66 / 76
ヴェロニカ王女殿下曰く・3
しおりを挟む
私も仮にも王家の一員。
多少なりとも精霊を使う事が出来ます。
そのおかげで身を守る事が出来たのです。
でも、いい加減疲れました。
他国に逃れただけでは妹と父上からの刺客が引かないようです。
私が、国に帰る事は無い、とあの2人が納得するまで刺客は送られ続けるでしょう。
第二王子殿下との縁談でしたが、第二王子殿下は私をお気に召さなかったようです。
正直申し上げまして、あのお目出度い方と生涯を伴にする、というのはなかなかの苦行に思えました。
お会いしてすぐに、縁談相手が替わりました。
公爵家の方だそうで。
第二王子殿下と戯れていた令嬢の兄と聞いた時は、あの令嬢の兄……とんだ縁談になる、と思ったものですが。
実際にお会いして見れば、私が不安に思っていたような浮ついたところの無い、むしろ頼れるお方とお見受けいたしました。それに、かの方には精霊を追い払う力があるようです。これは……国からの刺客を使え無くする、という事では?
この方さえ側にいてくだされば、私は刺客に怯える事無く暮らして行ける……?
多少なりとも精霊を使う事が出来ます。
そのおかげで身を守る事が出来たのです。
でも、いい加減疲れました。
他国に逃れただけでは妹と父上からの刺客が引かないようです。
私が、国に帰る事は無い、とあの2人が納得するまで刺客は送られ続けるでしょう。
第二王子殿下との縁談でしたが、第二王子殿下は私をお気に召さなかったようです。
正直申し上げまして、あのお目出度い方と生涯を伴にする、というのはなかなかの苦行に思えました。
お会いしてすぐに、縁談相手が替わりました。
公爵家の方だそうで。
第二王子殿下と戯れていた令嬢の兄と聞いた時は、あの令嬢の兄……とんだ縁談になる、と思ったものですが。
実際にお会いして見れば、私が不安に思っていたような浮ついたところの無い、むしろ頼れるお方とお見受けいたしました。それに、かの方には精霊を追い払う力があるようです。これは……国からの刺客を使え無くする、という事では?
この方さえ側にいてくだされば、私は刺客に怯える事無く暮らして行ける……?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
39
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる