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“ゆきのうえ商店街”の近くにある小さな神社、その裏で今日もカヤを待つ。
ティーシャツにスウェットのズボンではなく、いくらか良い私服を着てカヤを待つ。
出てくれない電話をもう1度掛け、見てもくれていないメッセージをもう1度送る。
《“ニャン”の所で待ってる。
少し話したい、10秒で終わるから。》
神社の裏から見える太陽の光り、そこにカヤの影が現れないか今日も長い時間眺めていた。
長い長い時間眺め、そしてオレンジ色の光りになってきた時・・・
小さな影が現れた。
それを見た瞬間、俺は走り出した。
「カヤ・・・!!」
カヤを呼びながら神社の裏から出ると、いた。
ネコが・・・“ニャン”がいた。
「お前かよ!!」
ネコに突っ込むと、ネコはまた俺にガンを飛ばしてきた。
「カヤどこにいるんだよ?」
不細工なネコを睨み付けながら言ってみると、ネコは俺にガンを飛ばし続けたまま神社を歩きだした。
「カヤの所に連れていけよ!?」
俺の前に現れたからにはカヤの所に連れていってくれる・・・。
そう期待しながらネコの後をついていった。
ティーシャツにスウェットのズボンではなく、いくらか良い私服を着てカヤを待つ。
出てくれない電話をもう1度掛け、見てもくれていないメッセージをもう1度送る。
《“ニャン”の所で待ってる。
少し話したい、10秒で終わるから。》
神社の裏から見える太陽の光り、そこにカヤの影が現れないか今日も長い時間眺めていた。
長い長い時間眺め、そしてオレンジ色の光りになってきた時・・・
小さな影が現れた。
それを見た瞬間、俺は走り出した。
「カヤ・・・!!」
カヤを呼びながら神社の裏から出ると、いた。
ネコが・・・“ニャン”がいた。
「お前かよ!!」
ネコに突っ込むと、ネコはまた俺にガンを飛ばしてきた。
「カヤどこにいるんだよ?」
不細工なネコを睨み付けながら言ってみると、ネコは俺にガンを飛ばし続けたまま神社を歩きだした。
「カヤの所に連れていけよ!?」
俺の前に現れたからにはカヤの所に連れていってくれる・・・。
そう期待しながらネコの後をついていった。
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