアの二大組織の一つだ
要するに裏社会を仕切ってるわけだが、近頃は、様々な国からマフィア共がやってきているとという噂をきいて、始末するためにこの廃工場を張っているわけだが……

「なぁ、ユウ、本当にココに来ると思うか?」
「何今更そんなこといってんだ」
「だってよ、今思えばおかしいだろ?世界中のマフィアが日本に何の為にくるんだよ~」
「知るか、上の決定なんだよ。だから……」
と言いかけた時
インカムから声が聞こえてきた
 ザザー
『聞こえてっかユウ?』
「ああ、聞こえてる」
『俺達が見張ってたE-10に怪しいヤツらが現れよった、今からハルとあとを追うからそっちは頼む~』
「わかった!」

インカムをきると
「どうかしたのか?」
「あぁ、裏手のE-10に怪しいヤツらを見つけたと、サクから連絡が入った。サク達はそっちを追うそうだ」
「なるほどな、で、俺らは?」
「もしかしたら、こっちにも来るかもしれないから待機だ」
「めんどくせーな、俺はもっと暴れたいのによ~!」
リュウは目を光らせていた
「獲物を待ってるみたいな目してるな」
「えー、だってよ、楽しみじゃん」
「あー、はいはい」
「ってめー、今テキトーに返事しただろー!!」

「シッ!」
「わりー、どうした?」
「何かいるな……」
俺はあたりを見回し人の気配がある方へゆっくりと歩いていく
後ろから置いていくなと言わんばかりにリュウがついてきた


物陰から覗くとそこには、黒い服に身を包んだ男達が数名が英語で話し込んでいた

「……man……kill……、……」
「Yes,…………,I……」
「……die…………」
「The………………」


よく聞こえなかったが物騒なことを言っているのだけはわかった
すぐに俺はインカムでサクに連絡をした

「サク、聞こえるか?俺だ」
『なんかあったんか?ちょいとこっち今忙しいねんけどな』
「そんなことよりこっちでも男が数名いる。《殺す》だ《死》だの物騒なことを言ってるようなんだけど」
『えー、まじか!で、どーすんや?』
「捕まえようと思う」
『おいおい、殺すの間違えやろ?(笑』
「……まぁ、何人かは……ははは」
『わーたよ、勝手にしろよ』
「はーいよ!んじゃな」

インカムをきり、
「リュウ、行くぞ!」
「え?殺すのか!?」
「……いや、2人ぐらいは生かしておこう、念のため」
「あー、後がめんどくさそーだからな(笑」
「じゃあ、行くぞ!」
俺が合図すると、リュウが先に男達に向けて銃弾を放った
俺もリュウに続き、男達を蹴り飛ばす
「What's?…………」
「He………………」
男達はなにが起こったのか理解出来ず、その隙にサク話した通り2人を生け捕りにし、あとは皆殺しにした

「ふぅ、こんなもん、あー殺したんねー」
生け捕りにした2人を縛り上げながらリュウが呟くのだった
「そこの2人は殺すなよ、あとが厄介だから」
「はいはーい」
気が乗らなさそーにリュウが返事していると俺は不意に何かに気づいた。自分でも分からないなにがに

「リュウ、ちょっとそこで応援が来るまで待っててくれ」
「は?お前は?」
「俺はちょっとその辺見てくるわー」
「はいよー」

リュウをその場に残し、俺はその何かを追うのだった



その何かを追って工場の屋上にでた

「……あれ?ココだと思ったんだけどな」
独り言を言っていると
「ふーふふふ、ふふふ……」
微かだが鼻唄が聴こえてきた
誘い込まれるように俺は鼻唄の聴こえる方へ歩いていた

見上げると1人の男が今にも落ちそうな柵の上に座っていた
俺が来るのを分かっていたかのように近づいていくと鼻唄を止めた

「やぁ、こんにちは」
その男はこちらをみながら話しかけてきた
男の目をみた俺は悪寒がした
他の人とは違う異様な感じがしたからだ
「そんなとこでなにしてる」
「んー、高みの見物?かな」
男がいる所は丁度さっきまで俺がいたところが良く見えていた

俺は少し考え
「さっきの黒服の奴ら知り合いか?」
「あー、どーうだろーね」

曖昧な返事をする
(はぁ、曖昧だなにしてはこいつ日本語上手いな)
見るからに日本人じゃ無さそうなやつがペラペラと日本語を話していることが少し不思議だった
といらんことを考えてしまった


