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第8章 勇気の向こう側に
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3人はそれぞれ持っている回復アイテムで体力と魔力を回復させる。少しでも時間は惜しいが、今ローデンと戦ってリフィリア王国を救う可能性があるのはルイーザ探検隊のメンバーだけだ。
「だからと言って、あまり急ぎ過ぎると失敗するだろうし、のんびりやってるとあっという間にリフィリア王国の危機になるし、難しいよね、この時間の使い方はさ」
「ジュンの言う通りね、ジュン、ウェンディ、少し休んだら、また頑張って上を目指そうね」
「まあ、のんびりしてる暇が無いのは覚悟してるわ。ここから先も頑張ってあなた達をサポートするわよ」
「頼りにしてるぜ、ウェンディ」
3人は少しの時間休憩して再び上を目指す。モンスターは相変わらず沢山いるが、体力も魔力も回復した3人は次々と倒して行く。そして、あっという間に頂上の部屋に着いた。
「さて、螺旋階段をずっと上がってきたけど、ここが頂上みたいだね。2人とも、準備は?」
「まさか、私達がリフィリア王国の行方を左右する戦いに巻き込まれるとは思わなかったけど・・・」
「よく言うわよ。舟堀タワーの戦いに参加してる時点で今回の戦いの一端を担っているわよ。本当にあなた達といると退屈しないわね」
「まあ、普通にこの世界を探検するだけだったんだけどな。わずか数ヶ月で内容の濃い冒険になったものだ」
普通に探検隊として冒険すると思っていたのだが。振り返れば色々なトラブルに巻き込まれていた。それはきっとこの先もそうなんだろうなとジュンは思った。
「さて、部屋に突入だ」
3人は最後の扉を開けた。
「お!?」
中には誰も居ない。ここにローデンが居ると思ったのだが。
「あれ?ローデンはどこだ!?」
「落ち着いて。きっとこの奥に居るわ」
部屋の奥に、さらに進むべき道がある。そこにはさらに上に上がる階段があった。
「もしかして、この奥かな?」
「もう、こうなったら行けるところまで行こうか」
逃げたということはないだろう。きっとこの奥に居るはずだ。そもそも、まだ、奥がある事の方が驚きだ。建物の構造上は奥がありそうな感じがしないが、一体どこに向かっているのだろう。
階段にはモンスターが居ない。あるのはひたすら上に向かう階段のみだ。そして、また扉が現れた。
「また扉か。もうこの先に何があっても驚きはしないぞ」
ジュンは扉を開けた。驚かないとは言ったが、ジュン達は驚いてしまう。扉を開けて見えたのは青空だった。下はかなり高い。ビルで言うと60階くらいはあるだろう。そしてその先には浮島がある。その浮島に1人の男がこちらを見て立っている。まるで、こちらに来いと誘っているようだ。
「だからと言って、あまり急ぎ過ぎると失敗するだろうし、のんびりやってるとあっという間にリフィリア王国の危機になるし、難しいよね、この時間の使い方はさ」
「ジュンの言う通りね、ジュン、ウェンディ、少し休んだら、また頑張って上を目指そうね」
「まあ、のんびりしてる暇が無いのは覚悟してるわ。ここから先も頑張ってあなた達をサポートするわよ」
「頼りにしてるぜ、ウェンディ」
3人は少しの時間休憩して再び上を目指す。モンスターは相変わらず沢山いるが、体力も魔力も回復した3人は次々と倒して行く。そして、あっという間に頂上の部屋に着いた。
「さて、螺旋階段をずっと上がってきたけど、ここが頂上みたいだね。2人とも、準備は?」
「まさか、私達がリフィリア王国の行方を左右する戦いに巻き込まれるとは思わなかったけど・・・」
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「まあ、普通にこの世界を探検するだけだったんだけどな。わずか数ヶ月で内容の濃い冒険になったものだ」
普通に探検隊として冒険すると思っていたのだが。振り返れば色々なトラブルに巻き込まれていた。それはきっとこの先もそうなんだろうなとジュンは思った。
「さて、部屋に突入だ」
3人は最後の扉を開けた。
「お!?」
中には誰も居ない。ここにローデンが居ると思ったのだが。
「あれ?ローデンはどこだ!?」
「落ち着いて。きっとこの奥に居るわ」
部屋の奥に、さらに進むべき道がある。そこにはさらに上に上がる階段があった。
「もしかして、この奥かな?」
「もう、こうなったら行けるところまで行こうか」
逃げたということはないだろう。きっとこの奥に居るはずだ。そもそも、まだ、奥がある事の方が驚きだ。建物の構造上は奥がありそうな感じがしないが、一体どこに向かっているのだろう。
階段にはモンスターが居ない。あるのはひたすら上に向かう階段のみだ。そして、また扉が現れた。
「また扉か。もうこの先に何があっても驚きはしないぞ」
ジュンは扉を開けた。驚かないとは言ったが、ジュン達は驚いてしまう。扉を開けて見えたのは青空だった。下はかなり高い。ビルで言うと60階くらいはあるだろう。そしてその先には浮島がある。その浮島に1人の男がこちらを見て立っている。まるで、こちらに来いと誘っているようだ。
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