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「え!?
和(かず)君も真理姉のこと覚えてたんだ!?」
私が料理をしている間も、理子はカメラを片手にすぐ隣に立っている。
そして驚いた声を上げていた・・・。
「うん、覚えてた・・・。
嫌だな・・・忘れてて欲しかった・・・。
2週間経っても何も言わないから、てっきり私のことなんて、忘れてると思ってたよ・・・。」
「でも小学校の頃は仲良かったんでしょ?」
「私はそう、思ってたけど・・・。
でも、私の勘違いなんだと思う・・・。
私コミュ障だし・・・。
だからあの人が私のことを・・・好きでいてくれてるなんて、思い込んでて・・・。
告白なんてことを、してしまい・・・。
恥ずかしくて・・・恥ずかしくて・・・私は二度と会いたくなかった・・・。」
「和君は真理姉と毎日会いたいって言ってきたんでしょ?
向こうは告白が嫌だったわけじゃないって!!
卒業式に告白した時だって、“ありがとう”って言ってくれたんでしょ?」
カボチャの煮物を料理する鍋に、最後にオリゴ糖を入れた。
そして、大きく項垂れる・・・。
「そんなの・・・あの人は、みんなにそう返事、してた・・・。
沢山の可愛い女の子から、告白されてたから・・・。」
とてもモテる人で・・・。
あの人は小学生の頃からとてもモテる人で・・・。
「でも大人になってから再会出来たんだし!!
小学校6年生の男子なんてそんなものじゃない?
恋愛より食でしょ、食!!」
和(かず)君も真理姉のこと覚えてたんだ!?」
私が料理をしている間も、理子はカメラを片手にすぐ隣に立っている。
そして驚いた声を上げていた・・・。
「うん、覚えてた・・・。
嫌だな・・・忘れてて欲しかった・・・。
2週間経っても何も言わないから、てっきり私のことなんて、忘れてると思ってたよ・・・。」
「でも小学校の頃は仲良かったんでしょ?」
「私はそう、思ってたけど・・・。
でも、私の勘違いなんだと思う・・・。
私コミュ障だし・・・。
だからあの人が私のことを・・・好きでいてくれてるなんて、思い込んでて・・・。
告白なんてことを、してしまい・・・。
恥ずかしくて・・・恥ずかしくて・・・私は二度と会いたくなかった・・・。」
「和君は真理姉と毎日会いたいって言ってきたんでしょ?
向こうは告白が嫌だったわけじゃないって!!
卒業式に告白した時だって、“ありがとう”って言ってくれたんでしょ?」
カボチャの煮物を料理する鍋に、最後にオリゴ糖を入れた。
そして、大きく項垂れる・・・。
「そんなの・・・あの人は、みんなにそう返事、してた・・・。
沢山の可愛い女の子から、告白されてたから・・・。」
とてもモテる人で・・・。
あの人は小学生の頃からとてもモテる人で・・・。
「でも大人になってから再会出来たんだし!!
小学校6年生の男子なんてそんなものじゃない?
恋愛より食でしょ、食!!」
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