210 / 304
14
14-17
しおりを挟む
数日後の大学院、いつもよりも早めに着いた時・・・。
大学院の出入口の端に、1人の女の子が立っていた。
長峰とも違う、可愛すぎる女の子が1人ジッと立っていた。
その女の子のことを周りの男も女もジロジロと見ながら大学院へ入っていく。
確かに、それくらいに可愛すぎる見た目の女の子だった。
一般人ではなさそうな見た目の子が何でこんな所にいるのか不思議に思いながら、その女の子の前を通りすぎた。
そして、数歩、歩いた時・・・
「お兄ちゃん!!!」
と・・・。
そんな声が聞こえてきて・・・。
俺は瞬間的に振り返った。
そしたら、その女の子の前にはあの男が立っていた。
長峰に見せる顔とも全然違う、完全にその女の子に惚れている顔でその女の子のことを見下ろしている。
そして、その女の子もあの男のことをそれはもう可愛い可愛い顔で見上げ、恐らく弁当が入っているであろう袋を渡している。
その光景を見ながらも、さっきの“お兄ちゃん!!!”という声が頭の中で繰り返し響き渡る。
それくらいの“お兄ちゃん!!!”だった。
それくらいこの心に噛み付いてくるような、“お兄ちゃん!!!”だった。
「へぇ~・・・」
点と点が繋がった瞬間、全身が震えた。
大学院の出入口の端に、1人の女の子が立っていた。
長峰とも違う、可愛すぎる女の子が1人ジッと立っていた。
その女の子のことを周りの男も女もジロジロと見ながら大学院へ入っていく。
確かに、それくらいに可愛すぎる見た目の女の子だった。
一般人ではなさそうな見た目の子が何でこんな所にいるのか不思議に思いながら、その女の子の前を通りすぎた。
そして、数歩、歩いた時・・・
「お兄ちゃん!!!」
と・・・。
そんな声が聞こえてきて・・・。
俺は瞬間的に振り返った。
そしたら、その女の子の前にはあの男が立っていた。
長峰に見せる顔とも全然違う、完全にその女の子に惚れている顔でその女の子のことを見下ろしている。
そして、その女の子もあの男のことをそれはもう可愛い可愛い顔で見上げ、恐らく弁当が入っているであろう袋を渡している。
その光景を見ながらも、さっきの“お兄ちゃん!!!”という声が頭の中で繰り返し響き渡る。
それくらいの“お兄ちゃん!!!”だった。
それくらいこの心に噛み付いてくるような、“お兄ちゃん!!!”だった。
「へぇ~・・・」
点と点が繋がった瞬間、全身が震えた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
15
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる