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人質
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「明かり、点けてやるから、なるべく早く降りろ」
銃をちらつけながら、片方の手でスマホを操作しライトを点灯させてくれた。
「遥琉、裕貴、柚原、優璃、お前の回りには勘の鋭い野郎どもが揃いも揃っていやがる。みんなに大事にされるお前が羨ましいよ」
鳥飼さんが吐き捨てるように恨み節を口にしていた。
螺旋状の非常階段を一階まで下りると、逃げないようにと手首をガシッと掴まれた。そのまま引っ張られて裏手にまわると睦さんの言うようにタクシーが横付けされてあった。
「早く乗れ」
銃口を背中に強く押し付けられた。
人通りは殆どないに等しい裏通り。声を出して助けを呼ぶことすら出来ない。
【遥琉さん・・・・】
無意識にペンダントを握り締めていた。何があっても彼が絶対に助けに来てくれるもの。
「鳥飼!姐さんをどこに連れていくんだ!」
後ろから颯人さんが追い掛けてきて銃を構えた。
「撃てるものなら撃ってみ。お前らの大事な未知や腹の子も死ぬことになるぞ。それでもいいんだったからな」
くくっと口の端を歪めて冷笑する鳥飼さん。鬼の形相で颯人さんを睨み付けた。
「早く乗れ」無理矢理車の中に僕を押し込むと、空に向かい一発発射し、颯人さんを威嚇しながら自分も素早く乗り込むと、運転手に「さっと出せ」と恫喝し大声を張り上げた。
銃をちらつけながら、片方の手でスマホを操作しライトを点灯させてくれた。
「遥琉、裕貴、柚原、優璃、お前の回りには勘の鋭い野郎どもが揃いも揃っていやがる。みんなに大事にされるお前が羨ましいよ」
鳥飼さんが吐き捨てるように恨み節を口にしていた。
螺旋状の非常階段を一階まで下りると、逃げないようにと手首をガシッと掴まれた。そのまま引っ張られて裏手にまわると睦さんの言うようにタクシーが横付けされてあった。
「早く乗れ」
銃口を背中に強く押し付けられた。
人通りは殆どないに等しい裏通り。声を出して助けを呼ぶことすら出来ない。
【遥琉さん・・・・】
無意識にペンダントを握り締めていた。何があっても彼が絶対に助けに来てくれるもの。
「鳥飼!姐さんをどこに連れていくんだ!」
後ろから颯人さんが追い掛けてきて銃を構えた。
「撃てるものなら撃ってみ。お前らの大事な未知や腹の子も死ぬことになるぞ。それでもいいんだったからな」
くくっと口の端を歪めて冷笑する鳥飼さん。鬼の形相で颯人さんを睨み付けた。
「早く乗れ」無理矢理車の中に僕を押し込むと、空に向かい一発発射し、颯人さんを威嚇しながら自分も素早く乗り込むと、運転手に「さっと出せ」と恫喝し大声を張り上げた。
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