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第25話 会誌編集会議
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◇中三、秋◇
新人賞の発表があるのは、十二月。結果を待つ間も、僕たちは忙しかった。なんと言っても、僕と筆子は中学三年生で、受験生なのだ。
漫画を投稿したあとも、夏休み中ずっと、僕は筆子のマンションに通い続けた。彼女に勉強をさせるためだ。
同じ高校に行きたかったが、僕と筆子の成績は天と地ほどに離れていたので、それは無理な話だった。彼女の成績は底辺近くで、どこの高校にも入れない怖れすらあった。
「高校ぐらい行かないとだめだよ」
「かまわない。漫画家になるから」
「受賞できるとは限らないだろう。ていうか、初めての投稿で新人賞を取るなんて、普通は無理だと思うよ」
「わたしと虹くんが全力で描いた漫画。きっといいところまで行く……」
「それにしたって、高校には行った方がいいよ。高校生活は学園ものを描く上で、絶対役に立つよ。スポ根だってラブコメだって、高校が舞台なのは多いだろう?」
「それは確かに……」
「だから勉強しろ!」
僕に命令されて、筆子は仕方なく勉強を始めた。漫画のストーリーを作ることができる子なのだ。頭はいいと思う。やりさえすれば、きっと成績は上がるはずだ。
九月に入り、二学期が始まった。漫研にとって最大のイベント、文化祭が近づいている。僕は筆子が文化祭に熱中しすぎないように手綱を取らねばならないと思った。
「僕と筆子は受験があるからね。文化祭の主力はきみたち一、二年生だ」と僕は筆子の機先を制して言った。
「わ、わたしも文化祭を楽しみたい……」
「きみは勉強しろ!」
僕と筆子のやり取りを見て、下級生がクスクス笑った。
「でも、少しは参加してもいいでしょ」
「勉強をさぼらないならね」
「やるから! 後輩がいるのに、そんなに悪く言わないでよ、虹くん……」
そのとき、黒縁眼鏡をかけた兵藤さんが「あれっ?」と言った。
「冬月先輩、虹先輩を虹くんって呼ぶようになったんですね。一学期は春日井くんって呼んでいたのに」
「う、うん……」
「これは、あれだよ。夏休みに何かあったんだよ」きゃぴきゃぴした美人の井上さんが言った。
「な、何かって、まさか……?」
「何もないよ! 一緒に漫画描いてただけだよ!」
「部屋でずっと一緒に漫画描いてたんですね。チューくらい簡単にできますよね」
筆子が顔を真っ赤にさせた。
「おい、きみも誤解を助長させるような顔をするな! 本当に何もなかったから」
「おふたりは付き合い始めたんですか?」真面目なタイプの双葉くんまでたずねてきた。誰も彼もがその質問をする。
「付き合ってないっ」と僕は答えた。
「こほん。話を文化祭に戻そう」気を取り直すように咳払いして、僕は言った。
「えーっと、筆子は会誌に『マラソンランナー』を載せるんだよね?」
「うん……」
「あれ、二十四ページだったよね。筆子の分は二十四ページ、と」
「あのー」
「ん?」
「やっぱり新作描きたい……。まだ時間あるし……」
筆子がキラキラした目でそんなことを言い出した。
「だめ! 漫画描いてる時間なんてないよ。きみは勉強に専念しろ」
「少しは新作を載せたいもん!」
「もん!じゃないよ。筆子は受験、やばいんだぞ」
「少しだけだから……。『100メートルランナー』という漫画を描きたいの。たった八ページ。短距離を走っている瞬間だけの漫画……」
「だめ!」
「描きたい……っ!」
「はぁ、仕方ないなぁ……」
止めたって、どうせ徹夜してでも筆子は描くだろう。
「受験勉強優先だよ」
「はぁーい」
筆子はにこにこしていた。とにかく描くのが好きな少女だ。
この情熱を勉強に向けたら、軽く難関高校に入れると思う。しかしそうはいかないんだよなぁ。好きなことにしか情熱を傾けられない。
