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小学校1年生になった。
お母さんが楽しみにしていたピンク色のランドセル姿は、病室でお母さんに見せることが出来た。
“別のお母さん”だった・・・。
もうメイクは出来ない“別のお母さん”だった・・・。
「可愛いお母さんは、可愛い。
別のお母さんも、可愛い。」
お父さんが毎日毎日病室に連れて行ってくれ、この言葉を私は何度も伝えた。
だって、本当に可愛かったから・・・。
お母さんは「メイクしないと別人だよね。
全然可愛くない。」と言っていたけれど・・・
私にとっては本当に、どっちも可愛いお母さんだった・・・。
日に日に細く、動けなくなるお母さんを見て、私はいつもいつも泣いてしまっていて・・・。
そんな私を見て、お母さんもいつも泣いてしまっていた・・・。
「顔を上げて、真理。
下なんて向いてたら何も見えないでしょ。
苦しくても悲しくても悔しくても、泣く時でも顔を上げてて。
お母さんによくその可愛い顔を見せて。」
お母さんがいつもそう言うから・・・
私はいつも泣きながら顔を上げていた・・・。
お母さんに見えるように・・・。
“別のお母さん”とよく似たこの顔が・・・
お母さんが“可愛い”と言ってくれるこの顔が・・・
天国のお母さんにも見えるように・・・。
ちゃんと、見えるように・・・。
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小学校1年生になった。
お母さんが楽しみにしていたピンク色のランドセル姿は、病室でお母さんに見せることが出来た。
“別のお母さん”だった・・・。
もうメイクは出来ない“別のお母さん”だった・・・。
「可愛いお母さんは、可愛い。
別のお母さんも、可愛い。」
お父さんが毎日毎日病室に連れて行ってくれ、この言葉を私は何度も伝えた。
だって、本当に可愛かったから・・・。
お母さんは「メイクしないと別人だよね。
全然可愛くない。」と言っていたけれど・・・
私にとっては本当に、どっちも可愛いお母さんだった・・・。
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「顔を上げて、真理。
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お母さんがいつもそう言うから・・・
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ちゃんと、見えるように・・・。
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