【完】可愛くて美味しい真理姉

Bu-cha

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「俺の方が苦しいだろ・・・。
なんでだよ・・・まり姉・・・。」



「的場、様・・・?」



「的場様とかやめろよ・・・。
今は仕事中じゃねーだろ・・・。」



「でも・・・まり姉って・・・。」



私が苦しみながらも声を出すと、和君が顔を少し離し私の顔を見てきた・・・。
そして、照れたように笑って・・・



「まり姉だからな・・・。
すげー可愛い・・・。」



そんな・・・



そんな・・・



信じられない・・・



あり得ないことを言ってきた・・・。



可愛い部屋着は着ているけれど、
髪の毛はナイトキャップに全て仕舞い込み、
可愛くない顔が露になっている“別の私”を・・・



和君は・・・



“可愛い”と・・・



そう、言った・・・。
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