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“早く戻らないと”
と言ったのに、オーシャンは全然両手を離さない。
「明ちゃん・・・。」
「なに?」
「ごめんね・・・。」
謝られ、何かと思ったら・・・
急に、本当に急に・・・あたしの唇にオーシャンの唇が重なった。
一瞬で・・・凄い一瞬だけ、あたしの唇にオーシャンの唇が重なった・・・。
一瞬だったから、それは唇というよりも“空気”が触れたようだった・・・。
人生で2度目のキスだった。
1度目は、ゲイバーでゲイの男の人から間違えられたキスだった。
そして、2度目のキスはあたしのことを愛して愛して仕方ないという空気のオーシャンからのキス・・・。
一瞬過ぎたけど、ちゃんと唇は重なっていた。
心臓がバクバクとする中オーシャンを見上げると、オーシャンは泣きそうな顔で優しく笑っていた・・・。
黒い世界の中、波の音と潮風の空気を感じながら・・・
幸せな空気の中に死にたくなっているオーシャンの空気も感じていた。
と言ったのに、オーシャンは全然両手を離さない。
「明ちゃん・・・。」
「なに?」
「ごめんね・・・。」
謝られ、何かと思ったら・・・
急に、本当に急に・・・あたしの唇にオーシャンの唇が重なった。
一瞬で・・・凄い一瞬だけ、あたしの唇にオーシャンの唇が重なった・・・。
一瞬だったから、それは唇というよりも“空気”が触れたようだった・・・。
人生で2度目のキスだった。
1度目は、ゲイバーでゲイの男の人から間違えられたキスだった。
そして、2度目のキスはあたしのことを愛して愛して仕方ないという空気のオーシャンからのキス・・・。
一瞬過ぎたけど、ちゃんと唇は重なっていた。
心臓がバクバクとする中オーシャンを見上げると、オーシャンは泣きそうな顔で優しく笑っていた・・・。
黒い世界の中、波の音と潮風の空気を感じながら・・・
幸せな空気の中に死にたくなっているオーシャンの空気も感じていた。
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