小学校時代は僕以外とのすべての人間関係を捨てて絵を描いていた。僕と仲よくなったのだって、僕が絵画魔法使いで、風景画を描くのにつきあったからだ。絵という縁がなければ、彼女との交友はなかっただろう。
筆子から絵を取り上げるのは僕には無理だ。少しでも多くの時間を勉強に割いてくれればいいのだけれど。
筆子は会誌に「マラソンランナー」を載せ、さらに八ページの新作を追加することになった。
僕は会誌の編集会議を続けた。
双葉くんは十六ページの漫画を載せたいと言った。
「いいよ。どんな漫画なの?」
「恐怖漫画だけど、いいですか? 実はもう描き始めてるんですけど」
「恐怖……?」ホラーに弱い筆子が反応し、怯えた。
「中学生の作る本なんだから、首が飛ぶとか内臓をぶちまけるとかはだめだよ」と僕は注意した。
「はい。その点は大丈夫です。心理的なホラーものですから。タイトルは『視線』。千里眼魔法の持ち主にいつも見られているのではないかと怯える女の子が主人公です。魔法でストーカーをする怪人物が出てきます」
「それ、いたら本当に怖い……」その程度で筆子はびびっている。
「そのくらいならいいよ。ホラー漫画なんだから、怖いのはあたりまえだよ、筆子」
「わたし読まない……」と彼女はつぶやいた。
双葉くんの掲載漫画は決まった。
「井上さんは何を会誌に載せるか考えてくれた?」と僕は言った。
「漫研の会誌って、二次創作を載せてもいいんですか?」
「うーん。著作権の問題があるから、なるべくならやめてほしいかな」
「じゃああたし、描きたいものありませーん。描かなくてもいいですか?」
「最低でも一ページ、何か描いて。あの漆原先輩ですら一ページは描いたんだよ」
「部室を漫画喫茶だと豪語していたあの伝説の先輩がですか?」
漆原先輩は変な伝説と化していた。
「わかりました。何か描きます。考えておきます」
「頼むよ。じゃあ、兵藤さんはどうする? きみは僕と一緒でデジタルイラストを描くって言ってたよね?」
「はい」
「どんなイラストを描くつもり?」
「私は日本の歴史が好きなんです。戦国武将とかをキャラにして描こうと思ってるんですけど、いいですか?」
「うん、好きなものを描いていいよ。兵藤さん、歴女だったの?」
「はい!」
歴女とは、歴史上の人物にオタク的な嗜好を持つ女性のことだ。日本史上の人物のキャラクター化はすでにはいろいろとやられているが、彼女が自分自身のアレンジで描くのはかまわないだろう。
「虹先輩は何を載せるんですか?」と兵藤さんに聞かれた。
「僕はまたイラストだね」
「どんなイラストですか?」
「今年は深海をテーマにしたイラストを描こうかと思ってるんだ。不思議な深海魚が織りなすイラストを何枚か。どうだろう?」
「いいと思います。格好いい!」兵藤さんが叫んだ。
「さてと、あとは表紙だね。誰に描いてもらおうかな?」
筆子の目がキラッと光ったのを、僕は見逃さなかった。描きたがっている。でもこれ以上彼女の負担が増えるのを、僕は許すつもりはなかった。
下級生で描きたそうにしている子はいなかった。
自分で描こうと決めた。筆子が勉強時間を削って描くより、僕が描いた方がましだ。
「表紙は僕が描いていいかな?」と僕はみんなに聞いた。
誰にも異存はなかった。筆子も僕が描くならいいと思っているみたいで、うなずいていた。
「冬華を描いてもいい?」と僕は筆子に許可を求めた。
「えっ、冬華を虹くんが描くの……?」
「冬華って、誰ですか?」と井上さんが言った。
「わたしが夏休みに描いた漫画の主人公……」
「へえぇ? それを春日井先輩が描くんですか?」
「うん。僕は夏休みに冬華の背景を描き続けた。で、僕なりの冬華を描いてみたいなって思って。どうかな?」
「わかった。いいよ」
作者の許可が出た。二年前、僕は筆子の肖像画を表紙にした。今度は筆子の分身、冬華を表紙にする。気合を入れて描こう。
