私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます！番外編

影さん達の授業

俺は、影だ。どこの影かって？それは、もちろん、アンバー公爵の影だ。その中でもトップに当たる影だ。俺の名前か？俺の名前はカラスだ。

カラスって付けられたのは髪も目も真っ黒だからだ。しかも、光に当たっても真っ黒で珍しい…らしい。俺にとっては普通の事だがな。

このカラスってのは、現公爵が俺に着けてくれた名前だ。俺は、もともと孤児院出身で、両親に捨てられたか、死んだか、殺されたかの理由で孤児院に来た。孤児院に来たのはまだ五歳の頃だったな。

まあ、そんなことはどうでもいい。俺は今から新しくこの公爵家の影になった、いわゆる新人達に授業を教える。それは、影にとっては特にとってもとっても大切な事だ。授業をするのはかれこれ十回目以上か？

さてと、授業を始めるか。
俺の授業と他の奴らの授業はどうだか知らないが、影になる奴らだ。すぐに対応出来なくちゃな？

影たちが気づかないように入って、その後にこれを投げよう。

これか？これは、影になった人に代々続いて渡している、手裏剣だ。これは、一つで何キロあると思うか？これは、一つにつき五キロぐらいこれが暗殺する時に使うもの、そして、三キロぐらいなのが何かをこっそり切る時のもの。これは、切ったら俺のところに戻ってくるというやつだ。ブーメランみたいな感じだな。そして、最後に簡単で軽いのが通常使うものこれは大抵の人が持っている。ちなみに市販でも売ってる。遊び道具に使う者もいるらしいが、俺から見りゃあ仕事として使う物を遊びで使うなんてちょっといや、ちょっと以上にショックだ。




やるか、シュンっと影の全員に勢いよく投げつけた。それは、もちろん暗殺する時に使うやつだ。

ニヤッと笑いながら投げつけた。


そこからジッーと見てたらすぐに良けれて逆に投げかいしてきた奴もいるし避けるだけで終わった者もいる。でも、反射するだけで影の初歩的内容は完璧だな。

さーてと、これから本格的な授業を始めるとするか…。

「よしっ、お前ら合格だ。これから影達に授業を教えるカラスだ。カラスと呼べ。」

ここからは、影達だけしか知ってはならない内容だ。聞くなよ？盗み聞きしたらどうなるんだろうな…？

また、会えることを楽しみにしてるぜ。