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「真理姉、お帰り~!」
夜12時はとっくに過ぎているのに、理子が可愛いというよりも露出の多いナイトドレスでカメラを片手に出迎えてくれた。
「ただいま・・・。」
「舞踏会はどうでしたか?
・・・って、絶対に何かあったよねそれ!?
髪型行った時と違うし!!」
理子の指摘に苦笑いをしながら、サイドに軽くまとめただけの髪の毛を触った。
そして、理子を見詰めながら言った・・・。
「落とし物は和君がして・・・私は忘れ物をしちゃった・・・。」
「和君が落とし物?
真理姉は忘れ物・・・?何?」
和君は輝く涙を落としてしまって・・・。
私は忘れ物をしてしまった・・・。
絶対に忘れてはいけなかった物を・・・。
「“別れよう”って言う忘れ物しちゃった・・・。
和君の落とし物を見たら、言えなくて・・・。」
「言わなくてよかったよ!!!
このまま付き合えばいいじゃん!!」
「ダメだよ・・・。
“私”が“岩渕さん”だって、和君は気付いてない・・・。
“岩渕さん”のこともきっと忘れてる・・・。」
「自分が“岩渕さんだよ”って言いなよ!」
理子からそう言われて、私は首を横に振りながら自分の部屋に入った・・・。
そんな私の後ろから理子がカメラを回しながらついてくる・・・。
「“岩渕さん”だって気付かれたくない・・・。
“岩渕さん”のことは忘れて欲しい・・・。
このまま忘れたまま・・・“私”と別れて欲しい・・・。
“私”との綺麗な思い出だけで、終わりにしたい・・・。」
お母さんの薄いピンク色のドレッサーに座り、まとめた髪の毛をほどきながら理子にそう言った・・・。
“理子”に・・・。
そして、理子が回している“カメラ“に・・・。
私のことを応援してくれている人に・・・。
理子は・・・
理子は・・・
動画配信者になった・・・。
就職が出来なかった私の為に理子が動画配信者となり、私をその動画の出演者にさせ出演料を支払ってくれていた・・・。
私は・・・
私は・・・
理子が配信する動画の出演者で・・・
美容系動画の出演者で・・・
今では登録者数も100万人を突破している理子の動画の出演者だった・・・。
このカメラの向こうには、“私”を応援してくれている沢山の人達がいる・・・。
コミュ障の私を・・・
あんなに酷かった肌荒れをしていた私を・・・
試行錯誤を繰り返して体質改善をし、肌荒れを治していった私を・・・
そして、社交辞令も出来ない私のメイク用品の使用状況の感想を参考にしている人達もいる・・・。
昔からカメラを回していた理子。
理子の動画編集能力により、美容だけではなく我が家のことや私のコミュ障具合も面白く編集してくれていて・・・。
半年が絶つ頃には美容系目的の閲覧者だけではなく、我が家のことや私自身を応援してくれている人達も増えてきていて・・・。
仕事だった・・・。
仕事になっていた・・・。
今年に入り現実世界でも家事代行の仕事を始めていたけれど、理子の動画に出演していることが私の仕事になっていた・・・。
それは今も、続いている・・・。
家事代行の仕事以外の週に3日は、美容系の勉強や自分の身体のメンテナンス、メイクの練習をしている・・・。
私は・・・
理子の動画配信の出演により、一部の人達からは顔を知られている・・・。
メイク前の顔も・・・
メイク後の顔も・・・。
詐欺メイクにより別人になる姿は毎回好評で・・・。
そして、私が家族の為に作る料理も好評で・・・。
そんな理子の動画配信のチャンネル名は・・・
チャンネル名は・・・
『可愛くて美味しい私のまり姉』
だった・・・。
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夜12時はとっくに過ぎているのに、理子が可愛いというよりも露出の多いナイトドレスでカメラを片手に出迎えてくれた。
「ただいま・・・。」
「舞踏会はどうでしたか?
・・・って、絶対に何かあったよねそれ!?
髪型行った時と違うし!!」
理子の指摘に苦笑いをしながら、サイドに軽くまとめただけの髪の毛を触った。
そして、理子を見詰めながら言った・・・。
「落とし物は和君がして・・・私は忘れ物をしちゃった・・・。」
「和君が落とし物?
真理姉は忘れ物・・・?何?」
和君は輝く涙を落としてしまって・・・。
私は忘れ物をしてしまった・・・。
絶対に忘れてはいけなかった物を・・・。
「“別れよう”って言う忘れ物しちゃった・・・。
和君の落とし物を見たら、言えなくて・・・。」
「言わなくてよかったよ!!!
このまま付き合えばいいじゃん!!」
「ダメだよ・・・。
“私”が“岩渕さん”だって、和君は気付いてない・・・。
“岩渕さん”のこともきっと忘れてる・・・。」
「自分が“岩渕さんだよ”って言いなよ!」
理子からそう言われて、私は首を横に振りながら自分の部屋に入った・・・。
そんな私の後ろから理子がカメラを回しながらついてくる・・・。
「“岩渕さん”だって気付かれたくない・・・。
“岩渕さん”のことは忘れて欲しい・・・。
このまま忘れたまま・・・“私”と別れて欲しい・・・。
“私”との綺麗な思い出だけで、終わりにしたい・・・。」
お母さんの薄いピンク色のドレッサーに座り、まとめた髪の毛をほどきながら理子にそう言った・・・。
“理子”に・・・。
そして、理子が回している“カメラ“に・・・。
私のことを応援してくれている人に・・・。
理子は・・・
理子は・・・
動画配信者になった・・・。
就職が出来なかった私の為に理子が動画配信者となり、私をその動画の出演者にさせ出演料を支払ってくれていた・・・。
私は・・・
私は・・・
理子が配信する動画の出演者で・・・
美容系動画の出演者で・・・
今では登録者数も100万人を突破している理子の動画の出演者だった・・・。
このカメラの向こうには、“私”を応援してくれている沢山の人達がいる・・・。
コミュ障の私を・・・
あんなに酷かった肌荒れをしていた私を・・・
試行錯誤を繰り返して体質改善をし、肌荒れを治していった私を・・・
そして、社交辞令も出来ない私のメイク用品の使用状況の感想を参考にしている人達もいる・・・。
昔からカメラを回していた理子。
理子の動画編集能力により、美容だけではなく我が家のことや私のコミュ障具合も面白く編集してくれていて・・・。
半年が絶つ頃には美容系目的の閲覧者だけではなく、我が家のことや私自身を応援してくれている人達も増えてきていて・・・。
仕事だった・・・。
仕事になっていた・・・。
今年に入り現実世界でも家事代行の仕事を始めていたけれど、理子の動画に出演していることが私の仕事になっていた・・・。
それは今も、続いている・・・。
家事代行の仕事以外の週に3日は、美容系の勉強や自分の身体のメンテナンス、メイクの練習をしている・・・。
私は・・・
理子の動画配信の出演により、一部の人達からは顔を知られている・・・。
メイク前の顔も・・・
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そして、私が家族の為に作る料理も好評で・・・。
そんな理子の動画配信のチャンネル名は・・・
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だった・・・。
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