【BL】いじわるな黒髪貴公子に食べられそうです

筍とるぞう

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13 蒼井の部屋

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・・・


部屋に着くと、俺はソファーの上にドサリと降ろされた。

蒼井は満足そうに「よし」と言って笑みを浮かべると、コンビニの袋を持って去っていく。


「おい、どこ行くんだよ?」


「んー、ちょっとコンビニで買ったの、冷蔵庫に入れてくる。待ってて」


「マイペースかよ」


「だって、クリーム溶けちゃうの嫌でしょ?」


俺のツッコミを気に止める様子もなく、蒼井はキッチンの方へ行く。

そして冷蔵庫にチョコレート・パフェとヨーグルトを仕舞うと、今度は別の場所へ消えていった。


(ったく……)


取り残された俺は、この隙に逃げようかと考え、ソワソワと辺りを見渡した。


(わ……すげー綺麗にしてるんだな)


部屋をぐるりと見渡すと、隅々まで掃除が行き届いており、ゴミひとつ落ちていなくて驚いてしまう。

本棚なんかもきちんと整理されていて、数種類あるマンガは全て一巻から順番に並べられていた。

デスクの上も余計な物が乗っておらず、あるのはパソコンとマウスぐらいだ。


(うぅ、俺の部屋も少し見習わないとだな)


と、つい部屋を眺めて考えていると、蒼井がバスタオルを手に戻ってきた。


「あ、逃げなかったんだ? はい、コレ」


「え? あ……」


(そういえば……!)


すっかり逃げるのを忘れていた俺は、言われて気付き、後悔する。

けれどもう後の祭りで、俺は観念して差し出されたバスタオルを受け取った。

すると蒼井が、後ろの方を親指で差しながら言う。


「風呂、入ってけば? マジで風邪ひかれたら困るし」


「え……いや、そこまではいいって。そんな弱くねぇよ」


「ふぅん。じゃあ……やっぱ貸して?」


そう言って、蒼井は俺の手から再びバスタオルを取り返すと、バサッと広げた。

そして、それを俺の頭に被せてワシャワシャと動かし始める。


「お、おい!?」


「髪、乾かしてあげるからじっとして。それと身体も拭いてあげるから、服脱いで」


「……っはぁ!?」


突然の展開に、頭が追いつかない。

されるがままになっていると、頭にバスタオルを被せられたまま大きな手がシャツの裾の方に伸びてきた。

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