【完】ソレは、脱がさないで

Bu-cha

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この人はそう言いながら悲しそうにしているけれど、私はどこか嬉しくも思った。



「あの日がなければ、私は今の会社で働けていないので、あなたには感謝をしています。」



「どういうこと・・・?」



「下着・・・」



そんな、懐かしい・・・
あの日この人にもした話をまた始める。



「高校生の頃から可愛い下着が大好きで、大学生になってからもそれは変わらなくて。」



「うん、覚えてる。」



なんと、この人は覚えてくれていた。
私のこんな話を・・・。



やっぱり、素敵な人だな・・・



こんな人と・・・



こんな、人と・・・



それ以上のことは、考えないようにした。



「あの日、私は大学1年生で。
あの日、あなたに抱いてもらえていてよかったです。」



その想いだけは、伝える・・・。



「・・・本当に?」



「はい。だから私は、大好きな下着の会社で、今働けています。」



「そうだったんだ・・・。」



「あの日も、うちの下着をつけていて。
あの日の思い出があったから、今でもうちの会社の下着が大好きです。」




そう、伝えたら・・・




この人の視線に・・・気付く。
だって、あまりにも熱い視線で・・・。




私のシンプルなTシャツの膨らみを、目を逸らすことなく真っ直ぐ見ている・・・。






そして・・・







「見て・・・みたい・・・。」
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