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「で、嫌いになったのか?」
あの後、あたしはすぐに剛士と奥さんの家に行った。
前に奥さんから聞いた時は、剛士は自分の部屋は物を置いているだけと聞いたけど、今日は自分の部屋に通した。
「嫌いにはなってないし、好きだけど・・・。
オーシャンのことがよく分からなくなったよね~!!」
剛士の部屋の中、ソファーも座布団もベッドもないので床に座って2人で話す。
そしたら、しばらくして扉がゆっくりと開いた。
奥さんが大きなお腹で、お盆にのせた飲み物を2つ持ってきてくれていた。
それにあたしは慌てて立ち上がる。
「あたしに飲み物なんていらないよ~!!
でもありがとね~!!!」
お盆にのっていた飲み物を2つ手に持つ。
1つはアイスコーヒー、もう1つは牛乳だった。
それにガムシロップがいくつか入った入れ物と・・・空のグラスもお盆にのっている。
剛士はコーヒーを飲めないので、あたしにアイスコーヒーを持ってきてくれたのだと分かる。
笑いながらお礼を言うと、奥さんがあたしを可愛い可愛い上目遣いで見上げ瞬きをした。
「2つとも木葉さんのです。」
剛士の奥さんは、あたしのことを“木葉さん”と呼ぶ。
親族になってもまだ“木葉さん”と呼ぶ可愛い剛士の奥さん。
最初の頃は“瞳ちゃん”と呼んでいたけど、そしたら剛士が辛そうな空気を出したので“笠原さん”と呼び方を変えた。
でも、今は剛士は幸せなので遠慮せず“瞳ちゃん”と呼ばせてもらっている。
「2つともあたしのなの~!?
アイスコーヒーと牛乳どっちもいいの~!?」
「木葉さんはアイスコーヒーは好きではないようでしたので。
アイスコーヒーと牛乳とガムシロップを持ってきてみました!」
あの後、あたしはすぐに剛士と奥さんの家に行った。
前に奥さんから聞いた時は、剛士は自分の部屋は物を置いているだけと聞いたけど、今日は自分の部屋に通した。
「嫌いにはなってないし、好きだけど・・・。
オーシャンのことがよく分からなくなったよね~!!」
剛士の部屋の中、ソファーも座布団もベッドもないので床に座って2人で話す。
そしたら、しばらくして扉がゆっくりと開いた。
奥さんが大きなお腹で、お盆にのせた飲み物を2つ持ってきてくれていた。
それにあたしは慌てて立ち上がる。
「あたしに飲み物なんていらないよ~!!
でもありがとね~!!!」
お盆にのっていた飲み物を2つ手に持つ。
1つはアイスコーヒー、もう1つは牛乳だった。
それにガムシロップがいくつか入った入れ物と・・・空のグラスもお盆にのっている。
剛士はコーヒーを飲めないので、あたしにアイスコーヒーを持ってきてくれたのだと分かる。
笑いながらお礼を言うと、奥さんがあたしを可愛い可愛い上目遣いで見上げ瞬きをした。
「2つとも木葉さんのです。」
剛士の奥さんは、あたしのことを“木葉さん”と呼ぶ。
親族になってもまだ“木葉さん”と呼ぶ可愛い剛士の奥さん。
最初の頃は“瞳ちゃん”と呼んでいたけど、そしたら剛士が辛そうな空気を出したので“笠原さん”と呼び方を変えた。
でも、今は剛士は幸せなので遠慮せず“瞳ちゃん”と呼ばせてもらっている。
「2つともあたしのなの~!?
アイスコーヒーと牛乳どっちもいいの~!?」
「木葉さんはアイスコーヒーは好きではないようでしたので。
アイスコーヒーと牛乳とガムシロップを持ってきてみました!」
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