「じゃあ、会誌はこんな感じで作ろう。締め切りは十月中旬だよ。がんばろうね」と僕は編集会議を締めくくった。
新人賞の発表があるのは、十二月。結果を待つ間も、僕たちは忙しかった。なんと言っても、僕と筆子は中学三年生で、受験生なのだ。
漫画を投稿したあとも、夏休み中ずっと、僕は筆子のマンションに通い続けた。彼女に勉強をさせるためだ。
同じ高校に行きたかったが、僕と筆子の成績は天と地ほどに離れていたので、それは無理な話だった。彼女の成績は底辺近くで、どこの高校にも入れない怖れすらあった。
「高校ぐらい行かないとだめだよ」
「かまわない。漫画家になるから」
「受賞できるとは限らないだろう。ていうか、初めての投稿で新人賞を取るなんて、普通は無理だと思うよ」
「わたしと虹くんが全力で描いた漫画。きっといいところまで行く……」
「それにしたって、高校には行った方がいいよ。高校生活は学園ものを描く上で、絶対役に立つよ。スポ根だってラブコメだって、高校が舞台なのは多いだろう?」
「それは確かに……」
「だから勉強しろ!」
僕に命令されて、筆子は仕方なく勉強を始めた。漫画のストーリーを作ることができる子なのだ。頭はいいと思う。やりさえすれば、きっと成績は上がるはずだ。
九月に入り、二学期が始まった。漫研にとって最大のイベント、文化祭が近づいている。僕は筆子が文化祭に熱中しすぎないように手綱を取らねばならないと思った。
「僕と筆子は受験があるからね。文化祭の主力はきみたち一、二年生だ」と僕は筆子の機先を制して言った。
「わ、わたしも文化祭を楽しみたい……」
「きみは勉強しろ!」
僕と筆子のやり取りを見て、下級生がクスクス笑った。
「でも、少しは参加してもいいでしょ」
「勉強をさぼらないならね」
「やるから! 後輩がいるのに、そんなに悪く言わないでよ、虹くん……」
そのとき、黒縁眼鏡をかけた兵藤さんが「あれっ?」と言った。
「冬月先輩、虹先輩を虹くんって呼ぶようになったんですね。一学期は春日井くんって呼んでいたのに」
「う、うん……」
「これは、あれだよ。夏休みに何かあったんだよ」きゃぴきゃぴした美人の井上さんが言った。
「な、何かって、まさか……?」
「何もないよ! 一緒に漫画描いてただけだよ!」
「部屋でずっと一緒に漫画描いてたんですね。チューくらい簡単にできますよね」
筆子が顔を真っ赤にさせた。
「おい、きみも誤解を助長させるような顔をするな! 本当に何もなかったから」
「おふたりは付き合い始めたんですか?」真面目なタイプの双葉くんまでたずねてきた。誰も彼もがその質問をする。
「付き合ってないっ」と僕は答えた。
「こほん。話を文化祭に戻そう」気を取り直すように咳払いして、僕は言った。
「えーっと、筆子は会誌に『マラソンランナー』を載せるんだよね?」
「うん……」
「あれ、二十四ページだったよね。筆子の分は二十四ページ、と」
「あのー」
「ん?」
「やっぱり新作描きたい……。まだ時間あるし……」
筆子がキラキラした目でそんなことを言い出した。
「だめ! 漫画描いてる時間なんてないよ。きみは勉強に専念しろ」
「少しは新作を載せたいもん!」
「もん!じゃないよ。筆子は受験、やばいんだぞ」
「少しだけだから……。『100メートルランナー』という漫画を描きたいの。たった八ページ。短距離を走っている瞬間だけの漫画……」
「だめ!」
「描きたい……っ!」
「はぁ、仕方ないなぁ……」
止めたって、どうせ徹夜してでも筆子は描くだろう。
「受験勉強優先だよ」
「はぁーい」
筆子はにこにこしていた。とにかく描くのが好きな少女だ。
この情熱を勉強に向けたら、軽く難関高校に入れると思う。しかしそうはいかないんだよなぁ。好きなことにしか情熱を傾けられない。
