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カヤside.......
ニャンの602号室の家を急いで出て、エレベーターで1階へと降りた。
そしてエントランスを歩いていたら1人の男の人がスーツ姿で歩いてきて・・・。
少しだけ俯いているその人に声を掛ける。
「先日はありがとうございました。」
私が声を掛けると男の人がパッと顔を上げ、目を大きく見開き驚いた顔をしている。
「あ・・・その、今ニャンの部屋にお邪魔していて。」
「ニャン・・・?」
「先日もお話しましたけど、須崎君です。」
「先日・・・?」
「この前須崎君や副ちゃん達と一緒にビアガーデンで・・・」
そこまで言ってやっと思い出した。
「あ!ごめんなさい、先日は私アイテープで目をパッチリさせていて!
アイテープを取るとこういう顔なんです!」
慌てて男の人に説明をする。
この前ビアガーデンで一緒に飲んだ人、ニャンの隣に座っていた男の人に。
「え・・・会長!?」
「はい、会長です。」
「マジで!?マジか・・・!!
マジだったんだ・・・!!!」
男の人が物凄く大きなリアクションをしだして、エントランスには大きな声が反響している。
それから急に神妙な顔になって・・・
「夏夜と仲良かったんだろ?
何がダメだった?
付き合う程は好きじゃなかった?」
そんなことを聞かれてしまった。
それには泣きそうになりながらも答える。
「私は“普通”じゃないから・・・。
ニャンとはどうしても付き合えませんでした。」
ニャンの602号室の家を急いで出て、エレベーターで1階へと降りた。
そしてエントランスを歩いていたら1人の男の人がスーツ姿で歩いてきて・・・。
少しだけ俯いているその人に声を掛ける。
「先日はありがとうございました。」
私が声を掛けると男の人がパッと顔を上げ、目を大きく見開き驚いた顔をしている。
「あ・・・その、今ニャンの部屋にお邪魔していて。」
「ニャン・・・?」
「先日もお話しましたけど、須崎君です。」
「先日・・・?」
「この前須崎君や副ちゃん達と一緒にビアガーデンで・・・」
そこまで言ってやっと思い出した。
「あ!ごめんなさい、先日は私アイテープで目をパッチリさせていて!
アイテープを取るとこういう顔なんです!」
慌てて男の人に説明をする。
この前ビアガーデンで一緒に飲んだ人、ニャンの隣に座っていた男の人に。
「え・・・会長!?」
「はい、会長です。」
「マジで!?マジか・・・!!
マジだったんだ・・・!!!」
男の人が物凄く大きなリアクションをしだして、エントランスには大きな声が反響している。
それから急に神妙な顔になって・・・
「夏夜と仲良かったんだろ?
何がダメだった?
付き合う程は好きじゃなかった?」
そんなことを聞かれてしまった。
それには泣きそうになりながらも答える。
「私は“普通”じゃないから・・・。
ニャンとはどうしても付き合えませんでした。」
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