【完】可愛くて美味しい真理姉

Bu-cha

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的場様は少し驚いた顔をしている・・・。
そんな的場様に小さくお辞儀をした。



「ご馳走さまでした・・・。」



「・・・あんまり、美味しくなかったか!!」



的場様が残念そうな顔でお皿をローテーブルに戻した。



「俺もお菓子自体はそんなに好きじゃねーし、妹なんてもっと食べられないしな~・・・。」



「小さな頃から・・・お父さんがよく、持って帰ってきてくれたんですよね・・・?」



「・・・その話、覚えててくれたのか!!
そうなんだよ、一生分のお菓子をそこで食べたからな~・・・。
仕事柄食べなきゃいけねーけど、何食ってもそこまで美味しいと思えねーんだよ。
それより肉食いたい、肉。」



小学生の頃に聞いたような話を今もされ、それには懐かしくて、面白くて、自然と笑ってしまった。



「食事の要望で“ちゃんとした物”って答えたから、てっきり身体に良さそうな物ばっかり出て来るのかと思ったら・・・」



的場様が凄く嬉しそうに笑った。



「ガッッッツリした物作ってくれて本当にありがとな!!!」



「まだ26歳ですし・・・。
うちの弟達は23歳ですけど・・・やっぱりガッツリした物、好きですよね・・・。
白米のおかずに、なる物・・・。
カボチャの煮物なんかは、食べられるけど好きじゃないらしいです・・・。」



「そうなんだよ!!俺も!!!
毎日仕事でお菓子食べてるから、食事はちゃんとした物食べないとマジで死ぬ!!!」



葛西さんから聞いた話では、一人暮らしを始めた当初は外食やお惣菜を食べていたそう。
でもそれらも飽き、ちゃんとした物を食べる為に実家に頻繁に帰っていたらしく・・・。



嬉しそうに笑っていた的場様が、急に残念そうな顔になった。



「お礼にと思って、完成したばっかりの商品を食べて貰いたかったんだけどな。
あんまり美味しくなかったか~・・・。
どんな感じだった?」
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