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「ごめん・・・蚊がいて・・・」



「そんなのどうでもいいから。
とにかく俺には触らないで。」



そう言われてしまって・・・。



「やっぱり1人で帰って。」



私に背中を向けて早足で歩き始める。



「担当のことは分かったから。
仕事以外で俺に関わってこないなら会長が担当でもいい。」



そう言って、ポケットに両手を入れて夏の夜の下を早足で歩いていった・・・。
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