小学校時代は僕以外とのすべての人間関係を捨てて絵を描いていた。僕と仲よくなったのだって、僕が絵画魔法使いで、風景画を描くのにつきあったからだ。絵という縁がなければ、彼女との交友はなかっただろう。
筆子から絵を取り上げるのは僕には無理だ。少しでも多くの時間を勉強に割いてくれればいいのだけれど。
筆子は会誌に「マラソンランナー」を載せ、さらに八ページの新作を追加することになった。
僕は会誌の編集会議を続けた。
双葉くんは十六ページの漫画を載せたいと言った。
「いいよ。どんな漫画なの?」
「恐怖漫画だけど、いいですか? 実はもう描き始めてるんですけど」
「恐怖……?」ホラーに弱い筆子が反応し、怯えた。
「中学生の作る本なんだから、首が飛ぶとか内臓をぶちまけるとかはだめだよ」と僕は注意した。
「はい。その点は大丈夫です。心理的なホラーものですから。タイトルは『視線』。千里眼魔法の持ち主にいつも見られているのではないかと怯える女の子が主人公です。魔法でストーカーをする怪人物が出てきます」
「それ、いたら本当に怖い……」その程度で筆子はびびっている。
「そのくらいならいいよ。ホラー漫画なんだから、怖いのはあたりまえだよ、筆子」
「わたし読まない……」と彼女はつぶやいた。
双葉くんの掲載漫画は決まった。
「井上さんは何を会誌に載せるか考えてくれた?」と僕は言った。
「漫研の会誌って、二次創作を載せてもいいんですか?」
「うーん。著作権の問題があるから、なるべくならやめてほしいかな」
「じゃああたし、描きたいものありませーん。描かなくてもいいですか?」
「最低でも一ページ、何か描いて。あの漆原先輩ですら一ページは描いたんだよ」
「部室を漫画喫茶だと豪語していたあの伝説の先輩がですか?」
漆原先輩は変な伝説と化していた。
「わかりました。何か描きます。考えておきます」
「頼むよ。じゃあ、兵藤さんはどうする? きみは僕と一緒でデジタルイラストを描くって言ってたよね?」
「はい」
「どんなイラストを描くつもり?」
「私は日本の歴史が好きなんです。戦国武将とかをキャラにして描こうと思ってるんですけど、いいですか?」
「うん、好きなものを描いていいよ。兵藤さん、歴女だったの?」
「はい!」
歴女とは、歴史上の人物にオタク的な嗜好を持つ女性のことだ。日本史上の人物のキャラクター化はすでにはいろいろとやられているが、彼女が自分自身のアレンジで描くのはかまわないだろう。
「虹先輩は何を載せるんですか?」と兵藤さんに聞かれた。
「僕はまたイラストだね」
「どんなイラストですか?」
「今年は深海をテーマにしたイラストを描こうかと思ってるんだ。不思議な深海魚が織りなすイラストを何枚か。どうだろう?」
「いいと思います。格好いい!」兵藤さんが叫んだ。
「さてと、あとは表紙だね。誰に描いてもらおうかな?」
筆子の目がキラッと光ったのを、僕は見逃さなかった。描きたがっている。でもこれ以上彼女の負担が増えるのを、僕は許すつもりはなかった。
下級生で描きたそうにしている子はいなかった。
自分で描こうと決めた。筆子が勉強時間を削って描くより、僕が描いた方がましだ。
「表紙は僕が描いていいかな?」と僕はみんなに聞いた。
誰にも異存はなかった。筆子も僕が描くならいいと思っているみたいで、うなずいていた。
「冬華を描いてもいい?」と僕は筆子に許可を求めた。
「えっ、冬華を虹くんが描くの……?」
「冬華って、誰ですか?」と井上さんが言った。
「わたしが夏休みに描いた漫画の主人公……」
「へえぇ? それを春日井先輩が描くんですか?」
「うん。僕は夏休みに冬華の背景を描き続けた。で、僕なりの冬華を描いてみたいなって思って。どうかな?」
「わかった。いいよ」
作者の許可が出た。二年前、僕は筆子の肖像画を表紙にした。今度は筆子の分身、冬華を表紙にする。気合を入れて描こう。
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