「こいつ日本語上手いな」
不意に男が呟く
思わず驚愕してしまった
心の声が漏れてしまったのではないかと……
しかし、男はニヤニヤしながら
「って思っただろ?因みに何故かって言うとー、ハーフだからな」
なぜか自慢げにいった
「あぁ、なるほど……」
「じゃー、次はオレが質問の番な!お前名前は?」
「ユウだ」
本名を言うか迷ったがいろいろ問題になりそうだったのでコードネームを言うことにした
「ユゥくんかー、可愛い名前だね~」
「な!?」

コイツは馬鹿なのか、天然なのか、今まで関わってきたやつである人と似てるな……調子狂うな……

「ははは、なーに顔赤くしてんだ~」
「っせー、赤くなってねーよ!
お前の名前は?」
「えー、オレの名前??聞いちゃう?気になる?気になるんだ~~」
イラッとしたので
「やっぱ、いい」
「あー、ちょっとちょっと、言う!言うから~さ、オレはヴァイス!」
「ヴ、ヴァイス?」
「そうそー、学者さ!」
「で、黒服のと関係は……」
と言いかけたところで
「あ、ごめんごめーん、これ以上はムリかな~、そろそろ帰るよ、また会おうねー、ユゥくん!」
「あ、ちょ、おい!!」
ヴァイスと名乗った男は屋上から飛び降りたと思ったら凄いスピードで走り去っていった

「凄い身体能力だな、学者か、個人的にはもう会いたくわないな……」
ため息をついた
「おっと、そろそろ戻らねーと」

俺は急いでリュウのいる場所に戻るのだった



リュウのとこに戻ると応援のやつらがきていた

「おお、ユウどこいってたんだよ、サク達もう来てるぞー」
「ああ、わりーちょっとな」
「なにがちょっとなんや!」
「お、サク、さっきは勝手にして悪かったな、2人は捕まえたから」
「おれがな!」
「そーかいな、まーええわ、2人からなんか聞き出すことにしよか…」
「そーだな」
「おい、お前らおれのことは無視か!!」

車に乗ると、隣にいつもと違うやつが乗ってきた
「あれ、ハルはんでお前がこっちの車なんだ?お前、サクとだろ?」
「あーうん、でも煩いから」
ともう一つの車に指を指す
すると、車のガラス越しにだがリュウとサクが何やら言い合い……いや、じゃれ合っているのが見えたので思わず納得してしまった
「あ、あーね」


今、俺の隣にいるのが、碧木 晴杜(あおき はると)、コードネームはハルで、さっきの変に関西弁が混じってるやつが葵 朔弥(あおい さくや)、コードネームはサク。
俺達はVSのチームSに所属する者だ。チームは5人1組で形成され、上の命令で動いている。
うちのチームは一応、5人いるのだが……まぁ、その辺はあまり気にしないでくれた方が嬉しい。
とまぁこれが俺らVSマフィアのチームSのメンバーだ


アジトに戻った俺は生け捕りにした2人に話を聞きに行こうとしたが明日からということになったので部屋に帰りベッドに飛び込んだ


部屋はチームごとに一部屋だから若干煩い2人に殺意を覚えつつもそのまま眠りについた


                          □


翌朝、俺が目を覚ますと龍と朔が雑魚寝をしながら寝ており、晴は壁に寄りかかりながら三角座りをして寝ていた
「……ふぁー」
なんであいつ三角座りなんだ?と疑問はあったがそろそろ朝食の時間だったので起こすことにした

ドスドス
「おい、龍、朔、起きろ!」

トントン
「おーい、晴も起きろよ」

「……いってー、おい、裕、なんでおれとこいつは蹴り入れてんのに晴だけ扱いちげーんだよ!」
「そーだ、龍ちゃんは兎も角、わいを蹴るとはなにごとじゃ!」
「んーだとてめー、おれはいいってことかよ!!」

「……また喧嘩、朝から懲りないよね」

「「はぁ??」」
「晴、おめー、なんか文句あんのかよ!」
「わしのことそんなふうにおもっとんか!!」

また、始まってしまった、俺は溜息をついた
龍と朔は売られた喧嘩?みたいなのは全部かうし、とりあえずあつい、ほんと暑い
晴はどちらかというと冷めていて、あいつ自身嫌味を言っている自覚があるのかはわからないがあの2人とよくこういったやり取りをしている

なにも朝からするのはどうかと思うがこうなってしまってはしょうがない

「はぁーあのな、やめろ!朝飯食えなくなるぞー」
何を言っても聞いてなさそーだったし、そろそろうざくなってきたので
「俺先行くからな」
と言い残し先に部屋を出た

少し歩いていると後ろから小走りでハルがついてきた
「晴、大丈夫だったか?」
「……うん、朝から煩い連中」
「ははは、そーだな、お前もあんまあいつらを煽るなよ」
「おれはそんなつもりは無い」
「あー、そーか……」
(こいつ無自覚だったのか……)

