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第3章 冒険の始まり
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「くっ、何か突破口を見つけないと・・・」
「無駄だ、俺に弱点は無い!」
ハイゴブリンの攻撃は容赦ない。ジュン達の攻撃する隙もない。
ハイゴブリンの攻撃を見てルイーザは何かを閃いた。
「ジュン、私、アイツを倒す方法分かったかも」
「本当か!?」
「多分、凄く痛い方法かもしれないけど・・・」
その言葉を聞いて、ルイーザの考えが分かってしまった。恐らく2人が考えてるのは同じかもしれないが、確かに痛い方法かもしれない。
「どの道、生き延びる為にはやるしかないんだろうね」
「そうね、私が隙を作るからジュン、お願い!」
「任せた」
そう言うと、ルイーザは武器を弓に切り替えた。そしてハイゴブリンに向かって打つ。
「そんな弓、撃ち落とすまでだ」
ルイーザの弓は炎の攻撃でうちおとされる。弓と炎の打ち合いが続く。
「馬鹿な、なぜたかが弓で俺の炎と互角に戦える!?」
「簡単な話よ。弓に水属性の魔法が付与されてるのよ。名付けて『ウォーターアロー』よ」
「だが、そんな攻撃で俺に致命的なダメージは与えられまい」
「そうね。確かにこの攻撃では無理ね。けど注意自体を私に向けることはできたわ」
「何!?」
気がつくと、ジュンが近くに居た。
「貴様、いつの間に・・・」
「サンキュー、ルイーザ。おかげで隙ができたよ。これでも喰らえ!」
ジュンはハイゴブリンの口の中に何かを入れる。
「ふん?毒でも入れたか?残念だが毒は俺には効かんぞ」
「入れたのは毒じゃないよ」
「は?」
突然、ハイゴブリンが爆発する。ジュンは爆発に巻き込まれるも自身のシールドで守る。以前、工場の戦いの時に咄嗟に出したシールドだったがウルフとの特訓のお陰で自由にだしいれすることが出来た。そして、ジュンがハイゴブリンに向かって投げたのはボムの実だ。小さい頃、ゲームで似たような攻撃をするモンスターが居た。そういう敵にはお腹に爆発物を入れてダメージを与える。そのやり方をボムの実でやろうと思ったのだ。ルイーザも同じことを思ったのだろう。
「ぐ・・・馬鹿な、こんなことが・・・」
「これで勝負ありだな」
ジュンは大型剣でハイゴブリンにトドメをさす。相手は動かなくなった。それを確認してジュンはルイーザの方を振り返った。
「やったー!私たち勝ったのね」
「ああ、僕らの勝利だ」
2人はハイタッチをして勝利を喜んだ。今回の戦いで、2人のレベルバッチに記載してあるレベルが3から4に上がった。この戦いが、かなり大きな経験値になったのだろう。
それよりも今回の戦いを無事に乗り切ったことの喜びの方が大きいようだ。
「無駄だ、俺に弱点は無い!」
ハイゴブリンの攻撃は容赦ない。ジュン達の攻撃する隙もない。
ハイゴブリンの攻撃を見てルイーザは何かを閃いた。
「ジュン、私、アイツを倒す方法分かったかも」
「本当か!?」
「多分、凄く痛い方法かもしれないけど・・・」
その言葉を聞いて、ルイーザの考えが分かってしまった。恐らく2人が考えてるのは同じかもしれないが、確かに痛い方法かもしれない。
「どの道、生き延びる為にはやるしかないんだろうね」
「そうね、私が隙を作るからジュン、お願い!」
「任せた」
そう言うと、ルイーザは武器を弓に切り替えた。そしてハイゴブリンに向かって打つ。
「そんな弓、撃ち落とすまでだ」
ルイーザの弓は炎の攻撃でうちおとされる。弓と炎の打ち合いが続く。
「馬鹿な、なぜたかが弓で俺の炎と互角に戦える!?」
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「だが、そんな攻撃で俺に致命的なダメージは与えられまい」
「そうね。確かにこの攻撃では無理ね。けど注意自体を私に向けることはできたわ」
「何!?」
気がつくと、ジュンが近くに居た。
「貴様、いつの間に・・・」
「サンキュー、ルイーザ。おかげで隙ができたよ。これでも喰らえ!」
ジュンはハイゴブリンの口の中に何かを入れる。
「ふん?毒でも入れたか?残念だが毒は俺には効かんぞ」
「入れたのは毒じゃないよ」
「は?」
突然、ハイゴブリンが爆発する。ジュンは爆発に巻き込まれるも自身のシールドで守る。以前、工場の戦いの時に咄嗟に出したシールドだったがウルフとの特訓のお陰で自由にだしいれすることが出来た。そして、ジュンがハイゴブリンに向かって投げたのはボムの実だ。小さい頃、ゲームで似たような攻撃をするモンスターが居た。そういう敵にはお腹に爆発物を入れてダメージを与える。そのやり方をボムの実でやろうと思ったのだ。ルイーザも同じことを思ったのだろう。
「ぐ・・・馬鹿な、こんなことが・・・」
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「やったー!私たち勝ったのね」
「ああ、僕らの勝利だ」
2人はハイタッチをして勝利を喜んだ。今回の戦いで、2人のレベルバッチに記載してあるレベルが3から4に上がった。この戦いが、かなり大きな経験値になったのだろう。
それよりも今回の戦いを無事に乗り切ったことの喜びの方が大きいようだ。
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