【完】可愛くて美味しい真理姉

Bu-cha

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到着したのは人も建物も沢山の街。
目が回りそうなその世界に、目も頭もグルグルとしてくる。



高い建物を見上げ・・・そして、高すぎて・・・



「倒れるって・・・!!」



と・・・。



私の背中を理子ちゃんの小さな手が支えてくれた・・・。



「ごめん・・・。
こんな所、来たことなくて・・・。」



「4年生なんでしょ?
それなのに来たことないの?」



「うん・・・。
え・・・4年生だとみんな来てるのかな・・・?」



「そうなんじゃない?
理子は幼稚園でもたまに来てるし。」



そんな驚く発言をしてきて・・・



「理子ちゃん・・・大人だね・・・。」



幼稚園の子に思わずそう言ってしまったら、理子ちゃんは驚いた顔をして・・・。



その後に満足そうに笑い、得意気な顔になって私に街を案内してくれた。
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