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親父は生まれた時からいなかった。
俺が生まれる前に死んだらしい。
いたのは母ちゃんとばあちゃんだけだった。
じいちゃんは俺が生まれた後も生きていたらしいけど、気付いた時にはもう死んでいた。
父ちゃんとじいちゃんが死んだことによって金はあったらしく、母ちゃんは大きな腹で商店街の実家に戻りばあちゃんと2人で細々と駄菓子屋を続けていた。
「竜!!!また喧嘩したんだってね!?
いい加減にしなさいよ!!!」
小学校から帰ると母ちゃんから怒鳴られたけど、俺は両手で駄菓子を掴み取り商店街の出口へと走った。
いつ誰とした喧嘩なのかさっぱり分からないくらい、俺は喧嘩に明け暮れていた。
母ちゃんもばあちゃんも、他の大人達も幼馴染み達も学校の奴らも全員嫌いだった。
いや、2人だけは結構好きな奴がいた。
その2人だけは俺のことを嫌な目で見なかったから。
いつからか、気付いた頃には色んな奴らが俺のことを嫌な目で見るようになってきた。
それに気付いてからは、嫌な目で見てくる奴らをボコボコにしていった。
なんだかすげー汚い物を見るような目で俺のことを見てくるから。
俺が生まれる前に死んだらしい。
いたのは母ちゃんとばあちゃんだけだった。
じいちゃんは俺が生まれた後も生きていたらしいけど、気付いた時にはもう死んでいた。
父ちゃんとじいちゃんが死んだことによって金はあったらしく、母ちゃんは大きな腹で商店街の実家に戻りばあちゃんと2人で細々と駄菓子屋を続けていた。
「竜!!!また喧嘩したんだってね!?
いい加減にしなさいよ!!!」
小学校から帰ると母ちゃんから怒鳴られたけど、俺は両手で駄菓子を掴み取り商店街の出口へと走った。
いつ誰とした喧嘩なのかさっぱり分からないくらい、俺は喧嘩に明け暮れていた。
母ちゃんもばあちゃんも、他の大人達も幼馴染み達も学校の奴らも全員嫌いだった。
いや、2人だけは結構好きな奴がいた。
その2人だけは俺のことを嫌な目で見なかったから。
いつからか、気付いた頃には色んな奴らが俺のことを嫌な目で見るようになってきた。
それに気付いてからは、嫌な目で見てくる奴らをボコボコにしていった。
なんだかすげー汚い物を見るような目で俺のことを見てくるから。
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