そのまま食堂に行くと購買の近くに朝から賑やかだった
「晴、何食べる?」
「おれはヒレカツバーガー」
「はいよ、買ってきてやるから場所とりしといてくれ」
「わかった」


ハルが席を探しに行くのを見送ると、俺は購買の前の人達の後ろの並ぶ……のではなく少し離れたところにいって屈伸をした
「よし!」
走って人の上を飛び越え、上のメニューを引っ掛けてある紐にぶら下がった
「おばちゃん、ヒレカツバーガーときのこグラタンパン!!」
と叫びながら、ピッタシの金額をおばちゃんめがけて投げた
そして、2つのパンをおばちゃんが投げてくれた
「サンキュー!」
俺はパンを片手に晴が待つテーブルに向かった


テーブルでは晴がスマホでゲームをしていた
「ほい」
「ありがと」
パンを渡すと後ろから
「おーい、ほっていくなよ」
「そーだそーだ!」
「あ、わりー」
「……」
一応言ったんだけどなと思いつつ謝った

朝食を食べながら、昨日の話をしていた
結局、話だけじゃ拉致があかないので捕まえたやつらの話を聞いてからまた相談と言うことになった


ジャンケンの結果、俺と晴は捕虜に話を聞きに、龍と朔は昨日の場所に証拠探しをすることになった
「んじゃ、俺と晴は話を聞きに行ってくるから、龍も朔もあんまケンカしないようにしろよ」
といい、捕虜収容所に向かった



AM9:00
収容所に着くと手続きをして捕虜と面会をした
「昨日ぶりだな」
捕虜達は英語で暴言を吐いたりあまり情報を教えてはもらえなかった……まあそれが当たり前なのだが
そして晴はというと俺の後ろでゲームをしていた
一通り聞いたところでとりあえず収容所をでた

「……なんていってたの?」
「え……あぁ、ちょっとまずい事になったかもしれないな」
「おれはなんとなくは分かったけど所々わからわい言葉いってたから」
「あーね、とりあえず食堂に集まった方がいいな」
「ふーん」


AM11:00
食堂に行く途中で念のため2人にメールをしておいた


AM11:30
食堂に着き2人が来るまで軽く軽食を食べることにした
「なぁ、今回の事さ、晴はどう思う?」
「どうって?」
「いや、なんで海外からくるのかなと思ってさ、目的みたいな?」
「それは、武器とか麻薬とか……?」
「あー、それもありそうだな」
「ねぇ」
「ん?」
「さっきの続きは?捕虜の話」
「あー、あれな、実はさあいつらが取引しようとしてた相手がよ、black clouds(黒い雲)だったんだよ。俺らと同等で日本の二大マフィア組織のもう一つだろ?だから、こっちも対策考えないといけねーなとおもってよ……」
「black clouds…………」
話に夢中になっていた俺だが晴の様子がおかしい事に気づきいた
「晴?どーかしたか?」
「black……」
「はーる?」
「……clouds……」
「はる!!!」
ビクッ!
「え、えーと」
「大丈夫か?顔真っ青だぞ?」
「あ、う、うん、大丈夫……」
「なんかあったんならいえよ」
「うん……」
真っ青だった晴をみてなにかあるのはわかったがこれ以上深く追求するのは止めることにした

沈黙が続く
俺は違う話題にしようと思い
「なぁ、晴はさ……」
と言いかけた時だった


PM1:00
“警告!警告!たった今E-10、E-11で銃撃戦あり!
速やかに応援に行くように
繰り返す…………………………”

「なに……?」
「晴、行くぞ、龍と朔が行ったとこだ。まずい事になったかもしれない!」
「わかった」

俺達は装備をつけて急いで昨日の場所に向かった


                         □


AM9:00
裕達と別れ、龍と朔は少しというかまぁ口喧嘩をしつつも、昨日のE-10、E-11で証拠を探していた
「なぁ、どー思うよ」
「なにが?」
「昨日、わいらがE-10で見つけたやつらは数名は殺してあとは逃げてしもた」
「お前がヘマしなければ良かったんじゃねーの」
「ひどいねー、そないに貶さんといてーな」
「口動かす前に手動かせよな、この変関!」
「はい?へんかん?ってなんや?」
「変な関西弁のやつって意味でお前のことだよ、ばーか!」
「ブフ、お前のネーミングセンスの無さはピカイチやの~」
「うっせー、黙ってろ!」
「お腹痛くて証拠探しどころじゃなくなりそー、あははは……」
「うっぜー、言うんじゃなかった」
龍は自分でいったことを深く後悔するのだった


「せやせや、じゃー、お前さんになんかええ名前つけたるわ」
「やめろ!てか、マジでいらんわ、どーせセンスの欠片もない名前になりそうだからな」
「んじゃー、リュウ、リュウ、んー……」
「そんなこと考える暇あるんでしたら、できれば証拠を探してもらいたいもんだな」
「あ、ヤーちゃん、ヤーちゃんはどや?」
「は?ヤーちゃんってどことったらそんなあだ名になるんだよ!」
「え?龍弥やから、『や』をとってヤーちゃんやんか(笑」
「ってめー、いい加減にしろよ!」
「あははは……」
後ろにいる部下に引かれつつも喧嘩をしながら証拠探しをするのだった


AM11:30
「はぁー、こんなに探しても見つからねーのか……」
「なーなー」
「なんだ」
「これこれ、なんの粉末やと思う?」
「なに!?」
龍が指差すほうをみると壁と板の間に白い粉末らしきものが微量だが落ちていた
龍はそれを拾い、小さな紙に包み懐に入れた
「変関やのに、よく見つけたよな」
「へんかんって(笑、わいさ、暇潰しにこの間に隠れてヤーちゃん驚かそー思ってんや!そしたら粉末見つけたんよ(笑」
「なるほどな……っておい、おれを驚かせる?しかも、暇ってどういうことやー、そんなことよりもヤーちゃんって呼ぶな!!」
「えー、一番そこ重要じゃないとこやろ??」


AM12:30
「そろそろ撤収するか。おっと、裕からメール来てるな」
「あ、わいもや」


【メールの内容】
     出来るだけ早く食堂に来てほしい。捕虜の奴らからちょっと厄介な情報を入手した
                                     by裕


「なんじゃそりゃ?」
「わかんねーが、早く帰った方がよさそうだな」

撤収準備が終わり、帰ろうとした時だった


AM12:50
一つの銃弾が朔の頬をかすった
「って!」
「おい、大丈夫か?」
「フ、かすっただけだよ~(笑」
「こいつは!」
兎も角物陰に隠れる
すると、数名の男達が現れ
「お前達が捕まえた2人を返してもらいたい」
と叫ぶ
龍も朔も挑発するように
「やーだね(笑、誰が渡すかよ」
「そやそや!」
といった
「ならば仕方ない、力ずくで返してもらおうじゃないか!」


AM12:55
交渉決裂
銃撃戦が始まった
「おれは下からお前は部下数名連れて上から頼む」
「わいに頼むとかヤーちゃんらしくないの~(笑」
「うっせー、早くいけ」
「はいよー」


PM1:00
上からサクがスナイパーとして敵を打ち、下ではリュウが二丁拳銃で部下とともに激戦を繰り広げていた

俺達がついた頃には激しさが増していた
「上がサクで下がリュウだな、ハルは上に行ってサク合流、俺はリュウと合流する!」
「わかった」
俺達はふた手にわかれて激戦の中へ入っていった
「リュウ!」
「お!ユウやっときたか」
「おう、遅くなってわりーな、サクの方にはハルが合流にしにいったから大丈夫だ」
「そかそか、ならここからは……行きますか!」
「そーだな」
俺は黒服共の飛びかかっていった
ドン、ドンドーン、キンキン
ヒュー、ドカーン

俺はナイフと拳銃を使い分けながら自分の近くにいたヤツらを皆殺しにするのだった


赤い赤い液が飛び散っている快楽に溺れていくように……

「ふぅ、こんなもんか」
「そーだな、ユウ顔にも血がついてんぞ」
「そーか?」
「おふたりさん、大丈夫かいな?」
「ああ、サクか大丈夫だ」
「お前に心配されなくても平気だ、ばーか!」
「……おつかれ」
サクとハルが降りてきた
「一応、全滅か?」
「そーなるな」
みんなで終わったからといって気を抜いた時だった
死んでいるはずで転がっていた死体が動いたのだった
というかとどめをさせていなかったのだ
「う、よくもーーー!!!」
怒鳴りながらそいつの一番近くにいたハルめがけてナイフをふりかざした
ハルは驚きのあまり動けない
そして……
とその時
「ハル!」
俺はハルを引っ張った
ナイフは俺の背中をスパーンときりさいた

ドーーン!

その一瞬でリュウが拳銃でそいつの脳天を打ち抜いた
「……ユ、ユウ……?」
「おい!ユウ!しっかりしろ!」
「ユウ!!」
3人が必死に自分の名前を呼んでいるのはわかったが何も言えないまま、答えられないまま意識はプツリとなくなるのだった

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