【完】夏の夜に、またね。(カットページ掲載済2023.5.14)

Bu-cha

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よく考えたら冷房もつけないままエッチを始めていたから2人とも汗だくだった。
どちらの汗かも分からないくらいに2人とも汗で濡れていて、ニャンの顔にも大量の汗が浮かびそれが私の顔にポタポタと落ちてきている。



それを見ながら、それを感じながら、呼吸を整えているニャンの顔を見詰めていると、ニャンがゆっくりと腰を引いてソレを抜いた。



そして・・・



「今日、1人で帰れる?」



ニャンが部屋の中にある時計に視線を移した。
見てみるとまだ電車の動いている時間。



「うん、電車動いてるから。」



「ごめん、絵が・・・。」



「絵?」



「うん、絵・・・絵が描きたくて。
次はちゃんと送っていく。」



それには自然と笑顔になり、私の上から退いたニャンに続き私も起き上がった。



「私のことより絵の方が大切だよ。
人気画家の須崎先生なんだから。」



「それ・・・なんか絶対バカにしてるだろ?」



「え!?してないよ!!
ニャンが画家の先生でもあり非常勤の美術の先生でもあって、先生ってキャラじゃないじゃん!なんて思ってないよ!!」



「言ってる!!それ心の中の声言ってる!!」



ニャンが怒りながらも笑って、脱ぎ捨てていたスウェットのズボンを履いていく。



「シャワー勝手に使っていいから。」



「うん、ありがとう。」



返事をしてから鞄を手に取り、中からスマホを取り出した。



「ニャン・・・連絡先。」



「ああ・・・いい、覚えてる。」



「え?」



「消したけど覚えてるから大丈夫。
高校の時みたいに毎日のように連絡は出来ないと思う。
集中しだすと高校の授業の方も忘れそうになるくらいだから。」



そう言って、スウェットのズボンのポケットに片手を入れてジャラジャラと音の鳴る鍵の束を取り出した。



そしてその中の1本を取り外し私に差し出してきて。



「これ、ここの鍵。
隣で寝てることもあるけどなるべくこっちで寝るようにはするから。
ここにいてくれれば全く会えないってことはないと思う。
何かあったら隣の部屋のインターフォン鳴らしてもいいし。」



「鍵、いいの・・・?」



渡された鍵を両手で握り締めながら聞くと、ニャンが嬉しそうに笑いながら頷いた。



「好きな女の子・・・ここに入ってきちゃったりしない?」



「ここには来ない、隣の部屋にしかあの子は来てくれたことがないから。」



その言葉で無意識に601号室の方を見た。



「隣はちゃんと綺麗にしてからカヤも入れるようにするから。
とりあえず今は・・・」



ニャンがソワソワとしながら半袖も着た。



「ごめん、絵描いてきていい?」



「うん、行ってらっしゃい、先生。」



「絶対バカにしてるだろ!!!」



ニャンが大笑いしながらバタバタとこの家から出ていった。
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